はるばる来たぜ、ユタ飛行機とゲートが結ばれた、ともかく疲れた、早く落ち着きたい。通路をくぐり空港の中に入ってビックリ!、人がわんさか待っている。知り合いの到着を待つ人が、こんな所まで入ってこれるのか!そんな事にビックリしていたのもつかの間、いきなり聞き覚えのある声に「なべちゃん!!」と呼び止められた!?声の主をみると、オオ!!懐かしい友人の顔!!それまでの疲れも吹っ飛び、ユタでの再会を喜びあう、そしてお互い一言「よかった〜」 聞くと彼もボクの到着が半信半疑だったらしい。彼も一度フィレンツェに電話をかけてくれていたのだが、その時すでにボクは家を引き払った後。数日たって彼の同居人からボクの到着日などの伝言を受け取って(良かった、通じていたんだ)こうして空港に来てくれていたのだが、それでもやっぱり不安だったらしい。 とにかく、まずは荷物を引き取り、彼の家に向かう事に。聞けばソルトレークシティから車で3時間はかかるらしい。再度会えて良かったと思う、そんな所、一人じゃ行けなそうだもんね(笑) 久々の味彼の車は真っ赤なノヴァ、いかにもアメ車って感じでバカでかい。ちょい前までワーゲンのバスに乗っていたそうだが、それが高く売れたので、今は友人からこの車を借りているとのこと。乗り心地はとにかく広くて楽って感じ、大雑把な感じもアメ車らしくて良かった。ちょっと走ったところでレストランを見つけ、ちょっと腹ごしらえをする事に。ボクはもう二十時間近く起きていて、しかも食べ続けているにも関わらず、不思議と食欲はあった。なによりも久しぶりのファミレス、またアメリカで早くそういう食事をしてみたいと思っていたのが大きいんだろうな。 なんだか一皿にいろんな物がのっている、オムレツとかフライドポテトとか… いかにも電子レンジで調理したって感じ、正直マズい。やっぱイタリアの料理はウマかった、でもこういうファミレス的マズい味に飢えていたのも確か。久し振りの味に感動、話しも弾む。 タバコを吸いたくなったが、灰皿がない。友人に聞くと、ユタ州でもこういうレストランなどの場所では全面禁煙とのこと。先も長いので、会計を済ませてレストランを後に、外で一服してから再度出発! 星降る夜、そして鹿車中、友人との話しも盛り上がる。その年のゴールデンウィーク、日本に一時帰国していた彼と一緒に新宿でフリーマーケットをしたので、それからたったの四ヶ月ぶりぐらいの再会なのだが、ユタで再会できた事、またこの三ヶ月間ボクがフィレンツェでいろいろな体験をした事もあって、余計に盛り上がるのだ。ハイウェイは真っ暗、照明なんて一本もない。イタリアもそうだったが、とにかく真っ暗、頼れるのはヘッドライトのみ、走っている車も少ないから余計に暗い。友人は慣れてしまっているからいいが、ボクはとにかく恐かった、ボクには運転できないや。 かなり走ってホントにまわりに何もなくなってきた、試しにヘッドライトを消してみると、全くの暗闇、ほんとの闇ってものを感じた。やがて、おもむろに友人が車を路肩に止めた。気付けば一般道に入っていた様だ、一般道も広い、そして真直ぐ、やはりアメリカだ。 友人に促されるまま車を降りてみる、そして夜空を見上げると、ウワ〜!!満天の星、星、星!!!こんなに星が見えるなんて!!!星空が丸く見えたほど。流れ星も当たり前の様に落ちてくる、もう言葉を失うほど。友人とお互いに「これでとなりが女の子だったらね…」(笑) まだ九月の初旬だったが夜はさすがに寒い、改めて出発、星はまた見られる。しばらく行くと今度は鹿の大群!何十頭もの鹿が道路を横断していく。衝突事故が絶えないらしい、気を付けねば。それにしてもユタってスゴい。 イフロム、友の住む町3時間ぐらい走って、ようやく彼の住むイフロムの町に到着、その町にあるスノー・カレッジに彼は通っているのだ。イフロムの町民そのほとんどが、そのスノー・カレッジに通う生徒か、教師、それに関係者といった人らしい。確かに小さな町、もしくは村って感じだ。しかし小さいといっても、大きなスーパーマーケット、マクドナルドそれに映画館など生活に関わるものはなんでもある、むしろフィレンツェよりもある意味モノが豊富かも、さすがアメリカだ。 彼の家はミル・ハウスという学生アパート。一階が男、二階が女と別れていた。ボクが到着した日は、カレッジの新学期前で、まだ同居人たちも引っ越し作業の途中らしく、その夜は友人と同居人とボクとの三人だけ。明日から何人かまたやってくるらしい。 とりあえず、同居人に挨拶、彼こそがボクからの電話を受けて、友人に伝えてくれた人。彼がいなかったら、今日こうして友人に会えたかどうかも分からなかったので、特に感謝。大事な恩人です。 彼に「ボクの英語は分かったの?」と聞くと、「大丈夫!クリアだったよ!」とのこと。中学、高校英語でもちゃんと使えるって事だ、ああ良かった。それにしても同居人、顔が異常にデカかった、デッカーズに入れます(笑) 部屋に入ると急に猛烈な睡魔、そりゃそうだ、随分起きている。シャワーを浴びたかったけど、もうそこまでの気力もない。ベッドを借りたら即就寝、明日からよろしくって事で、おやすみなさい。 こうしてアメリカ初日は過ぎていった。明日からが楽しみだ!またもや事件が待っているとも知らずにのんきに寝ているボクでした。
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