生きる道を求めて放浪していた青春時代を思い出しながら、気まぐれに少しづつ書いています。 常識からは かなり超越していますが、真理探究や、精神世界に興味がある人は見て下さいね。 |
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【内容】 「訓練の意味」を求めて放浪する青春回想記 竜宮の玉手箱 … 封印された記憶 【一言】 4行詩の教訓 格言・随想・激励文集 苦悩の青春時代の放浪体験記 回想文集 |
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| ◎閃き日記 脱会編 65 | |||||||||
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彼女を連れて玄関前に立ち、緊張しながら引戸を開けた。「ただいまー」「あら…お帰りー」 実家に帰り着くと、母の前に彼女を紹介して今までのいきさつと「脱会への意志」を伝えた。 母は息子が「教団を離れる決意」をしたことを聞くと、内心ホッとしたのかニッコリ微笑んだ。 宗教には嫌悪感があったが息子が左翼の洗脳から脱け出す機会になれば…と黙認していた。 |
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| ◎閃き日記 脱会編 64 | |||||||||
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二人は駅を出てしばらく国道を歩いた。昔あった広い材木屋の敷地はコンビニになっていた。 久しぶりに帰ってきた寂しい田舎にも、時代の変化が少し現れて華やかな風が香っていた。 やがて小さな橋の上に来ると忠霊塔の丘が見えてくる。麓に建ち並ぶ民家が川面に映った。 橋を渡って川沿いの細い小道を歩いていくと、いよいよ懐かしい「実家の裏庭」が見えてきた。 |
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| ◎閃き日記 脱会編 63 | |||||||||
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列車の中でいつの間にか、「主人とポチの関係」を演じてしまった二人は、日本人のたどる 宿命の雛形を先駆ける出会いをしていた。だがこの時はお互いにその立場を悟れなかった。 ポチが主人を背中に乗せて宝が埋まっている山へ向かって走り出すイメージが浮かんだ… やがて未来の「閃きの宝」を乗せた列車は、ポチの前足の地点にある「○○駅」に着いた。 |
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| ◎閃き日記 脱会編 62 | |||||||||
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彼女が「主人」の立場に立ち、私を「ポチくん」と呼んでくれることに心踊る快感が走った。 不思議な「道案内人」を連れて、私は犬の前足にあたる懐かしい故郷の駅に近づいていた。 彼女は私の未来にやがて必要となる不思議な閃きの手がかりを何気なく見せてくれていた。 この時、私はまだ彼女のおどけた姿に隠されたギャグのしぐさの深い意味が判らなかった。 |
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| ◎閃き日記 脱会編 61 | |||||||||
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(「地図の犬」に対しての今の列車の位置を訊ねているのか…)最初はそう思ったが違った。 (僕が「ポチ」なのか?)犬の地形の地図を見ながら答えた。「んーと今、首の下辺りかな…」 いつの間にか私の「あだ名」は勝手に「ポチ君」にされてそのまま受け入れて返事していた。 「ポチくん」と呼ばれてもまんざら悪い気ではなく、むしろ(お気に入り)のニックネームだった。 |
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| ◎閃き日記 脱会編 60 | |||||||||
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自分の閃きや想像をはるかに超えた、不思議な感性を持つ使者と出会っていると予感した。 歓喜する私に気づいたのか、彼女は右手を少し上げると、急に微笑んではしゃいで見せた。 (ポチくん、はーい!)私の「あだ名」を呼ぶ時の、手をあげて質問するギャグを思いついた。 「ポチくん、はい!…今どの辺り?」彼女は私のことを「ポチ」と呼んで現在位置を質問した。 |
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| ◎閃き日記 脱会編 59 | |||||||||
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彼女は子供のように純粋な心で、ある物を見て、感じたままの気持ちを素直に口にしていた。 「犬がいる…ポチがいるね」「えっ?…どこ?」車窓の風景を探したが、彼女の視線の先には 糸島の志摩半島地図があった。「あっ…」(確かに犬の顔に見える…ふーむ…鋭い感性…) 私は彼女の子供のような何気ない素直な感性が、とても尊い「大切な宝」であると直感した。 |
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| ◎閃き日記 脱会編 58 | |||||||||
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車窓の景色を見ながら、私は萎縮した心で汽車通学していた高校時代の頃を思い出した。 久しぶりの旅気分で、彼女も私の育った実家に連れて行かれるのがとても嬉しそうだった。 列車は糸島郡に入り田園の風景に変わった。彼女はこの地域に何か言い知れない切ない 淋しさが漂うものを感じた。車内の壁面の地図をぼんやりと見てつぶやいた。(犬がいる…) |
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| ◎閃き日記 脱会編 57 | |||||||||
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急に「内部研修会」で全員宿舎に集ることになり、みんな2日宿泊予定の身支度をしていた。 二人は示し合わせて脱会の手筈を決めた。私は彼女を連れて故郷に向かう電車に乗った。 皆とは反対方向の列車に乗り、「新たな旅立ち」に踏み出した。昼間は乗客が少なく、空席 には暖かい陽が当たり、心地よい揺れとレール音に、懐かしい田舎の風景が流れていった。 |
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| ◎閃き日記 脱会編 56 | |||||||||
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しかし今更後悔しても始まらない。今、問題は部屋を借りる為の軍資金をどうするかである。 二人は相談し合った。彼女はかつて相当な売り上げを出していたから(貯蓄があるか…)と 期待して聞いたが、(給料も貰ってないし貯蓄も全くしていない)という。…これは痛い教訓 だった。(もう仕方ない…実家の母にありのままに話して頼むしかない)という思いに至った。 |
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| ◎閃き日記 脱会編 55 | |||||||||
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何をするにしても必要となる「お金」に対して人任せにし、あまりにも無頓着に生きてきた… 社会人の当然の「常識的備え」も、生きていく「用心深さ」も欠落している自分に気づいた。 (特殊な集団に留まると厳しい現実生活が判らなくなる…こんなところに長居すると駄目だ! 人生を振り回して奴隷化し、貴重な青春時代を奪うハゲタカにこれ以上もう惑わされないぞ… |
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| ◎閃き日記 脱会編 54 | |||||||||
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この組織は、日本の若者たちの「忠誠心」を最大限に利用して巧みに惑わす存在なのか? 主君に忠実な国民性を悪用し、人生を振り回して、惑わすものが現れたら警戒せよ!とある。 若者たちの将来の可能性を考えず、偏った教育指導しか出来ない組織にいたことを悟った。 訓練に耐え抜くほどクズになっていく、使い捨て御免の「非情のゴミ箱」にいたことを悔いた。 |
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| ◎閃き日記 脱会編 53 | |||||||||
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教義の「個性完成」とは言葉だけで、実態は若者の個性を正しく磨く「道場」にはなっていない… 本来ならば、一生貫く自分の天職を見出し、仕事に誇りを持って、技術を磨き、社会に貢献する バランス取れた訓練であるべきだが、小会社の社長でさえもしていることが疎かになっている。 ここには人として不適任な未熟な指導がある。親代わりになって鍛える意味を履き違えている… |
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| ◎閃き日記 脱会編 52 | |||||||||
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教祖が必要とする金額目標の達成の為に信者達がお金集めに日夜奔走し、捧げ尽すことに 疑問を持たずに信じてきたが、ここにきて個人を犠牲にして、全体を最優先していく極端過ぎる 組織の収奪的形態の弊害に気づいた。ここは無責任な依存的・無能者の育成道場のようだ… |
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| ◎閃き日記 脱会編 51 | |||||||||
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この組織での共同生活は、社会人としての常識や、自分の長い人生に備えるべきことを怠り、 通常の感覚のバランスを失っても気づかないほど、ぬるま湯に浸かってきたことに気がついた。 自分の自由に使える、わずかな蓄えすら全く無かった。全体の使命ばかりに追われてしまい、 個人で各自が備えるべきものを考慮しない組織の指導の極端さに「滅びの悲劇」を予感した。 |
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| ◎閃き日記 脱会編 50 | |||||||||
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今まで組織に寄りかかり、自分の人生を依存してきた無計画な「献身生活」がたたっていた。 献身する時に、一切の所有観念を持つことは許されない為、身の周りの必要な生活の道具 は全部、教会に捧げていた。全てを捨てさせられ、自分が所有する金も通帳も何も無かった。 無報酬で奉仕を続けてきた結果、いざ「自分の道」を出発しようとした時に問題になってきた。 |
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| ◎閃き日記 脱会編 49 | |||||||||
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何の計画も無く今いきなり脱会しても、全く行く当てのない不安だらけの状態に気がついた。 これからどうしたらいいか、何処に行くか、何を準備したらいいのか頭を抱え込んで考えた。 これから自立する現実生活の「答え」が見つからず、迷いながら、一ヶ月がたちまち過ぎた。 ある日、不動産を巡って安い部屋を探したが、最低4月分の敷金と保証人が必要になった。 |
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| ◎閃き日記 脱会編 48 | |||||||||
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(二人で脱け出そう)と心に決めたものの、いざとなると何の当てもなく不安を感じていた。 自分一人だけなら、住み込みで働く食事・寮付きの弁当仕出し屋に入ればいいが、彼女と 二人では、そういうわけにはいかない。今回、彼女に緊張と心労を与えるような環境に連れ ていくことは出来ない…いくら狭くても最低、落ち着ける「住まい」を確保してからでないと… |
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| ◎閃き日記 脱会編 47 | |||||||||
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忍耐猫の「記憶と意味」を彼女が引き出していた…「閃きのカギ」を預かる存在の予感がした。 冬の闇から、主の待つ新居に戻るまでの「猫の忍耐」が示す「課題」を悟る最初の閃きだった。 (不思議な子だ、きっと…この子と一緒に脱け出して、次の道へと進んでみよう…)果たして…、 「不思議な心」の道案内の明かりを手にして、密かに「闇の道」から脱け出せるのであろうか? |
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| ◎ひらめき日記 脱会編 46 | |||||||||
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餓死寸前で帰ってきた痩せた猫を抱えて感じた、絶望の冬に耐えた切なさと愛しさの混じった 感触だった。安らぎの家に戻れる日を、ひたすら待ち続け、寒空の下、空腹で外を彷徨う猫の 姿が浮かんだ。飢えと寒さに耐え、ようやく元の家の飼い主の膝の上に、辿り着いた安堵感… (間に合って良かった…)その時…横で疲れて眠る彼女の姿と、ミケの忍耐の意味が重なった。 |
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| ◎ひらめき日記 脱会編 45 | |||||||||
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自分を包む背後の霊界が、歓喜にあふれて広がり、心の底から喜びが溢れてくるのを感じた。 目を閉じて彼女の手と頭に触れていると、ふと幼い頃の記憶が浮かんできた(懐かしい感触… 昔…行方不明の猫がやつれて戻ってきた時、全身喜びに包まれてミケを抱いた、あの記憶…) |
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