とりあえず愛里を振ってしまった淳ですが、これは美奈の方も同様で、彼女もまた、大塚を振っていたのです。それで、お互いその事実を知って、自分達の想いを改めて確認することに。つまり、二人とも相手が自分のことを好きであると確信したと言うわけですね。
で、公園でいきなりキスし合い、そのまま首尾よく恋人同士になってしまった淳と美奈ですが、二人の恋は、順調に進展する性質のものではありませんでした。前回玲奈シナリオを紹介した際に記述した通り、美奈はクローン人間で、しかも、どういう体の構造をしているのか、常人の4倍のスピードで成長するのです。つまり、美奈はあっという間に老衰して死んでしまうわけで、二人が共に過ごせる時間は、決して長いとは言えないものだったのですから・・・。
おまけに、美奈とつき合うようになった淳の前には、例の天使になった美奈がまとわりつくようになり、何だか妙な雰囲気です。この美奈、死んでしまった本物の美奈の幽霊か何かのようですが、ちょこっと淳の前に姿を見せては、すぐに消え、と言うことを繰り返しておりまして。何の意味があるのか知りませんが、とにかく何の脈絡も無く出て来ているのですから、笑えますね。
もっとも、脈絡が無いと言うのであれば、美奈の方だって負けてはおりません。こちらは死んだ美奈の記憶が覚醒したとかで、何やら幼い頃の記憶が浮かんでは、すぐに消え、と言うことを繰り返しているのですから・・・。こういう後先考えずに思いつきだけで作ったシナリオと言うのは、見てて嫌になりますな。
まあ、天使が出て来ようが、幼い頃の記憶が甦ろうが、美奈の運命に変わりはありません。で、両親から彼女に関する話を聞かされた淳は、俺は何があっても美奈を愛し続けよう!と殊勝にも決意することに。ちなみに、この男、いったん本気でやると決めたら必ずやる男のようで、美奈と同じ大学に進学するため、今までのだらけぶりが嘘のような猛勉強を始める始末です。こうして美奈と同じ大学へ行ければ、少しでも彼女と共に過ごせる時間を増やせるだろう、と言うわけですが、にしても、こういうのは動機が崇高なのか不純なのか、判断に困りますね(笑)。
それで、休日返上の猛勉強の甲斐あって、成績優秀な美奈とほぼ同じレベルにまで成績を上げた淳ですが、そんな彼の努力も所詮は無駄なことでした。美奈は自分の運命に気づいており、これ以上、淳と一緒に居るとつらくなるだけだと考えたのですから・・・。
というわけで、淳は美奈から別れ話を切り出されることに。淳はそんなの嫌だ!と駄々をこねましたが、美奈の決意は固く、どうしようもありません。で、最後に海でデートして、二人はそこでお終い。美奈はどこへ行くつもりか、淳の前から姿を消したのでした。
こうして、美奈と別れた淳ですが、その後、美奈の成長が正常なものになったとかで、大学卒業後、またくっついた模様。無論、こうなった理由は不明ですし、何よりわざとらしく泣かせようとしていた先ほどまでの展開と、どう整合性をとるつもりか、非常に疑問です。こういう平凡に駄目なシナリオと言うのは、見ててひたすら退屈なだけで、本当に困ったものですが、元々、これはこんなレベルの作品で、ただ玲奈シナリオだけが、偶然、あまりにも説明不足で、笑えるものになっただけの模様。これではプレイを続けるだけ時間の無駄ですね。
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