とりあえず、瑠璃男は撃退したものの、事態はメグがシンに捕らえられたこともあって、好転したとは言い難いものでした。もっとも、秋俊も愛もそんなことになっているとは露知らず、二人とも3年のブランクを埋めるために、朝から早速乳繰り合っている始末(笑)。何だか緊張感の無い話ですが、3年ぶりに恋人同士に戻れたわけですし、こうなるのも当然かも知れません。
まあ、二人のことはそれでいいとして、問題なのはメグの方。どうもシンはメグを洗脳して手先として利用するつもりのようですが、彼女も最強とうたわれる戦士。当然、精神力の方も並みではなく、普通だったらそんなことおいそれと出来ないはずなのです。が、実はメグにも弱点があり、それがシンとの過去。いや、正確に言うとシンの妹との過去で、メグは以前、シンの妹マユを自分の手にかけていたのでした。
結局、精神的な意味で、魔法戦士になどなれるはずのないマユが、メグを慕うあまり、無理に戦士になりまして。彼女らはとある巨大ゆらぎを始末すべく、仲間と共にこちらの世界に派遣されたのです。ところが、これが大失敗で、本来、個人プレーを得意とする魔法戦士達は、相手のゆらぎが人の心に忍び込むのがうまい特殊能力を持っていたせいもあり、仲間が信じられなくなって同士討ちを始める始末でして。そこをゆらぎに衝かれ、呆気なく全滅。ちなみに、メグも本来なら助からない状態だったのですが、彼女の場合は当時まだ子供だった秋俊を利用することで、何とか生き延びた模様です。この辺りは前作のエピソードをそのまま使っていて、問題の巨大ゆらぎ(つまり前作のラスボスだったイチョウゆらぎ)は、結局、愛とメグとで倒すことになったのでした。
で、このゆらぎのせいで発生した仲間同士の殺し合いの真相ですが、前作ではほとんど語られなかったこの点が、今回は重要な意味を持っていて、実は魔法戦士の一人が、ゆらぎにとり憑かれてしまったのが、全ての元凶だったよう。で、このゆらぎに憑かれて、仲間を全て死に追いやった張本人がマユでして。何だか彼女、メグを慕うあまり、ゆらぎに憑かれてしまったようですが、こうなるともうどうしようもなく、マユはメグ自身の手で葬り去られることに。それで、マユを手にかけたことが、その後もずっとメグを苦しめていたようですね。
というわけで、この点をシンに衝かれたメグは、割と簡単に洗脳されてしまいました。何とも情けない話ですが、そこから先は情けないどころの話ではなく、何とメグはシンの命令で、リンをさらってしまったのです。ちなみに、リンの方はアパートに帰って来たメグの様子がおかしいことに気づいていて、応戦しようともしたのですが、所詮、彼女の力でメグに対抗するなど不可能でした。
こうして、リンは異常に気づいて駆けつけた愛と秋俊の前で、連れ去られてしまい、メグが敵に回ったことを知った二人は、文字通り愕然とすることに。全く、ゆらぎだけでも持て余しているのに、メグまでが敵になってしまっては、どうしようもないですが、これもまた運命。諦めるしかないですな。
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