さて、2日目です。今晩は最初の客を拾い損ねまして。その客の話を聞くかわりに、なにやら車内に落ちていた封筒に入っていた怪談を、読まされることになりました。その怪談が、「写真」。死者からの復讐を請け負う男の話ですが、ネットの怪談サイトで目にするような、取りたててどうということもない話でしたね。

 それで、次に乗せた客が、なんと稲川淳二氏です。山頂の民宿へ行って欲しいとのことですが、2日も続けて同じ芸能人を乗せるなど、滅多にあることではないような気がしますね。まあ、細かいことは気にせずに、氏の怪談に耳を傾けることに致しましょう。

 そして、今回、稲川氏が話した怪談が、「いけにえドライブ」。似たような話は別の本ででも読んだことがありますが、まあ、よくある肝試しネタに、一種の死神ネタを組み合わせたものでしょうか。今回の怪談集には、こういう複数の話の合わせ技が、目につきますね。

 それで、今晩、最後の客が山の中で道に迷っていた若い女です。麓までお願いしますとのことで車を走らせたのですが、この客も怪談を話してくれました。その話が、「鋸引き峠」。夜の山中でドライブしていた二人の女性が、無惨に処刑された罪人の霊に襲われるという話ですが、こういう刑場ネタというのも、よく聞く話ですね。やはり、怪談になりやすいのでしょうが、ただ、それを学校や公園ではなく、山中を舞台に展開したのは、ちょっと変わっているかも知れません。

 そして、この客を降ろしたところで、今日の仕事は終了です。どうにか2日目も無事に済んだようですが、さてさて、明日はどうなることでしょうか?願わくは無事に済ませたいところですな。


3日目・・・重い水へ進む

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