さて、1回目のプレイです。まずはプロローグ。急死した父の後を継いで、探偵になるか、それとも素直に大学生を続けるか、迷っていた主人公の下に、妙齢の婦人とやたら騒がしい女の子が、やって来るところからです。聞けば婦人は人気タレントを輩出している生駒アクトレススクールの理事長生駒江里子、で、女の子はその親戚で、同じ生駒姓の良子なのだそう。二人は主人公の父に仕事を依頼するつもりだったようですが、当てが外れ、やむなくといった感じで、主人公の方に仕事を頼むことになりました。

 それにしても、死んだ父がどれほどの腕利きだったか知りませんが、いきなり仕事を依頼されて、主人公の方は面喰っております。が、この主人公、頼まれると嫌と言えない性格だそうで、それに死んだ父から、多少は探偵としての手ほどきも受けていた様子。しかも、依頼の内容は、それほど難しそうなものではないのです。何でも、先日、学園でトップの成績を修めており、将来を嘱望されていた高原かおるという生徒が、校舎の屋上から飛び降り自殺をしまして。で、遺書が無かったことから、自殺の動機がわからず、おかげで変な噂が流れたりして、生徒たちが動揺しているのだとか。つまり、主人公は何故かおるが自殺したのか、その理由を調べればいいわけですね。

 しかし、殺人事件について調べてくれ、とかいう話ならともかく、何だか随分と地味な依頼ですが、実際の探偵の仕事というのは、そんなものです。確かにタレントとして、洋々たる未来が開けていたはずのかおるが、突然、自殺したのですから、何かと変な噂の元にもなるでしょう。これはきちんと調査して、自殺の動機を明らかにする必要が、ありますな。

 というわけで、調査を進めることになった主人公ですが、さすがに探偵としての身分を明かして、堂々と調査を進めるわけにはいきません。場所柄を考えると、探偵がうろついているというだけで、変な噂を立てられかねないのですから。そこで、主人公は江里子のはからいで、学園の臨時講師になりすまし、目立たぬよう、調査に当たることになりました。しかも、学園の事情に不案内な主人公の助手として、良子がつけられまして。彼女自身も学園の生徒だそうですので、これは何かと役に立ちそうですね。

 それで、最初の日は学園内を一通り回って、どこに何があるのか把握すると同時に、色々な人物にも会った主人公ですが、この学園、実は街からかなり離れたリゾート地に建てられているのです。おかげで周囲の環境はいいし、遊ぶ場所も無いから、生徒が余計なことに時間を費やすことも無いし、で、いいことずくめ。ただ、主人公が毎日家から通える距離ではありませんので、主人公は寮の片隅に部屋をもらって、そこで生活することになりました。ちなみに、この生駒アクトレススクールは、女の子ばかりの学園ですので、寮も当然女子寮。そんな所に主人公が居ていいのか?という疑問が湧きますが、部屋自体は、一種の物置みたいなところを片付けただけですので、別に優遇されているわけでもないようです。

 まあ、依頼さえ果たせば、この学園ともおさらばですので、深く考えることもないでしょう。それで、1日目が終わって、今日出会った学園関係者を整理する主人公ですが、ここでヒロインの選択画面です。このゲーム、とりあえず、4人のヒロインが設定されていて、彼女たちの内、誰をヒロインにするかで、話が異なるという仕組みでして。つまり、最初から、各ヒロインごとの個別シナリオをプレイするわけですね。

 というわけで、誰をヒロインにするかが重要なのですが、ここはあっさりと姫島萌に決めました。ヒロインの数も少ないのですが、何と言ってもこの萌は、私の苦手なロリキャラですので(笑)、選ぶのに何の迷いもありませんでしたよ。

 それで、萌のストーリーが始まるわけですが、その前に、彼女に関する説明。元々、子役としてテレビに出ていて、今もかなりの人気を持つ少女。それがこの萌で、芸能界に詳しくない主人公でも、テレビで見たことがあるのだそう。つまり、単に芸能界に憧れる少女というわけではなく、すでに芸能界で、いっぱしの地位を得ている模様ですね。

 そんな萌ですが、とにかく明るくて、邪気が無く、主人公にも何の警戒心も抱きません。初対面の時から、芸能界に不案内な主人公をからかって、芸能界では別れるとき、いらっしゃいませ、と挨拶するんです、などと大嘘を吹き込んで、律儀にその通り、挨拶している主人公を見て、大笑いする始末。普通だったら、こいつ!と怒るところなのでしょうが、萌に邪気が無いため、主人公も悪い感情は、持ちませんでした。

 で、その夜。主人公は寮の見回りをしていて、外で誰かの悲鳴を聞きつけ、急いで駆けつけたのです。すると、そこに居たのは萌と怪しい男の二人。男の方は主人公を見ると、慌てて逃げ出してしまいましたが、にしても、彼が学園の関係者じゃないことは、一目瞭然。すると、外部からの侵入者というわけですが、何とも無用心な話ですな。

 まあ、可愛い子が多い、というか、基本的に可愛い子しかいないこの生駒アクトレススクールです。痴漢の類が侵入して来ても、それほど不自然な話ではないのですが、にしても、こんな夜中に萌が、外を散歩していたというのは、どういうことなのでしょう?で、萌に理由を聞いた主人公ですが、その返答は何だか要領を得ないもので、誰かに呼ばれたような気がして外に出たら、今の男と鉢合わせして、それで、悲鳴を上げてしまったのだとか。ふ〜ん・・・。

 どうもこの萌の答えには、気になるところがあるのですが、主人公は彼女の態度に疑念を抱く暇もありませんでした。なぜなら、萌が何を思ったのか、突然、主人公の頬にキスしたのですから・・・。何でも助けてもらった御礼なのだそうですが、それにしても、この御礼、主人公にとっては予想外。おかげで主人公はパニクってしまって、萌の態度を突き詰めることなど、全く不可能になってしまいました(笑)。どうもこれでは探偵失格ですな。

 まあ、主人公が調べるべきは、かおるの自殺した理由ですので、萌が深夜に外を徘徊していたところで、そんなことは関係無いのです。彼女のキスは、何かの気まぐれだと思って、調査を進めることに致しましょう。


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