有耶無耶のうちに、リンと同居する羽目になってしまった秋俊ですが、リンの方は秋俊のことを都合のいい金づるくらいにしか思っておらず、秋俊が買っておいた食糧を当然のような顔をして食べている始末です。何だか秋俊もえらいのに見込まれてしまったようですが、そのリン、秋俊の尻を叩いて、紫との待ち合わせ場所に向かわせることに。ちなみに、これはリンが紫に気を遣ったと言うより、また二人にくっついて昨日みたく飯をおごらせるためみたいなのですから、何とも言えませんな(笑)。

 それで、リンに言われて渋々紫の行きたい場所につき合うことになった秋俊ですが、この行きたい場所と言うのが大笑いで、てっきり遊園地とか映画館とか、普通に女の子が行きたがる場所を想像していた秋俊は、紫から美容フォーラムにつき合って欲しいと言われ、目を白黒。何でもアルケーと言う大きな製薬会社が、化粧品を販売するためにフォーラムを開くそうで、一人じゃ何となく気後れしていた紫が、秋俊を誘ったと言う話ですが、にしても、男の秋俊が美容フォーラムねぇ・・・。何だか場違いのような気がしますが・・・。

 で、紫に引っ張られつつ、ついでにリンも連れてそのフォーラムに行った秋俊でしたが、案の定参加者は秋俊以外全員女性で、居心地悪いことこの上なし(笑)。全く、紫ももう少し増しな所へ案内しろよ、と言いたくなりましたが、いざフォーラムが始まるや、秋俊の仏頂面は完全に吹き飛んでしまいました。と、言うのも講師として現われた女性が、えらい美人だったのです。まあ、化粧品の宣伝を目的としたフォーラムなのですから、講師が不美人では話にならないと言う理屈はわかりますが、秋俊が驚いたのは、彼女が美人だったからではありません。何と彼女、秋俊の同級生だった宮広美景だったのです。これは思いがけない再会ですね。

 というわけで、美景を見てびっくりしていた秋俊でしたが、美景の方はと言うと、秋俊のことなど気にも留めていないようで、どうも彼が誰なのか覚えていない模様。前作ではゆらぎ絡みの騒動で、秋俊とも男女の関係があったのに何て冷たい、と思えば、あの時の記憶を消されたのは、美景も同じなのでした。つまり、彼女から見れば秋俊は単なるクラスメイトでしかないわけですね。

 もっとも、秋俊は色々事情があってクラスで浮いていた美景とはそれなりに仲良く話していたもので、ゆらぎの件が無かったとしても、もう少し何かあっても良さそうなものですが、それを期待するのは、おかど違いでしょう。で、美景は最後まで秋俊のことなど無視したままで、フォーラムは終了。秋俊と紫は何やら飲むと肌が綺麗になるらしい試供品をもらい、フォーラムの間中居眠りしていたリンを起こして、帰途につきましたが、それにしても美景は一体何をしているのでしょう?年齢を考えれば、彼女は今大学生のはずなのですが・・・。

 まあ、他人の事情を詮索しても始まりません。で、リンは紫のウィンドウショッピングにつき合い、何やらハンカチなんか買ってもらってご満悦でしたが、この子の場合、人間と全く関わりを持とうとしなかった前作の愛とは、同じ魔法戦士でも明らかに異質な存在のよう。それとも、あれは愛が特別暗い性格だっただけで、他の魔法戦士は、皆リンのような性格なのでしょうか?

 で、紫と別れて今日も当然のごとく秋俊の家に向かうリンでしたが、そんな折、二人の前に妙な男が現われることに。それが小池と言う男で、秋俊と同じ予備校に通っているのですが、何だか性格の暗い嫌な奴で、秋俊も紫も彼のことは嫌っております。それが何やら小学生に脅されておたおたしていたのですから、大笑い。秋俊はリンに言われて、一応小池を助けてやりましたが、小池はお礼の一つも言わず、ただ、リンに嫌らしい視線を送るのみ。で、リンはこういうタイプが大嫌いだったもので、いきなり小池に蹴りをいれる始末で、本当これじゃ助けたことになりませんな(笑)。

 まあ、リンはその性格から考えて、こういう暗いうじうじした奴が嫌いだと言うのは、よくわかります。それで、秋俊はさらに小池を蹴飛ばそうとするリンを引っ張って、無理矢理家路につきましたが、その途中、さらに妙な物に遭遇することに。今度は犬らしき生物の死体でしたが、この「らしき」と言う言葉が示す通り、その死体は常識では考えられない状態だったのです。なにしろ、生気を完全に失ってミイラ化していたのですから・・・。秋俊はとっさにリンが戦っている例の化け物のことを思い浮かべましたが、確かにこんなのは、普通のやり方じゃ無理ですよね。

 ただ、リンは難しい顔をして考えこんだだけで、これがゆらぎの仕業であるとも何とも言いませんでした。それから昨日と同様、秋俊の家に押しかけ、2人前の食事をぺろりと平らげた挙句、おかずが少ない、と文句をつけたリンですが、秋俊の方は、そんなリンの相手をしてやりつつ、もう一人美景のことを思い浮かべることに。実は美景は秋俊のことを忘れていたわけではなく、フォーラム参加者を対象にしたアンケート用紙から秋俊の電話番号を調べて、わざわざ電話をかけて来てくれたのです。で、秋俊は留守番電話に入っていた美景からのメッセージを聞いて、何だかほっとしましたが、本当、美景のような綺麗なクラスメイトに覚えていてもらえるとは、男冥利につきますな。

 もっとも、前作では攻略対象ヒロインだった美景も、今回は単なるサブキャラで、もっぱらエッチ要員でしかない様子。それを考えると、何だか情けない話ですが(笑)、今回は攻略対象ヒロインと言う概念自体が存在しませんのでねぇ。これは仕方のないことですね。


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