さて、まずは1回目のプレイです。物語の舞台は近未来の日本と言うことで、すでに社会のあらゆる分野にロボットが浸透していて、一般家庭でもちょっと余裕のある家なら、メイドロボットやら介護ロボットやらを購入するのが、珍しいことではない。そんな時代になっているようですね。

 で、ゲームの主人公は森咲亮と言う名の高校2年生ですが、彼は幼い頃母親を亡くしていて、今は父親と二人暮らし・・・・と、言いたいところですが、そうではなく、彼には1つ年下の妹が居るのです。この妹が森咲美桜ですが、この子、実は亮の本当の妹ではありませんで。何でも美桜は親に捨てられて、孤児院のような施設に居たところを、亮の父親に引き取られたのだそう。ちなみに、美桜が居た施設では、子供達に職業訓練を施して、各家庭に紹介すると言う制度をとっていたのだそうで、美桜が身に付けた技能とは、メイドになって働くことだったのですから、もうこの時点で終わってますよね、このゲーム(笑)。

 しかし、年端もいかない子供に家事全般を教え込んだ挙句、メイドとして紹介するだなんて、どうやら近未来の日本では児童福祉の精神は、現代よりも著しく後退しているようですが、幸い亮は美桜をメイドとして扱ったりはせず、それどころか妹として可愛がった模様です。で、最初はおどおどしていた美桜も、そんな亮の優しさにすっかり明るくなって、今では亮のことを本当の兄同様に思っている様子。実際、二人は周囲の人たちからは本当の兄妹だと思われていて、二人ともそれを否定するどころか、むしろ積極的に肯定しているようですね。

 というわけで、メイドでもあり妹でもあると言う、何とも狙い過ぎのキャラクター美桜と同居している亮ですが、狙ったと言うのなら、美桜にも劣らないのが、今回攻略することにした穂々月柚香です。彼女は亮と同じ高校に通っているのですが、亮とは物心ついてからずっと一緒だったと言う絵に描いたような幼なじみ。んでもって、柚香の家は神社で、彼女、家に居る時は巫女さんをやってると言うのですから、これまた凄いキャラクターですな(笑)。

 まあ、萌えを狙うのは、ギャルゲーである以上当然のことであって、肝心なのは萌えの他に何があるのかと言うことです。思わず涙ぐんでしまうような感動的なエンディングがあるとか、思わず続きを見たくなるスリリングなシナリオがあるとか、そういうのが大切なのですが、ただ、私の経験上、萌えを強く狙ったゲームは、ほとんど全部、キャラ萌え以外は何も無い駄作凡作のオンパレード・・・。この「れでぃ☆めいど」だけが例外だとは思えず、この時点でもうこのゲームは駄目だな、と半分匙を投げてしまいましたよ。

 もっとも、キャラ萌え狙いのゲームなのですから、シナリオなどは気にせず、とにかく出て来る女の子に萌えりゃ、それでいいのかも知れません。で、最初は柚香狙いなのですから、当然彼女に萌えなくてはならないのですが、その前にメインヒロインの話をば。亮の父親和彦はロボット技師で、小さな研究所を運営しているのですが、この研究所、どうやらロボット工学の分野では、知らない人がいないほど有名な研究所らしいのです。で、そんな和彦の技術に目をつけたどこかの企業の依頼で、このたび開発されたのが、メイドロボットの梨乃。この梨乃は人間に近いロボットと言うコンセプトで作られたのだそうで、実際、見かけは高校生くらいの女の子にしか見えず、言われてよ〜く見て、初めてロボットと気づくくらいよく出来ていたのでした。ちなみに、この時代一般家庭に普及しているメイドロボットは、マネキン人形と大差ない外見なのですから、この梨乃の精巧さは、まさに画期的ですよね。

 ただ、梨乃の人間に近いロボットと言うコンセプトは、何も外見だけに限った話ではなく、このロボット、従来のロボットとは比較にならないほど学習能力が優れているらしいのです。つまり、最初は与えられたデータの範囲内でしか行動出来なくても、色々と後から学習することで、どんどん別な行動がとれるようになって行くと言うのですから、この点でも人間に近いわけですな。

 それで、亮は和彦に頼まれて、この梨乃の試験運用を手伝うことになりました。もっとも、試験運用と言っても、別に亮が梨乃のデータを収集するわけではなく、彼はただ梨乃にマスター登録をして、後は梨乃の主人として、あれこれ仕事をさせればそれでOK。和彦はそうやって働く梨乃からデータを回収して、次の研究に役立てるわけで、まあ、亮のする仕事は、大して骨の折れる仕事じゃないですね。

 そして、和彦が梨乃の試験運用を家で行うことにしたのには、もう一つ理由があって、それは美桜の負担を減らすことです。実際、梨乃は単純にメイドロボットとしての機能だけを取り上げても、従来のものとは格段に性能が向上しているらしく、料理、洗濯、清掃、何をとっても超一流。おかげで美桜は、家事が楽になって喜んでおりますが、この辺りは和彦の思いやりと言うことみたいです。

 というわけで、梨乃の試験運用を手伝う亮ですが、柚香はと言うと、この話を聞いてあまりいい顔をしませんで。実は彼女、ロボットが嫌いで、梨乃に対してもいい印象を持っていないようなのです。何でも彼女の祖父が、病的なほどのロボット嫌いで、今現在祖父と二人っきりで暮らしている柚香も、その影響をこうむったと言う話のよう。実際、欧米人などは人間に近い外見のロボットには、拒絶反応を起こすと言う話があるくらいですので、別にロボット嫌いの女の子が居ても、それ自体は不思議なことではありませんね。

 それよりも、この柚香に関して重要なのは、彼女が亮にべた惚れ状態だと言うことです。この辺りは幼なじみヒロインのパターンですので、当然と言えば当然なのですが、柚香はそんな自分の気持ちを隠そうとせず、亮にどんどん見せていると言うのが、ちょっと変わっていると言えば変わっております。ただ、そんな柚香の気持ちが、亮に伝わらないのが問題なのですが、それに関しては理由がありまして・・・。まあ、その辺りは項を改めて書くことに致しましょう。


穂々月柚香その2・・・喧嘩と和解へ進む

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