さらさと仲良くなった主人公ですが、あまり喜んでばかりもいられません。彼女に対する嫌がらせは、一時的に収まっているようですが、またいつ始まるか知れたものではないのですから・・・。特に、問題のファッションショーの期日が迫っており、犯人が何か仕掛けてくるとすれば、この日が狙われる危険性が、高いのです。これは何とか手を打たなくてはいけませんよね。
というわけで、あれこれ探りを入れる主人公ですが、どうも有力な手がかりは見つかりませんで。唯一、それらしき物と言えば、犯人がさらさへの嫌がらせに使用していた紋様ですが、これも何のことだか意味不明。良子は犯人のサインみたいなものではないか、と言うのですが、こんなサインを使っている人間がいるはずも無く、捜査は進展しませんでした。
まあ、犯人が誰であるにせよ、さらさを護ることさえ出来れば、何とかなるのですが、ここに来て厄介な事態の発生。主人公と江里子の会話を立ち聞きしていたさらさが、主人公の正体を知ってしまったのです。無論、それはそれで仕方のないことなのですが、問題は主人公が江里子から、さらさのガードを頼まれていたこと。おかげで、さらさは激怒し、主人公をひっぱたいて、せっかくいい関係だったのを、全部解消してしまいました。ふう・・・。
要するに、さらさは主人公が自分への好意から、あれこれ親切にしてくれるのだろう、と思っていて、それで、だったらアタシも、と主人公に好意を寄せていたわけです。それが、単に江里子から依頼されたから、つまり、探偵としての職務上のことに過ぎなかった、となったわけですから、これは怒るのも当然。主人公の弁解も空しく、二人の関係は、これにて終了。やれやれ、短い夢でしたな。
というわけで、すっかり落ち込んでしまった主人公ですが、あまり呑気にもしてられません。さらさに振られた次の日が、問題のショーの当日だったのですから・・・。主人公はとにかくさらさへ嫌がらせをしている犯人を突き止めようと、もう一度、例の紋様を調べまして。で、この紋様が、よく見ると△、○、|、の3つの記号で構成されていることに気づきました。
もっとも、これだけでは何のことやら意味不明ですが、そこで、ふと心に浮かんだことがひとつ。もしこれが良子の言う通り、犯人のサインだとしたら、どうなるだろう?ということです。△、○、|・・・。さんかくまるぼう・・・。さんかくまるたてぼう・・・。さんまるぼう・・・。う〜ん、う〜ん・・・。
と、考えているうちに、主人公、これが記号ではなく、アルファベットを崩したものであることに気づきました。つまり、△はA、○はO、|はIというわけです。と、なるとこれはAOI、つまり、あおい・・・。
そこまで考えた主人公は、大慌てでショーが開かれている大ホールへと駆けつけましたが、時既に遅く、あおいは花束を渡すとかで、さらさの控え室へ行った後だったのです。これはいかん!と控え室へ直行した主人公は、間一髪で間に合いまして。で、ナイフを使ってさらさを襲ったあおいから、身を挺してさらさをかばうことになりました。
結局、あおいは親友のかおるの死をさらさのせいだと思い込み、その仇を討とうとしたのですが、彼女のナイフはさらさではなく、主人公に突き刺さる結果に・・・。これではかおるの仇討ちも何もありませんが、逃げたあおいは、良子の知らせで駆けつけた警備員に取り押さえられ、事件は解決しました。で、主人公の方ですが、確かにナイフで刺されて痛かったものの、それ以上に嬉しいこともありまして。というのも、主人公に護ってもらえたさらさが、以前と同じ、いや、それ以上の好意を抱くようになってくれたのですから・・・。
というわけで、主人公はさらさと結ばれることになりました。エピローグでは、どうやら探偵をやめて、さらさの付き人になったらしい主人公が、自分にべた惚れ状態のさらさといちゃついて終わりです。これなら、ナイフで刺された甲斐もあったというわけですな(笑)。
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