色々とひどい目に遭った主人公ですが、そのお詫びなのかどうなのか、葵から手作り弁当などをご馳走してもらえました。なんでも、お母さんに手伝ってもらったそうですが、味の方は満足のいくもので、主人公大喜びです。これはますます、頑張ってやらなくてはなりませんね。

 というわけで、好恵との試合を控えている葵のために、少しでも力になってやろうとする主人公ですが、所詮、格闘技初心者の主人公にできることなど高が知れてます。これはちょっと、困った状況ですな。

 ところが、練習を続けているうちに、この葵にもとんでもない欠点があることがわかりまして。というのも、この子、熱くなると見境なく熱中してしまうタイプで、練習の際のペース配分がわからなくなってしまうのです。とにかく、好恵に対抗するためにと、練習、練習、また練習。気がつけば脚の筋肉が痙攣を起こして、立てなくなっている有様です。おやおや・・・。

 こんな調子では、試合の前に体を壊すのは目に見えてます。というわけで、葵を心配した主人公は、彼女の練習をさりげなく監視し、適当に休憩をとらせることに。それだけではなく、オーバーワークを防ぐために、練習のメニューを作ることを勧めて、納得させました。なんだか、まるで主人公、葵のトレーナーになったみたいですね。

 実際、葵には練習を監督してくれるトレーナーが、是非とも必要だったのです。結局、主人公は好恵との試合が終わるまでは、葵のトレーナーに専念することになりました。これでは立場が逆ですが、細かいことに構ってる場合ではありません。とにかく、葵の話では、好恵はエクストリームチャンピオンの綾香とやらに次ぐ実力の持ち主で、葵もまだ一度も勝ったことが無いのだとか。これではよほど練習しない限り、軽くひねられてしまうのは目に見えています。ふう。

 まあ、無謀でもなんでも、今更後には引けません。とにかくやれるだけのことはやって、後は天命を待つしかないようですね。


松原葵その4・・・二人の勝利へ進む

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