とりあえず、アルデンヌ島からの撤退を完了させた西方騎士隊ですが、戦局は極度に悪化していて、バルツフィーム王国の各地が、ラガーシュ軍に占領された模様です。なんとも急速な敗北ですが、実際、先の大戦で手薄なアルデンヌの森を突破されたフランス軍は、ドイツ軍の電撃戦の前に、あっという間に総崩れになりまして。単純な紙上の計算では、ドイツを上回る強大な軍備を保持していた世界有数の大国が、信じられない速さで崩壊してしまったのです。どうも、このゲームのシナリオを書かれた方は、その史実をわきまえていて、アルデンヌ島などという名前をつけたみたいですね(笑)。

 それで、とにかく王都へ引き上げて、後図を策すことにしたケイゴ達ですが、途中、偶然にも敵の魔装機隊と遭遇しました。無論、ここで見逃す手はありませんので、早速、攻撃開始です。アルマはわざと敵をやり過ごしてから、その背面を狙って急襲するという、なかなか味な作戦を立ててくれましたが、それ以上に凄まじいのが、イェン操るグランヴェールの力です。敵の魔装機は、グランヴェールの威力の前に、ほとんど何の抵抗も出来ずに壊滅。獲物を全部とられてたまるかと、強引に突っ込ませたケイゴが、辛うじてメルバスという空戦用の魔装機を2機食っただけで、後は全部、イェンがひとりで片付けてしまいました。ふう・・・。

 しかし、なんとも凄まじいイェンの力ですが、このイェン、かなり気障な男らしく、誰が見ても彼の力で圧勝したことがわかっているのに、アルマ様の戦術が良かったおかげです、などと謙遜してくれるのです。アルマの方はそんなイェンにまんざらでもない様子ですが、ケイゴはなんて気障な奴だと反感を持っております。どうも、ケイゴとイェンは、性格的に合わないような気がしますね。

 ただ、この勝利も所詮は、先の大戦におけるアラスの戦い(ドイツの電撃戦の前に崩壊した連合軍が、ロンメル率いるドイツ第7装甲師団に、必死の待ち伏せ攻撃をかけて、多少の戦果を挙げた戦闘。負けっ放しだった連合軍が、辛うじて意地を見せた戦いとして知られています)みたいなもの。すでにバルツフィーム王国軍は、壊滅状態で、王都はぼろぼろになった敗残兵で満ち溢れている有様なのですよ。これじゃ、勝敗の帰趨は、決まったも同然ですな。やれやれ・・・。


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