一転モーテルでの一夜も明け、朝友人が迎えに来てくれた。外に出てビックリ、この前までの夏らしい日々が嘘の様に寒い、まるで秋、いや初冬の様な気候だ。なんでも昨日の嵐は季節の変わり目特有のものらしい。これからユタは一気に冬、積雪数メートルの季節がやってくる。遠くの山を見ると既に雪が降ったのだ、山頂付近が白くなっていた。それにしても極端な気候、ほんの数日前までは真夏だったのに、今日はもう冬の気配。逆に考えると、こんな時期にユタに滞在できたのはラッキー、貴重な体験ができた。嵐の置土産、それは冬でした。 一度友人の家に帰り、買ったばかりのフリースジャケットを着込む。まさか、こんなに早く袖を通すとは思わなかった。友人の車を借りて、近所のスーパーまで買い残していた細かい物を買いに行く。タバコも数カートン買ったのだが、記憶が正しければ、カートンで買う場合、割引価格だった様な… ウーン、記憶があいまいだ。 家に帰って、昨日貰ってきた段ボールで荷造り。大きな段ボール3つが見事に満杯、もっともかさ張るものが多かっただけで、重さ自体はたいした事なかった。友人と一緒に近所の宅配業者から送ろうとしたが、古着などが入っていると(?)申請手続きが面倒らしく断念。結局、郵便局から郵送する事に。 郵便局に行くが、昨日の豪雨による停電が復旧しきっていなくて断わられる。電気式の計りが使えなくて、荷物の重さが計れないんじゃしょうがない(笑)ということで一旦帰宅、再度出直す事に。 さらば、イフロム実はユタ滞在は、あと2泊残っているのだが、明日から友人も学校が再開される事もあり、イフロム滞在は今日まで。残りの2泊はソルトレークシティのホテルに泊まり、一人で観光でもする事にした。昼過ぎにソルトレークに向かおうと思っていたが、予定を早め昼前に出発。イフロムで送れなかった荷物をソルトレークから送らなきゃいけないので。荷物を全部車に詰め込んで出発、約一週間、お世話になりました!!心残りなのは他の同居人がみんな出掛けていて挨拶できなかった事。 出発してすぐ、イフロムの町中の個人経営のバーガーショップで昼食。チェーン店とは違って新鮮な野菜、ジューシーなお肉、もぅまさに「目からウロコ」な味!!チェーン店よりは確かに値段が高いけど、この味だったら文句はないです。ただ、この店でも停電の影響でジュースを売れなくなっていた、ポンプが動かせないのだ。 いつもの道を通ってソルトレークシティーに向かう。すっかり慣れ親しんだこの道も、多分もう走る事はないのだろう。それにしても数日前まで見ていたユタの風景と、今見ている風景の変わり様と言ったら… カラカラにひからびてしまいそうな乾燥した風景が、今日はもう冬景色。真っ茶色だった山々が、真っ白に雪化粧を施しているのだ。 田舎ものソルトレークシティの町に入った、この辺でも雪が降ったらしい、道端の至る所に薄汚れた雪が積もっていた。郵便局に到着、庭の芝生がキレイだった。荷物は大きいが重さが大した事ないから、郵送代金もたいした事なかった。ただ送料を考えたら、せっかく現地で安く買ったメリット、あまりなかったかもね(笑)ま、いいんです、アメリカで買ったという自己満足の世界です(^^;;;その後、スノーボードショップへ向かう。なんだかんだで、ずっとジェミーリン・モデルで悩んでいたのだ。しかし結局この日も展示モデルしかないとの事で断念、ま、これ以上荷物を増やすのも大変だしね。と言いつつ、他の店でバンズのブーツを購入、結局荷物を増やしてしまった(^^;;; 店を出て、ソルトレークシティの本当の中心街に向かう。さすがに都会である、なんてったてビルがある(笑)今まで田舎のアメリカしか見ていなかったから、すっかり「おのぼりさん」気分だ。さっそく都会のショッピングモールに連れていってもらう、驚いた事に五階建てぐらいのビルだった!やはり都会だ(笑)というのも、今まで行っていたモールは郊外型で、土地がいくらでもある所に建っていたから、どんなに巨大なモールでも平面に広がっていて、一階平家型しかなかったのだ。 店の中は大きな吹き抜けになっていたり、エスカレーターがあったりで、なんだか日本のデパートみたい。荷物を増やしちゃいけないと思いつつも、バンズのシューズとゴーグルを購入、もう病気ですな(^^;;; そういえば、ここのモールでユタに来て以来、初の黒人を見た。今まで「なんだか違うな〜」と思っていたら、黒人を見かけなかったのだ。友人に聞くとアメリカでも黒人が多く住んでいるのは、ニューヨークやロスなどの大都会か、南部の州など比較的限られているとの事。そういや東洋人もあまり見かけなかったな。 広い、デカい、軽薄、それがアメリカさあ、ホテル探しだ。ついでに明日からの観光の為にソルトレークシティを簡単に紹介してもらう。ホテルは明日からレンタカーを借りて、一人で走る事を考えメインストリートから近い所に、その方が道に迷わないで済むからね。最初に「ホリデーイン」に向かう。なんだか「ホリデーイン」には泊まってみたくなるのだ、まだ一度も泊まった事はないのだけど(笑)しかし満室との事、確かに駐車場に沢山の車が止まっていました。 次に名前を忘れてしまったが、近所のホテルへ。ここは空いていた、一泊70ドルぐらいだったかな?他を見るのも面倒なので即決。デポジットを払い、部屋のキーを貰う。ここはホテルというか、バカでかいモーテルって感じ。建物は二階建てのみで、それが何棟もあちこちに建っていた。敷地が広いから部屋の前までは車で移動、部屋の前に駐車場がある、こういうのアメリカって感じで好きだな。 部屋は広くて清潔、立て付けが安っぽいのもアメリカ的って事で… 何にしろヨーロッパの重厚さの前にはアメリカなんて軽薄。しかし逆に歴史に縛られる事なく、どんどん前に進んでいける強味がある。そんなアメリカに圧倒される旅でもあった。 しかし、このホテルのシステムだと、チェックインした後に、誰かを連れ込んで泊まってしまってもバレなさそう。実際友人も一緒に部屋に入ったけど、何も注意される感じじゃなかった。ま、アメリカ的おおらかさって事でしょうか(笑) 別れはつらい荷物を部屋に置いて、改めて町にくり出す。なんか映画鑑賞にハマってしまったのだ。今日はソルトレークの映画館で「インディペンデンス・デイ」を見る事に。封切りからそんなに経っていないので、料金はやや高め。といっても6ドルしなかったけど(笑)映画のあと夕食に。友人との食事も最後って事でレストランに入る。ま、ファミレスみたいなもんですが(^^ゞ今回の旅の話で盛り上がる、とにかくあっという間の一週間だった。イミグレーションに引っ掛かったのも、ハチに刺されたのも、今となっては笑い話。とにかく話が尽きない。この次、こうやってバカ話ができるのは当分先になるだろう(実際、次に会えたのは10ヶ月も後の事だった)そう思うとやはり別れ難いものだ。 そうは言っても、友人も明日は学校だ、あまり引き止めるワケにもいかない。話を切り上げホテルへ送ってもらう。また話し込んでもなんだから、部屋の前でボクだけ降りる。固い握手でお別れ、今までほんとにありがとう!!走り去る車を見送り部屋の中に。一人になってなんだか虚脱感。風呂に入って就寝、それにしても備え付けのセッケンのデカさがアメリカ的だったな(笑)
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