フェレットにしつけをする際には、ある程度人間側が彼らに合わせてあげることも必要です。しかし、人間としては最低限こうして欲しいということもありますよね。
私の場合、呼んだらくること(招呼)、トイレの使い方、噛まないこと、抱いたら大人しくしていて欲しいと思いました。それぞれのしつけ方を紹介します。何かの参考になれば・・・・
(1)名前を呼べば寄ってくる
(2)トイレ
(3)噛み癖をなくそう
(4)抱き癖をつけよう
まずは名前を呼べば(特定のしぐさでもOK!:床をたたく等)寄ってくるようになっ
てもらいましょう。最初は名前を呼びながら手のひらでおやつや餌を与えます。次におやつをすぐに与えずに少し距離を置いて名前を呼び、手のひらのおやつを見せれば寄ってくるようになるでしょう。これをしつこく繰り返せば「名前を呼ばれる=おやつをくれる!?」と思うようになるでしょう。ここまでくれば、あと一歩です。「名前を呼ばれる=とりあえず行かなきゃ!」と思わせることです。もちろん「今はおやついらない」「行っても何もくれないし」「今はこっちの方がおもしろいの」と思っているのか無視されることもあります。人間でもありますよね・・・
また、この応用としてフェレットに芸を覚えさせることもできます。芸を教える場合は、その芸のキーワード(例えば「ごろーん」)とい
いながら、芸をさせて、ご褒美をあげるようにします。
フェレットのトイレのしつけはケージ等の小さな場所からはじめて、出来るようになってからだんだんと範囲を広げていくのが良いとされています。フェレットはある意味でトイレを勝手に決めてしまいます。ご存知の通りフェレットは尻尾をピンと立てて壁に向かって後ずさりし、お尻が壁に当たると、そこでストンと腰を落としてウンチ・オシッコをします。以後は糞尿の臭いを頼りにそこをトイレとします。寝起きや遊んでいるときにウンチ・ポーズをとったら、すぐにトイレにつれていきます。これを繰り返すうちに、トイレ以外の場所では、ウンチ・オシッコをしなくなると思います。ケージ外で遊ばせているときには、部屋の中に数カ所トイレを設置してあげましょう(うちの場合:ケージ内と玄関がトイレです)。しかし、困るのは気付かないうちに勝手にトイレと決めてしまうことがあることです。うちの場合、モップが子モップだった頃に本棚と壁の隙間をトイレにされました(驚きました・・・あのウンチの山には!!)。もし、家具の裏などをトイレにされてしまった場合には、@立入禁止にする、Aトイレを設置するという二通りの方法があります。前者の場合は、ウンチ・オシッコのにおいが残らないように漂白剤をしみこませた雑巾でよく拭き(漂白剤が乾くまではフェレットをその上に行かせないように!)フェレットが入れないようにしてしまいます(参考:家具の隙間や裏の点検)。うちの場合、成長とともにその隙間に入れなくなったため、封鎖する必要はありませんでしたが・・・恐るべしNZ産。後者については説明はいりませんね。
ここで、トイレを購入する際の注意点を書いておきます。まず第一にトイレの大きさです。例えば、小動物用の三角トイレは子供の時には良いのですが成長につれてトイレの外側にはみ出すようになります・・・・ウンチが!!そしてだんだんと使われなくなります。
(うちでは現在、先生からわけていただいたセントポーリアとシャコバの水受けとして使っています・・・昇格?)
よってトイレはフェレットの体がすっぽり入る四角いものが良いでしょう。また、ケージ内のトイレは動かしたりして遊ぶので、うちの場合トイレの角にドリルで穴を空けスプリングの両端につけたS環で、ケージの外側から固定しています。
トイレ砂を掘り返して遊ばないようにするには、トイレ砂をたくさん入れすぎないようにすることと(2B程度)、ウンチもしくはオシッコのしみた砂を少し残しておきます。ただし、トイレを汚くしすぎないようにします(トイレを使わなくなります)。また、トイレ砂の種類を頻繁に変えないようにする事も重要です。トイレ砂を変える場合には、比率を徐々に変えるようにします。そしてトイレ砂を食べてしまうことがあるので注意が必要です。特に固まる砂の場合、腸閉塞をおこす場合があります。食べなくても足の裏(肉球)が荒れてしまうこともあります(参考:Ferret
supplies)。
せっかくの可愛いフェレットなのに、噛み癖が激しくてお互いの信頼関係 を無くしては、双方にとってマイナスです。そのために噛み癖は直さなければなりません。しかし、噛まれることを嫌がっていれば馴らすこともできません。
ほとんどのフェレットは仲間どうしで、乱暴でめちゃくちゃな遊びをします(例えばプロレスごっこ)。フェレットにとって遊ぶことは優秀なハンターとなる為の準備であり、他のフェレットとの社交術を身につける助けとなる行為です。しかし、フェレットが人間を巨大なマウスに見立てたりしてはたまりません。あなたには毛皮も無く、彼らのような防御力も機動力もありませんから、より怪我をしやすいのです。たとえじゃれ噛みが控えめなものであっても、ついうっかり怪我をさせられることもあります。顔を攻撃されたり、家族の中で皮膚の弱い人や抵抗力の弱い人が狙われると、大怪我をさせられる危険が増します。
赤ちゃんフェレットの場合は歯がかゆくて噛んだり、人間を恐れて噛んだりします。さらに、どの様にしたら人を傷つけずに噛むことができるのかを知りません。フェレットは悪意があるのではなくて、噛んではいけないということを学ぶ必要があるだけだという事を忘れないでください。小さい子(概ね6ヶ月未満)は大人より噛み癖が激しいようですが、これは半分は遊びなので、多少の噛み癖は許してやってください。
大人になったフェレットが噛む場合はほとんどがじゃれ噛み(または甘噛み)ですが、何かを訴えている場合が大半です。例えばプロレスごっこの相手をして欲しい等。また、お腹が痛いとか歯が痛い場合に噛むことがあります。
【噛み癖矯正の仕方】
まず最初に教えなければならないのは「この人は餌をくれるいい人=飼い主」ということを認識させることです。
「遊んでくれる人」であることも大切ですが、これだけではいけません。「いい人」を認識させるには名前を呼べば寄ってくるの項で紹介したようにおやつを利用し、根気よくおやつや餌を手でやるといいと思います。しかし、手を噛まれる場合には少し距離を置いてもいいでしょう。ただし、手でやっていて噛まれたときには叱りすぎないでください。これでは、「餌をとろうとすると怒るイヤなやつ」になるので最初は我慢してください。
さて噛み癖矯正についてですが、基本は「噛んだら、すぐに叱る」ということです。「すぐに」というの
が大事で噛まれている最中や本当に直後でないと、何を叱られているの か理解できません。「何度叱っても噛んでくる」と悩んでいる方も多いと思いますが、それは叱りつけるときに「怒られている!!」という実感がフェレットには感じられていないためです。
叱り方は色々あります。最も一般的に行われるのは鼻を指ではじく(俗に鼻ピン)方法でしょう。しかし、鼻ピンは最善の方法ではありません。フェレットはあなたをいいものよりも悪いものと結びつけてしまうかもしれません。間違った飼い方をされたフェレット(虐待等)や異常に攻撃的だったり、おびえているフェレットに鼻ピンでしつけようとするのは間違いです。他には首筋をつかみ(噛みつく)振ったり床に沿って引きずりながら叱る方法(この方法はフェレットや犬、ネコの母親が子供にする方法をまねたもの)、顔をぎゅっ
と掴む方法などがあります。さらにフェレットにとってイヤな味、臭いのするビターアップルやビターライムを噛まれるところに塗る方法もありますが、この方法はフェレットにとって嫌なイメージを抱かせることになるので私はお勧めしません(ただし、タバコのフィルターを噛むなどの場合には有効です)。いくつかの方法を組み合わせて試みてください。また叱るときには「ダメ!」、「痛い!」「コラ!」とか大きな声を出すのもいいでしょう。そうすれば「ダメ!」等の一声で、いたずらなどを未然に防ぐこともできるようになります。ただし決してフェレットの名前を呼んで
叱らない様にしてください。名前を呼ばれると叱られると勘違いしてしまいます。
噛んだら叱るを根気よく続ければ、かなりの確率で噛み癖は直ります。ただし、 一番大事なことは常に、愛情を持って叱るということです。
寄ってきたところを捕まえて無理矢理膝の上に載せてひたすら頭(特に耳の後ろあたり)をなでたりしてあげます。そうすれば、必ず眠くなります。ただし、抱き癖をつける際にいくつかの注意点があります。
1)抱いたら絶対に暴れても離さない(そうしないと暴れれば自由にしてくれると思ってしまいます。
ひどいときは攻撃してきます)。
2)抱いているときに叱りすぎない(叱ることが多いと「膝の上に行くと怒られる」と思ってしまいます)。
3)膝の上ではちょっかいを出さない(「膝の上に行くといじめられる」と思ってしまいます)。
4)極力フェレットの体が動かないように抱きしめて自由をなくす(体の自由を奪うように長時間抱きしめると眠くなります・・・人間の子供と一緒ですね)。
5)眠るまで優しくなで続ける
以上の注意点を守って、しつこく繰り返してるうちに膝の上で可愛い寝顔を見せてくれるはずです。
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