ふう・・・。はあ・・・。とりあえず、終わりましたよ、あかりのストーリー・・・。ぎりぎりまでイベント起きないもんで、てっきりバッドエンドかと思ったんですけど、終盤になってからばたばたと足元から鳥が立つようにして話が進み、ハッピーエンド・・・。どうやら、友人から教わったPC版の攻略法は、そっくりそのままプレステ版でも通用したみたいです。
しかしねえ。正直何なんでしょうかねえ、このストーリー。他の子のストーリーが、どこまでも爽やかに気持ち良くまとめられているのに比べると、素人の私が見ても不出来なストーリーだとわかります。結局、葵や琴音を捨てさせられたのも、別に関連したイベントが起きたわけでもなく、単に難易度を上げるための障害以上の意味は、ありませんでしたし・・・。
まあ、それはともかくとして、主人公とあかりのストーリー、なんだか見てて阿呆らしくなるようなものでしたね。とにかく、主人公が延々と「オレとあかりの関係は・・・」みたいなことを振り返って、何度も繰り返し説明しないといけないようなストーリーなのですから・・・。他の子のストーリーが特に説明などしてもらわなくとも、心にきちんと伝わるものばかりなだけに、余計にこのストーリーが目立ってしまいます。友人からの話で覚悟はしてましたが、確かにひどい話ですな。
それで、この件に関しては、これで終わりにしたいのですが、そうもいきませんかねえ。どこよりも詳細なプレイ記録を、というこのHPのコンセプトの言わば実験として、敢えてこのゲームに関しては、ストーリー等を詳しく書き残してみたのですが、このあかりだけ例外、というのも気分が悪いですか。でも、なんだかストーリーに関する文句ばかりを書き連ねる羽目になりそうですし・・・。あかりのストーリーがお気に入りの方は、精神衛生上よろしくないでしょうから、こちらからお戻り下さいませ。
さて、そもそも事の発端は、あかりが風邪で熱を出して寝こんだことです。気になった主人公は、放課後に家まで見舞いに行きますが、そこで喜んだあかりとキスをすることになりまして・・・。この時点で二人は長かった幼馴染時代にピリオドを打ち、改めて恋人同士としてつきあい始めることになりました。
そこまでは自然な流れでしょうが、問題はその後。全快したあかりはお見舞いの御礼のつもりか、主人公の家に夕飯を作りに来てくれます。長らく家庭料理など食べていなかった主人公は、もちろん、大喜び。あかりが作ってくれた料理をたいらげ、さて、時計を見ると8時前。もうあかりを帰さなくてはいけない時間ですね。
ここで
「じゃあな。また、明日」
と笑ってあかりを帰せば、良かったのでしょうが、そんな選択肢を選んだらバッドエンド直行です。ここはもうひとつの選択肢を選んで、あかりを部屋に連れこもうとさせられまして・・・。いくらつきあいそのものは長くとも、恋人同士になってからは、まだ数日しか経っていないのです。それをいきなりエッチに誘う・・・。他の子のストーリーでは、格好良すぎるほどの紳士だったこの男からは、考えられない行為ですね。
それで、どうなるのかと思えば、案の定、あかりからは
「私、まだ制服のままだし・・・。遅くなるとお母さんたちも心配するし・・・」
と拒否されてしまいました。大体、彼女が性的にそれほどオープンな子なのかどうかくらい、わかりそうなものですが・・・。この主人公、一体あかりと何年一緒に居たんでしょうね?
そして、あかりが帰った後、主人公は大後悔です。なんでも「今までずっとあかりを待たせてきたことを後悔して」、んでもって、「だから、待たせてきた時間をいっきに取り戻したいと思った」、から、「深い仲になろうとした」、らしいのですが、この論理、どこか致命的なところで破綻しているような気がするのは、私だけでしょうか?あかりに悪いと思ったのはいいとして、なんでその償いが、彼女とエッチすることになるのか、さっぱりわかりません。あかりというのは、そんなに欲求不満がたまってそうな顔してましたっけねえ?私には覚えが無いのですが・・・。
なんだか、いかにも元がエッチゲームらしい、とってつけたような理由ですが、主人公はさらに考えを押し進め、「結局、あいつオレのこと好きだけど、いまの関係で満足してるってことか」と勝手に判断して、そのまま自己完結してしまいました。自分の誘い方が悪かったのであって、もう少しデートやら何やらを重ねて時期を置いてから、改めてきちんと誘えば大丈夫だろう、という考えは出て来ません。まったくもって、困った男です。
そして、この話にはまだ続きがありまして。実はその後、あかりが戻ってきたのです。驚く主人公ですが、なんとあかりは主人公とエッチするために、服を着替え、風呂に入り、おまけに母親には志保の家に泊まるとアリバイ工作まで済ませて来ている始末。要するに断られたと思ったのは主人公の勘違いで、あかりは単にエッチのための準備を済ませに帰っただけだったというわけですね。
この辺りはさすがエッチ禁止のプレステらしい展開で、PC版のあかりのストーリーを知っている人から見れば、恐らく苦笑するしかないところでしょうが、こうでもしないと二人のすれ違いを演出できなかったということですか。どのみちエッチができないんなら、それにこだわらずにもっと説得力のある理由で、二人のすれ違いを演出すればよさそうなものですが・・・。変にPC版にこだわって、かえって話がわかりづらくなってますね。
そして、あかりの話を聞いた主人公ですが、自分から誘っておきながら、いざあかりがやってくると、自分の勘違いを棚に上げて、あかりの態度を責める始末です。論理も何も無い無茶苦茶な話で、素直に勘違いを認めて笑い話にすればよさそうなものですが、すっかり自己完結してしまっている主人公には、それができません。結局、あかりを追い返し、そのくせあかりが帰った後で、自己嫌悪。こいつ、もしかして馬鹿と違いますかね?行動がさっぱり理解できませんよ。
要するに、ここまでの話は全てが主人公の独り相撲。自分で勝手にエッチに誘って、自分で勝手に断られたと思いこんで、自分で勝手にあかりにその気は無いと考えて、そいでもって、自分で勝手にあかりに向かって怒って、とどめに自分で勝手に自己嫌悪しております。こういう独りよがりなストーリーというのは、見てて実に不愉快ですね。主人公があかりとの関係をわざわざ振り返って、自分の気持ちの変化を回想しつつ、説明するシーンなど、愚の極み。こんな長ったらしい説明をしないと、プレーヤーにわかってもらえないストーリー(いや、説明されても、主人公が手におえない馬鹿だ、という結論しか出しようがありませんでしたが・・・)、なんだか、実に嫌ですな。
そして、主人公の独り相撲は、まだまだ続きます。翌日、学校でさかんに話しかけてくるあかりを勝手に無視し、夜には勝手に自己嫌悪。翌日は祝日ですが、昨日散々無視しておきながら、勝手にあかりに会いたくなって捜し回る・・・。もう何を考え、どうしようとしているのか、私には理解不能です。そんなにあかりに会いたいなら、なんで昨日無視したのか。あるいは、どういう心境の変化で、あかりに会いたくなったのか。そういう重要な部分の説明が、ほとんどゼロ。とってつけたようなストーリーというのは、こういうのを言うんでしょうかね。
で、結局、あかりですが、二人の思い出の公園に居ました。なんでも幼い頃、主人公があかりに意地悪して、彼女を置いてきぼりにした公園なのだそうで、後でそれを後悔した主人公はあかりを迎えに来て、とても喜ばれたのだとか。
ただ、どうでもいいんですが、こういう展開にするのなら、事前に公園でそういう事件があって、それがきっかけで二人が、仲良くなったのだということを説明しておく必要が、あるんじゃないんでしょうかね?ひな祭りで酔っ払ったとかいう下らない思い出話をしてる暇があるんなら・・・。
それで、なんだか知りませんが、実は思い出の場所だったらしい公園で再会した二人です。そこで、これもよくわかりませんが、いきなりあかりにキスされて、そいでもって、主人公が告白して、めでたしめでたしです。終わり良ければ全て良し。いやあ、素晴らしいストーリーでしたなあと言いたいところですが、正直、ここまでいい気分で進めてきたゲームを台無しにされたような、最悪の気分です。やっぱり、いくら出来が良くても、エロゲーはエロゲー、ですか。こういう不細工な話も混ざるわけですな。
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