さて、主人公と志保の恋物語もいよいよ終盤です。これからの展開が重要なのですが、果たして二人の恋の結末は、どうなることでしょう。

 それで、ゲームを進めまして、主人公と志保がゲーセンで遊ぶイベントの発生です。それもいつもならゲームで勝負するところですが、今回はどういう風の吹き回しか、志保の提案で二人協力プレイをすることになってしまいました。お題は「ハート・バイ・ハート」。主人公曰く「意味不明のアクションゲーム」とのことですが、確かに私が見ても意味不明のゲームですね。

 まあ、ゲームの内容よりも、大切なのは二人プレイの結末です。二人とも相手をはめようとやり合ったため、協力プレイなんだかその名を借りた喧嘩なんだか、わけのわからないものになりました。この辺りは、いかにもこの二人らしいのですが、それでもちゃんとラスボスまで倒してしまったのですから、上出来でしょう。どうもこの二人、喧嘩はしてても結構息の合ったコンビですよね。

 そして、5月に入り、もうゲームも最終局面というところで、とうとう最後のイベント発生です。志保が主人公とあかりとをくっつけようとし、わざわざ二人をカラオケボックスで二人きりにするのですが、二人とも志保がいないとつまらないため、さっさと出て来てしまいまして。これを見た志保は、自分の気持ちを無視されて激怒。そのまま駆け去ってしまいました。やれやれ・・・。

 それで、あかりに言われて、志保を追った主人公は、そのまま彼女と公園で話すことに。ここでも、あくまであかりに尽くそうとする志保ですが、残念ながら主人公の気持ちはあかりには向いていません。志保の友情は素晴らしくとも、肝心の主人公がこれでは、もはや無意味。どうも、何年も親友同士でいるうちに、あかりのお節介が志保にも伝染していたみたいですな。

 そして、その後、婉曲な言い方ながら、互いの気持ちを伝え合った二人は、ようやく交際開始となりました。と言っても、この二人、はたから見れば、デートはいつもゲーセンとカラオケの、仲の良いカップルに見えたことでしょうし、実態はあまり変わらないようです。あかりが主人公に幼馴染以上の好意を持っていなければ、あるいは志保があかりに親友としての好意を持っていなければ、もっと早い段階で二人ともくっついてたような気がします。

 これで、実質的なゲームは終了し、後はエピローグ。高校卒業とともに志保に去られた主人公が、その4年後に志保と再会しまして。なんでも彼女、今はジャーナリストとして、アメリカで有名人のスキャンダルを追いかけ回してるのだとか。いかにも彼女らしい話ですが、スポーツカーなんか乗り回して、すっかりいい女になってしまってます。そして、もう大人なんだから、あかりに遠慮するのはやめて、主人公とくっつくと宣言。4年もたてば人の気持ちも変わるものですが、主人公の気持ちは幸い変わってなかったようで、そのままハッピーエンドです。

 しかし、いくらあかりが親友だとは言え、好きな男をこうまでして譲ろうとするとは、志保も大したものですな。彼女自身は、自分のことを偽善者呼ばわりしてましたが、自分で自分のことを偽善者と呼べる人間に限って、本当の意味での善人であることが多いもの。逆にここまでチャンスをもらいながら、主人公とくっつけなかったあかりは、結局、脈が無かったということなんでしょうね。

 まあ、あかりには悪いですが、志保とくっつけて主人公も幸せ・・・だと思うのですが。どうもこの二人、また喧嘩ばかりの間柄になるような気がします(笑)。もっとも、それがこの二人にとって、最高に似つかわしい関係なのでしょう。


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