●●●●●Ferret Supplies ●●●●●
 
(フェレットを飼うために必要なもの)

ここではフェレットを飼うにあたり最低限必要なものを示します。


●フェレットフード
●餌入れとウォータボトル
●栄養補助剤とおやつ
●トイレとトイレ砂
●ケージ
●ハンモックやスリーピングバッグ
●フェレット用シャンプー
●移動用キャリングケース
●ハーネス、リード、首輪
●爪切り


フェレット・フード
 
 フェレットはタンパク質、脂肪の要求量が 高く(1.5 kg のフェレットの場合300 〜 450 kcal/day 必要)、植物質の分解能力が極端に低いです。また、フェレットは食べた物を3時間ほどで排泄してしまうので、短時間で栄養を摂取しなければなりません。そのため、フェレット用のフードを選ぶ場合、主原料が鶏肉などの動物性であり高タンパク(>35.0%)、高脂肪(>15.0%)、低繊維(<3.0)であり、かつ消化の良いものであることが一つの基準となります。現在、入手できるフェレットフードの多くはこの基準を満たしています(中には主原料が大豆などの植物質のものもあります!)。また、猫においては心筋症の一つの原因としてタウリン欠乏が知られていますが、フェレットでもその可能性が示唆されています(Williams, 1996)。市販のフェレット・フード(キャット・フード)にはタウリンが入っています。
 フェレット・フードの代わりにキャット・フードを与えることもできますが、その場合には必ず主原料が鶏肉やレバーである
子猫用フード(タンパク質32%以上:例えばサイエンスダイエット子猫用等)を与えてください。
 一般にフェレットはフードの切り替えが難しいといわれています(日頃から慣らせておけば色々なフードを食べます)。フェレット・フードの銘柄を急に変えたりすると拒食症になります。もしフードを変更する場合には、徐々に変えていく必要があります。ただし、エサを変えてばかりいると、慣れずに体が弱ってしまう場合もあるので 頻繁にフードを変える事は、フェレットに限らずお勧めできません。
 また、フードを常に食べられる状態にしておくと「常に満腹状態」となり、結石ができやすい体質になるという獣医師の報告があります。しかし、ほとんどのフェレットの場合、無駄食いをしないので常時フードを入れておいても問題はないと思います。むしろ結石にはカルシウム(Ca)とマグネシウム(Mg)由来のものがあり、どちらの場合もフードが大きく関与します。例えば、カルシウム結石を予防するためには、カルシウム(Ca)の吸収率を高めれば良いのですが、そのためにはリン(P)の含有量が低くなければなりません。マグネシウム含有量も低い方が良いように思われます。
ただし、水を飲む量が少ない場合にもオシッコが濃くなり結石ができやすくなるので注意してください。

フードに関するより詳しい情報は


与える量

 与える量はフェレットの大きさやそれぞれのフードの栄養価が異なるので、各フードのパッケージの注意書きを参考にしますが おおよその目安として、ドライタイプのフェレットフードの場合、成体のオスで50 〜70 g/day、 成体のメス40 〜60 g/dayくらいです。子供のフェレット(生後15週齢位まで)にはフェレット・フードをふやかして(フード:ぬるま湯=1:3)、一日2 〜 4 回与えてください。子供のフェレットに固いフードを食べさせると、消化不良の状態で排泄するので肛門が腫れてしまいます。
 また、前述したようにフードを常に食べられる状態にしておくと「常に満腹状態」となり、結石ができやすい体質になるという獣医師の報告もあります。

フードの保管

 フードの保管には高温・多湿を避け、さらに油分が酸化するので直射日光も避ける必要があります。ペット用フードストッカー(除湿剤入り)に入れて保管が便利です(¥1080:3キロ用、¥1380:5キロ用)。こまめにフードを取り替えても、フード自体がいたんでしまっては意味はありません。
 


左から8 in 1 アルティメイト(スーパープレミアム)、ウルトラブレンド、マーシャル プレミアムフード

フード成分比較表はこちら

 

フード入れとウォーターボトル
 
フード入れ

 フード入れはひっくりかえしにくい、重めのもの、割れにくいものであればどのようなものでも問題ないと思います(うちではフード入れにグラタン皿を使用)。ステンレス製の犬・猫用のものが最も安全です。
 
給水ボトル

小動物用のウォーターボトルがペットショップなどで市販されています。
これはケージの中に入れるのではなく、外側からボトルの口の部分だけが中に入るように設置するものです。フェレットがボトルの口に、口をつけると 中から水が出てくる仕組みになっています。ウォータボトルはフェレットにとって飲みやすいものを選んでください(水が飲めないと食欲がおちます)。色々なボトルを試した結果、飲み口(口金)の口径が7-8 mm位のものが飲みやすいようです。ちなみにハムスターなどの小動物用のウォーターボトルは口径は6 mmです。
 ウォーターボトル以外の容器(お皿)などを使用してもいいのですが、軽い容器ではひっくり返して遊んでしまうので、ケージ内が水浸しになります。  

FerPlast社製のウォーターボトルは吊下型のため、写真右のボトル固定具でケージに止めています。


栄養剤とおやつ
 
栄養剤

 フェレット用の栄養剤にはフェレットバイト(ペースト状)やフェレットーン(オイル状)などがあります。
フェレットバイトは、ハイエネルギーの栄養剤であり、好き嫌いのあるとき、元気が無く食欲不振のときや病気や体調の良くないときの栄養補給、体力維持に使いますが、与えすぎには注意してください。フェレットバイトには各種ビタミン類が含まれていますが、ビタミン類の中には過剰に摂取すると体に悪影響をおよぼすものもあります。パッケージに表記してある使用量を守ってください。
 フェレットーンは艶のある毛並みにするビタミンオイルです。食欲増進の効果もあります。
開栓後は、酸化を防ぐために冷蔵庫に入れておく方が良いでしょう。フェレットーンのボトルを直接使用すると、垂れたオイルによりベタつくので、小さめのボトルに移して使用すると便利です(写真参照)。
 これらの栄養剤は、しつけの際のご褒美やおやつとしても使用できます。また、投薬時や爪切りの際(お腹にぬる)にも重宝するので是非用意しておくことをお勧めします。

フェレットバイトとフェレットーン


フェレットーン専用ボトル
調製薬局でスポイト付きで売られている投薬瓶。
しかし、ふたの部分が壊れやすいので、
より強度のあるボトルに変えました。



おやつ

 おやつは与えすぎないように、好むものを与えてください(必ずしも必要ではありません)。フェレット用のおやつは様々な種類が市販されていますが、おやつ程度で与える分には他の動物用おやつでも構いません。
また、フェレットは植物質のものや繊維質はほとんど消化されずに排泄するので、食べたそのままの色や形で出てくる事もあります。 さらに、糖分や塩分が多く含まれたものは、様々な病気の原因になるので注意してください。
フェレットが好むおやつとしては、ササミ・ジャーキー、フェレット用チョコレート、乾燥フルーツ、ふかしたサツマイモ、りんご、バナナ、みかんなどを好みます。また、スパゲティーやマカロニ、パンなども好きです。
 ただし、おやつを与える際には
与えてはいけない物を参考にして下さい。

与えてはいけない物
食事やおやつを与える際に、フェレットに有害である物を与えてしまう事がないように参考にしてください。

牛乳や乳糖が多く含まれている物
 牛乳やアイスクリームなどの乳製品には乳糖が多く含まれているため、下痢を起こしてしまいます。 長く与えつづければ、脱水症状なども起こしてしまう恐れもありますので与えないようにして下さい。 ミルクを与える場合には猫用のミルクを与えてください。

たまねぎやねぎ等
 たまねぎやねぎなどには二硫化アリルプロピルという物質が含まれており、ハインツ小体性溶血性貧血等の中毒を起こすので大変危険です。この物質はフェレットに限らず、犬や猫にも有害なので与えないよう気をつけて下さい。

チョコレート
 カフェインに似た刺激の強いテロブロミンという物質が有害なので、与えないように気をつけて下さい。

人間用のおやつ
 人間の食べ物は糖分や塩分が大変多く含まれています。スナック菓子なども食べてしまうフェレットもいるのですが、与えないようにして下さい。

トイレとトイレ砂

 
トイレは市販のもので、フェレット用(ウサギ、モルモット、チンチラ等の小動物用)のものがあります。フェレット用のトイレはフェレットの全身が入るものが失敗が少なく、トイレを覚えやすいようです。また手入れも楽です。トイレは少なくとも一つ以上は必要です。フェレットはケージなどの隅で排泄をする習性があるのでケージの角と部屋の角におきます。このトイレ容器の中には猫のトイレ用のペーパーサンド(紙でできた砂)やウッドサンド(木でできた砂)を敷いてあげますが、あまり粒が細かいトイレ砂は誤飲や 吸入の危険があります。また、固まるタイプのトイレ砂も誤食した場合に危険なので、トイレに流せるタイプのトイレ砂が良いでしょう。トイレを使った後はスコップ等ですくって処分しますが、排泄物を少しだけ残すようにしてください。さらにトイレ以外に排泄してしまう場合には、その場所の臭いをよく取った上で、タオル等の布を敷くとしないようになることが多いようです。
「トイレのしつけ」参照

ケージ

 
ケージはフェレット用の物が、ペットショップなどで市販されています。 広さは60×60 cm 程度、高さ60 cm程度のもからさらに広く、高さ2 m くらいのものまであります。フェレットは身体が細く狭い所でも通りぬけられるので、柵の間隔は他の動物用のものよりも狭まくなっています。床には金網が敷いてあるものが多いのですが、金網のままにしておくと足を挟んでしまい骨折してしまう事があるので、金網の上にカーペット等を敷くか、金網をはずしケージの床をそのままにするなど平らにして下さい。
「安全なケージ」参照

ハンモックやスリーピングバッグ等の寝床

 
フェレット用の「ハンモック」や「寝袋」がペットショップ等で市販されています。
ハンモックの四隅にはフックがついていてケージの中にひっかけて吊し、そのハンモックの上でフェレットが寝られるようになっています。簡単な作りなので、いらなくなった服などの布を再利用して作る事もできます。

フェレット用シャンプー

 
シャンプーは、フェレット専用のものがお勧めです。

移動用キャリングケース
ハーネス、リード、首輪
爪切り