AutoCAD スクリプトとは

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 AutoCAD R には AutoLISP という強力なプログラム言語が付属します。
 しかし AutoCAD R は業務用で高価な為、個人での使用は制限されてしまいますし AutoLISP を使いこなすにはかなりの熟練が必要になります。

 AutoCAD LT でも使え、AutoCAD R でも簡単に作業の自動化はできないものか?

 AutoCAD LT でも DDE 通信という方法で Visual Basic 等からのデータを図化する方法がありますが、この方法ですと DDE 通信プログラムと AutoCAD を同時に起動させておかなければならないという欠点がありますし AutoCAD のバージョンによっても使用が制限されてしまいます。

 そこで、ここでは AutoCAD LT でも使えるスクリプトについて解説していきたいと思います。

 正規の AutoCAD スクリプトでは「メニュー」の「ツール」から「スクリプト実行」で *****.scr という拡張子が scr のテキストファイルを呼び出して使用します。
 ですがこの方法ですとスクリプトを実行するのにいちいちテキストファイルに保存をしなければなりません、そこで考えたのがクリップボード経由のテキスト貼り付けです。

 AutoCAD 起動画面の下部にコマンドラインというのがあります。

 ここにダイレクトに line とか -mtext 等のコマンドを入力させていくのがここで解説するスクリプトです。
 正規の「スクリプト実行」でテキストファイルを呼び出す方法のスクリプトとは若干記述が異なるようですが、こちらの方が使い勝手は良いと思います。

 試しに下のテキストをコピーし、AutoCAD のコマンドラインで右クリックし「貼り付け」を実行させてみて下さい。

---------------ここから
line 0,0
100,0
100,100
0,100
0,0

-mtext 50,50 h 20 r 0 j mc w 60 123

---------------ここまで

 これは 0,0 を左下原点とする 100 の正方形とその中心に 123 という文字を作図するスクリプトです。
 このように、1つのコマンドに対して座標やパラメータを指定することによりラインやテキストを作図することができます。

 ここで注意しなければならないのは「ここまで」の上が改行だけの空白になっていることです。
 AutoCAD のスクリプトはスペースや改行をコマンドやパラメータの終了と認識します、ですからこの改行だけの空白行がないとテキストが入力されただけになってしまい、作図されないのです。

 このコマンドラインには連続でコマンドを入力できるようになっており、このスクリプトで一連の作図処理が一度にできてしまいます。


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