さて、12回目のプレイです。前回は失敗してしまいましたが、なんとなく綾香の攻略法はわかりました。今回はその点を踏まえ、頑張って見ることに致しましょう。

 それで、今回は芹香のイベントも同時進行でこなしていくことにしました。もしかすると、葵の線もあるかと思ったのですが、前回の綾香の台詞を聞いている限り、葵がイベントに絡むことは無さそうです。とにかく、芹香の好感度を上げて、様子を見てみることにし、そのまま新学期、前回と同じイベントまで進めました。その後、無事に次のイベントが発生しまして。どうやら、攻略法は正解だったようですね。

 そして、そのイベントですが、これが大笑い。街角で綾香に会った主人公は、友達とのおしゃべりに夢中で、こちらに気がつかない綾香をからかってやろうと思い、よせばいいのにいきなり脇の下をくすぐりまして。反射的に反撃した綾香に、みぞおちをエルボーで一撃される始末です。なんとも・・・。

 無論、相手は総合格闘技エクストリームチャンピオンなわけですから、これはただでは済みません。というわけで、見事に失神してしまった主人公は、慌てた綾香に介抱されることに。目を覚ませば、そこはベンチの上、おまけに綾香の膝枕。主人公にとって、悪くないシチュエーションですが、いかんせん、そのための犠牲が大きすぎましたね。

 まあ、主人公は綾香がそこまで強いとは聞いてないため、軽い冗談のつもりだったみたいですが、知らぬが仏とはまさにこの事です。とにかく、大した怪我が無くて、不幸中の幸いですな。

 それにしても、不意打ちとはいえ、大の男を一撃でKOするとは、綾香の実力は大したものです。ただ、この実力は、必ずしも綾香に幸せのみをもたらしたわけではない様子。というのも、その後のイベントで、主人公は綾香の思いがけない昔話を聞かされることになりまして。なんでも、綾香は小学生の頃から何をやっても負け知らず。クラスでは皆からちやほやされて、実にいい気持ちだったらしいのです。

 そして、そんな折、綾香にも好きな男ができまして。相手は家庭教師代わりに家に来てくれていた高校生。格好よくて、勉強もスポーツもなんでもできる素晴らしい人物だったようです。綾香は彼のことが好きで、格闘技を始めたきっかけも、彼が空手が好きで、その練習に打ち込んでたからなのだそう。好きな男に誉めてもらいたくて、自分も空手を始めるとは、なかなか可愛らしい話。普通だったら、微笑ましいエピソードとして、明るい思い出になるはずなのですが・・・。

 ところが、綾香はそんな可愛らしい子ではありません。天才的な才能を持っていた綾香は、なんと試合でこの男をKOしてしまいまして。プライドを傷つけられたこの男は、それ以後、空手をやめてしまったのだそうです。まあ、高校生の男が小学生の女の子にやられりゃ、こうなるのも無理は無いのですが、当然のことながら、彼への淡い恋は、この時点でジ・エンド。それどころか、話から察するに、この男、それ以後は綾香とろくに会ってもくれなかったみたいですね。

 というわけで、いつも明るい綾香にとって、この話は心に突き刺さった棘になっているようです。普段の彼女からは、ちょっと思いつかないほど、暗い雰囲気・・・。主人公がそれはその男の方が悪い、お前に責任は無い、みたいなことを言って励ましても、効き目無しです。どうも、なんの悩みも無いように見えたのですが、綾香には綾香なりに悩みのひとつも有ったようです。

 そして、こうなると我らが主人公の出番です。とにかく、女の子の不幸は黙って見てられないこの男、綾香になんでもいいからお前の得意なことで勝負してやると挑戦しまして。無論、勝つ気があったわけではなく、そうやって負けてやってから、自分は全然懲りないというところを見せて、負けた人間が全員そうなるわけじゃない、綾香に責任は無いということを、身をもって証明する気です。いかにも、この主人公らしい、励まし方ですよね。

 ところが、ここで計算違いが発生。得意なことと聞かれた綾香は大喜び。んでもって、それなら格闘技で勝負しようなどと言い始めまして。主人公も驚きましたが、今更後にはひけず、この勝負を受ける羽目になりました。どうも、この主人公、女の子を励ますのはいいのですが、その都度ろくな目に遭ってませんよね。まあ、琴音の時に比べたら、相対的に危険は低いですが・・・。

 無論、そのままでは勝負が成立するわけがないので、ここはハンデが必要。綾香が提案したルールは、蹴りも投げも無いボクシングルール。んでもって、期間は一週間。その間に主人公が一発でもパンチを当てれば勝ち。全部KOされたら主人公の負け。そして、負けた方は何かひとつ、勝った方の言うことをきくというものです。

 まあ、パンチ一発くらいなら、素人でも入れられそうですし、主人公もOKして勝負開始です。綾香はすっかりこの勝負が気にいったようで、主人公の気持ちも知らず、闘志満々という感じです。一方綾香を励ますつもりが、なんだか彼女の玩具にされる格好になった主人公は、不幸の極み。こうなった以上、なんとか一週間の間に頑張って、綾香に一発入れてやるしかないですね。


来栖川綾香その3・・・主人公、連戦連敗へ進む

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