梨乃の試験運用に協力する亮ですが、この試験、家の中だけに限られたものではなく、何と梨乃は亮の通う学校へ、生徒としてやって来ることになりました。つまり、学校に通わせてさらに充実したデータを収集しようと言うわけですが、にしても、よく学校がこんなことに協力する気になりましたよねぇ。普通、教育機関が一民間企業のプロジェクトに生徒を巻き込んでまで協力したりしないと思うのですが・・・・。

 まあ、それはともかく、梨乃の試験運用は着々と進んでいったのですが、ここでこのゲーム、妙な罠がありまして。実は柚香を攻略するためには梨乃の好感度を上げておかねばならず、彼女の好感度が低いままだと、バッドエンドへ突入してしまうのです。最初、私はそれがわからず、普通に柚香の好感度だけ上げていて、そのままバッドエンドへ突っ込んでしまう羽目に。全く、キャラ萌えだけしかないゲームのくせに、いらん攻略性なんか加味するなよ、と言いたくなりましたよ。

 それで、2回目のプレイでは、どうやら柚香の好感度だけ上げても駄目だとわかったため、梨乃はもちろん美桜の好感度まで上げて、ついでに途中から出て来る華宮涼音と言うキャラの好感度も上げたのです。こうやって全員の好感度を上げておけば何とかなるだろうと思ったのですが、結果的にこれが大失敗。実は柚香を攻略するには梨乃の好感度は絶対に必要ですが、美桜の好感度は関係なく、そして、涼音の好感度は低いままでないと駄目だったのでした。

 というわけで、涼音と強制的に約束させられるイベントが発生して、柚香の必須イベントが発生しなくなったため、その時点でまたもやバッドエンド確定。仕方なくセーブデータを遡ってやり直しましたが、本当にいい加減にして欲しかったですよ。

 もっとも、この柚香と言うヒロインが、それだけの苦労に値するような魅力的なヒロインなら、これくらい何の問題もないでしょうが、実際問題、この柚香と言う女の子、何だか全然魅力的じゃないのです。私の場合、極度のロリキャラは別として、それ以外特についていけないタイプのヒロインなどはいないのですが、この柚香は全然駄目。なにしろ柚香に関してわかっている主な事と言えば
(1)主人公とは幼なじみである。
(2)主人公にべた惚れである。
(3)料理が極度に下手である。
 以上。後は神社で遭った時は巫女装束なんか着てるので、一応、巫女らしい、と言うくらいしかないのですから・・・。

 実際、亮が柚香と会って起こすイベントは、もうその大半がどうでもいい会話イベントか、さもなければ柚香がいかに料理が下手なのかを示すイベントばかり。特に後者は柚香が亮への愛情表現の手段として、自分の作った料理を食べさせたがるために、何度も何度も馬鹿みたいに繰り返されまして。その都度、亮は形容し難いほどまずく、無理して食ったら腹が痛くなった、と言う柚香の料理に閉口させられることになったのでした。

 しかし、いくら愛情を見せるためとはいえ、こんな毒物と変わらない代物を無理矢理食わせりゃ、嫌われるのが落ちでしょうが、そんなこんなしているうちに、今度は亮が偶然にも柚香に顔を近づけるイベントが発生しまして。柚香は亮の顔を間近で見てパニックを起こし、そのまま亮の腕をつかんで走り回った挙句、亮を電信柱に叩き付けたのでした。

 こうして、柚香と会う度、なにがしか酷い目に遭わされていた亮でしたが、そうこうしているうちに、自分の料理の下手さを何とかしようと思った柚香が、梨乃に教えを請うことに。梨乃は快く料理を教えてやって、実際、わずかながら柚香の料理が、上達したりもしたのです。が、これで調子にのった柚香が、今度は亮の家で梨乃と一緒に夕食を作ろうとしたところで、事件発生。梨乃は親切に柚香に料理を教えてやったのですが、所詮、柚香の料理の腕前はそんな程度でどうにかなるようなレベルではなく、見ていた亮が呆れてしまったほどに失敗を重ねた挙句、とうとうキレて梨乃に八つ当たりしたのですから、大笑いですな。

 結局、柚香の場合、彼女がかなりの味覚音痴であることに加え、ろくに包丁を使えないほど手先が不器用で、そして、根本的に頭が非常に悪く、例えばこの料理にこれだけ大量の塩を入れたらどんな味になるか予測するような、そんな当たり前の知恵を働かせることさえ出来ないお馬鹿さんであることが、決定的な要因になって、殺人的とも言える料理を作り出しているわけです。これでは誰かからちょっと教えられたくらいじゃ、どうにもならないでしょうが、何にせよ梨乃に八つ当たりするのは理不尽極まりない話。亮は柚香に注意し、柚香は叱られてしょんぼりしてしまいました。

 しかし、どうでもいいんですが、この「れでぃ☆めいど」と言うゲームは、キャラ萌えを狙ったゲームです。そうである以上、この柚香に対して萌えなくては話にならないわけですが、一体、発生するイベントの大半が料理のへたくそさを強調するイベントばかりで、たまに違うイベントが発生したと思えば、主人公を引っ張り回して電信柱に叩きつけるイベントだと言うヒロインの、どこにどう萌えればいいんでしょう(笑)。私のような凡人には理解不能ですな。

 それで、この後の柚香シナリオですが、ここから先はもう幼なじみシナリオの標準パターン。つまり主人公とヒロインとの喧嘩と和解へと進むことになりました。全く、私がプレステギャルゲー大研究で考察した通り、この手のイベントは、幼なじみヒロインを攻略する際は、必要不可欠なものみたいですが、今回、喧嘩の原因になったのは、亮が梨乃に八つ当たりをした柚香を叱ったこと。これ以降、なぜか柚香は亮を避けるようになり、理由もわからず柚香に避けられ続けた亮が、当惑しまして。で、一体全体どうしたんだ?と悩んでいたところに、柚香の友人彩蕗まゆらが登場。ちなみにこのまゆらは、ここまで柚香と一緒にとんでもない料理を作っている味覚音痴のギャグ担当の女の子と言うだけで、特に大きな活躍もしていなかったのですが、何だか亮の悩みを聞いて、いきなり怒り出し、柚香の気持ちをわかってやりなさい!と大演説を始めたのでした。

 こうして、普段の印象とは全然違うまゆらの態度に、さらに当惑してしまった亮ですが、私もここで藪から棒にいきなりこんなイベントを起こしたライターの意図がわからず、別な意味で当惑することに。まゆらって、実はかなり深く物語に絡んでくるキャラで、これはそのための伏線か?と思いもしましたが、結局、この後まゆらはほとんど出番が無く、せいぜい祖父に亮との仲を妨害された柚香に助け船を出した程度。終わって見ればこの時のまゆらの演説にストーリー上の意味は何も無かったことが判明したのですから、何と言うべきか・・・・。ろくに後先考えず、適当に話を書いていたらこうなった、と言うのは、あまり感心しませんな。

 まあ、どうせキャラ萌えだけのゲームですし、シナリオに文句をつけるのは、野暮と言うものでしょう。で、まゆらに叱られてさらに当惑した亮は、とにかく柚香と話そうと、彼女の家に電話したのです。ところが、電話に出た柚香は、亮が何を聞いてもただ謝るばかりで、それ以外のことは何一つ話そうとしませんで。これでは埒が開かないと思った亮は、とにかく会って話そうと、明日午後2時公園で!と約束をしようとしたのです。ところが、この亮の提案にも、柚香はいいとも悪いとも言わず、出て来た台詞は
「ごめんね、亮・・・」
 で、同じ謝罪の言葉をずっと聞かされ続けた亮は、とうとう怒って、電話を切ってしまったのでした。

 しかし、相変わらず幼なじみシナリオの喧嘩の原因は、わけのわからないものばかりですが、とにかく柚香の態度に腹を立てた亮は、あんな奴無視!とふてくされることに。ところが、いざ翌日になってみますと、何だかいきなり午後から雨になったのです。で、よくわかりませんが、この雨の中、柚香が公園で待っているかも知れない、と言う話になりまして。亮は梨乃から公園へ行くよう勧められてその気になり、公園へダッシュ。でもって、濡れ鼠で立っていた柚香を抱きしめたのでした。

 こうして、二人は和解し、それどころかそのままキスして、一気に一線越えることに。ちなみに、柚香が亮を避けた原因は、彼女の説明を聞いても何だか意味不明で、どうも亮が梨乃をかばったことに嫉妬したのだそう。で、それが何で彼を避けることに繋がる?と言う疑問は持つだけ無駄で、恐らくシナリオを書いた人自体、よくわかっていないでしょうから(笑)。まあ、適当に書いたらこうなりました、と言うのは、多くのギャルゲーでよく見られる現象ですし、そもそもシナリオに何かを期待すること自体間違っている作品なのですから、これはこれでいいのでしょう。


穂々月柚香その3・・・柚香とハッピーエンドへ進む

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