この「スーパーロボット大戦α 外伝」という作品は、人気シリーズの一作ということで、それなりに注目された作品です。評価の方は、可も無く不可も無いといった程度で、別に絶賛されたわけではありませんが、まあ、シリーズの中の一作としては、安定した出来栄えだったと言えるでしょう。
それで、この「外伝」が、他のシリーズ作と異なる点ですが、正直言ってあまりありません(笑)。援護という概念があるのが、他のシリーズとやや異なる程度で、基本的にこの作品、良くも悪くも「スパロボシリーズ」の一作でしかないのです。つまり、基本的に従来のシリーズ作を踏襲したものに過ぎず、この作品だけの特徴を取り上げようと思っても、ちょっと困難ですね。
ただ、今作は主だった舞台を未来の地球と言うことにして、従来のパターンでは使いにくかった「ザブングル」「ガンダムX」「ガンダム∀」と言った作品を、まとめて取り上げたと言う点は、他のシリーズ作とは違った点として評価出来るでしょう。これらの作品は、「ガンダムX」はともかく他の2作品に関して言えば、それなりにファンも多く、注目度も高かった作品ですので、「スパロボ」に使って悪くない作品、でも、従来の宇宙人との戦争をメインにして、そこへ他の敵を絡ませるというやり方では、どうにも使えない作品でしたので、こう言った風にまとめて使用するというのは、なかなか理に叶ったやり方ですな。
もっとも、そのせいで、ストーリーはいつもにも増して苦しいものになっておりましたが(笑)、まあ、このシリーズのメインになるのは、ストーリーよりもスーパーロボット達の活躍の方です。ストーリーはそれを適当に収攬出来ればそれで良く、その点では、この「外伝」は十分に合格点。むしろ舞台設定からして、通常の地球とは異なる「ザブングル」や「∀」を、イノセントとムーンレイスとを戦わせることで、うまく取り込んでいたと言えなくもないですね。
結局、この「外伝」は、シリーズの中の一作として、良くも悪くも安定した作品です。最近、PS2で出ている「スパロボシリーズ」は、以前のそれとかなり様変わりしていて、どうも敷居が高くなってしまったような印象を受けるのですが、そういう意味では、この「外伝」、「スパロボ」の古き良き時代を物語る作品なのかも知れません。
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