ひらめき
なぞとき日記

エッセイ・ブログ 日記 エントリ中

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生きる道を求めて放浪していた青春時代を思い出しながら、気まぐれに少しづつ書いています
常識からは かなり超越していますが、真理探究や、精神世界に興味がある人は見て下さいね
 
  
【内容】 
風刺 絵 小説 色々楽しい「閃きの箱」  日本人の生きる意味 課題 真理探求企画
        若き日々の不思議な記憶の中に隠された意味を解く 封印された記憶…閃き日記 

【一言】 4行詩の教訓・格言・随想・激励文集 苦悩の青春時代の放浪体験記 回想文集
       「ひらめきの箱」 → 悩める彷徨い人の玉手箱現・元 食開けてびっくり奇跡の白煙
   
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求道編        

解明編
 
 
ひらめき日記 脱会編 66

母は若い頃、大屋敷に奉公した経験があって、接待で「大本教」の教祖と信者の陰の実態を

目にする機会があった。神の言葉を掲げて、多くの女性信者に奉仕させて食い物にする一面

が許せなかった。息子の入った教団も、実は同じ臭いを感じて強い反対の気持を持っていた

(もうそろそろ何とかしなきゃ…)と思っていた処に帰ってきた息子の脱会相談に快く賛同した

 
 
ひらめき日記 脱会編 67

(本来なら、自分が教団に乗り込んででも息子を連れ戻さないといけなくなるかも知れない…)

と覚悟していたのだった。(せっかく左翼思想の洗脳が解けても今度は宗教の洗脳から脱ける

ことの方がより難しくなるかも知れない…左翼から右翼へと思想の放浪を続けている息子を、

そろそろまっとうな普通の社会に取り戻さなければならない…)と感じていたそんな時だった

 
 
閃き日記 脱会編 68

放浪息子の突然の帰郷だった…しかも一緒に女性を連れての脱会の里帰りとは唐突過ぎた

(何かに行き詰って決死の覚悟で帰ってきたようだ…まあ何にせよ…卒業できて良かった…)

私は脱会決意後、これからどうしたものか部屋を借りるお金も無い状態を素直に打ち明けた

二人はまず突然行方不明になり、しばらく教団の追跡から身を隠す必要があることを告げた

 
 
閃き日記 脱会編 69

(連れ出してくれてありがとう…)母は脱会に導いてくれた彼女に密かに手を合わせ感謝した

脱会後しばらく教団から身を隠すための部屋を借りる敷金を明日までに借りたい旨を伝えた

母に甘えて、ありのまま話している自分がいた。私は母が受け入れてくれると直感していた

母は息子の「思想の放浪は宿命」と放ってきたが(今、脱け出す手助けができる…)と思った

 
 
閃き日記 脱会編 70

その頃、組織では研修会に向けて出発しようとしていた。国民宿舎で3日間、新方針を聞く

重要な研修会で皆、準備して乗り込んだが、ワゴン車には二人分だけが空席のままだった

準備もせずに消えた二人を探しても見つからず、いくら待っても来ないので仕方なく出発した

途中「うわさ話」が出て(あの二人は怪しい…男女問題を起こしたかも)と冗談を言い合った

 
 
閃き日記 脱会編 71

同じ組織にいた者達の「明日への旅立ち」は、明暗を分ける正反対の方向に進みだしていた

教団のメンバー達の向かう「滅びの道」は、一見すると楽しい集団の旅行の雰囲気であった

一方、脱会決意して向かう二人の進もうとする「見知らぬ道」は不安と戸惑いの中にあった

教義に背く負債感を振り払いつつ、逃避への選択がいつか正しかった…となるように祈った

 
 
閃き日記 脱会編 72

夕焼け雲の下、故郷の台所で、二人は母の支度した夕飯を食べ終え、早めに就寝についた

この日私達はかつて祖母のゼンの使っていた、なつかしい二階の部屋に泊まることになった

さんざん歩き疲れていたのか、布団を並べて敷き早めに床につくとすぐに泥のように眠った

深夜、仕事から遅く帰ってきたは夕食をとりながら、が脱会決意した話を母から聞いた

 
 
閃き日記 脱会編 73

食事を終えては階段を上がってきた。は自分の部屋に入ろうとフスマの前まで来た時

二つの布団のこちら側に寝ている、見知らぬ不思議な雰囲気の女性の寝顔に気がついた

気配を感じた彼女が微かに目を開けた。「…!」兄は慌てて自分の部屋に入り襖を閉めた

彼女は初めての他人の家に泊まることになって、興奮と緊張感の中で実は寝つけなかった

 
 
閃き日記 脱会編 74

翌朝、は早起きして部屋から出る時、目が覚めた彼女を横目でチラリと見て降りて行った

昼前、母が郵便預金を下ろしてくれた。(母さん…本当にありがとう!後で必ず返すからね…)

母にお金を借り、兄に保証人の捺印を貰い、古い2階建木造アパートの小さい部屋を借りた

夜になって皆に気づかれないよう彼女のまとめた荷物を少しずつ何回にも分けて車で運んだ

 
 
閃き日記 脱会編 75

荷物はいつでもすぐ運べるように、皆が気がつかない倉庫入口に予め密かに移動していた

この日、メンバー達は国民宿舎へ研修会に出発してから、まだ帰ってなくて誰もいなかった

重要方針を聞く為に全員ワゴン車に乗り込んで出発したのか幸い乗用車が1台残っていた

事務所に入り、キーを持ち出し、トランクと後座席に荷物を積めるだけ積み込んで運び出した

 
 
閃き日記 脱会編 76

運ぶ途中、ふと伝道師のガッカリする顔が浮かんだ。(すみません。折角、僕が教団に戻った

時は喜んでくれていたのにまた離れます。○さん、期待に添えない霊の子を許して下さい…)

だが離れる負債を超えさせる優先順位があった。天に背いて離れる…という感覚ではなくて

むしろ主が備えてくれた「宿命の出会い」に感謝し「脱出の指令」を心良く受け入れていた

 
 
閃き日記 脱会編 77

信者から見れば「男女問題」を犯しての脱会は「堕落」と映るが…真相は「栄光への脱出…」

(教義より優先すべき大切なもの…今は道案内の使者と共に行く「次の道」を最優先しよう)

部屋に戻り最後の荷物を彼女に渡した。次の道に進む為に必要な「脱出準備」が全て整った

「これで全部運び終えた…さあ、車を返しに最後のお別れに行こう」二人は車に乗りこんだ

 
 
閃き日記 脱会編 78

教団の横の駐車場前まで来るとバスが戻っていた。「あ、みんな研修から帰ってきている…」

一旦そのまま通り過ぎて、裏通りの公園に来ると、考えて彼女だけを先に降ろすことにした

「二人はそれぞれ別々の用事で参加しなかったことにしよう…僕は時間をずらして戻るよ…」

彼女は何気ないふりして先に戻った。家の用事を済ませたことにして私も3時間後に戻った

 
 
閃き日記 脱会編 79

「あれ?今までどこに行ってたの?みんな心配してたよ」「ご免…ちょっと急用ができて…」

重要な研修に参加しなかった二人のことを残念がり、疑うような不信な眼差しで責め立てた

それぞれ急用で参加できなかった言い訳をした。二人共とぼけて偶然に重なったことにした

まるで針のムシロ状態、皆の視線が突き刺すように白い目でいたたまれない思いになった

 
 
閃き日記 脱会編 80

二人は何も無かったように平然を装い別れを噛み締めた。(みんな、元気で…さようなら…)

皆は研修を受けた余韻で熱く興奮していた。 その夜、二人は遂に脱出を決行した。闇夜の

逃避行のスリルを感じながら、まだ見ぬ未来の「希望」に向かって雑踏の中に消えていった

-------------  ほのぼの童子の 脱会日記1  特別公開 おわり -------------

 
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