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(C)ATLAS/CAVE

タイトル
峠MAX2
完成度
7
 シリーズ4作目と言うこともあって、かなり作り込まれている印象がある。車の挙動もかなりシビアになっていて、エンジン音・スピードメーターも各車異なっている辺りに制作者の作ろうととしている方向性を感じる。
 その一方、シャベルカーが100km/hオーバーでヘアピンを曲がったり、深夜の山道で羊がドリフトしたりと遊び心も満載。オープニングデモとかタイトル画面とかの演出は他の有名レースゲームに劣るが、全体的に非常に良作り込まれている。
 また難しい操作をフォローする為に、運転の原理から教えてくれる教習所モードがあるのもあり難い。まさに痒い所に手が届く設計といえる。
 峠だけでなく、雪山やダートやサーキットもあったりするのも嬉しい所です。
リアリティ
6
 ドライビングシュミレーターとしてのできは上々。車の挙動が素直で、きちんと減速しなければドリフトしないし、無茶な運転をすればすぐにスピンする。車ごとの特性(加速・旋回性能・エンジン音など)もきちんと作り分けられているし、この点ではほとんど隙がない。
 それに対してコースの作りが多少雑かもしれない。乗り上げて大丈夫な路肩なのかそれとも衝突する壁なのかがはっきり分からず、下草に激突するとかいう不可解な事態もよく起こる。こっちはもう少し頑張って欲しかった。
スピード感
6
 峠道を走ると言うこともあり、150km/hを超えるスピードが出ることは稀。しかし道幅が狭かったり、コースの高低差がかなりあったりするので、80km/hで走っていてサーキットを走るゲーム以上の爽快感を得られる。
 特にドリフトで連続ヘアピンを抜けていく時の感覚は最高。他のゲームではなかなか味わえない感覚である。
 ただし結構上手くならないと、この感覚を味わえないので要注意。
操作性
8
 サイドブレーキやランプの点灯用のボタンまであるので、PSコントローラーの全てのボタンを使って操作しなければならない。そのためプレイ中は非常に忙しく手を動かさなければならないのだが、それが返って車を運転している感覚を高めている。
 これが操作を難しくしているのだが、加減速とハンドリング、そしてシフトのアップダウンを連続して行えるようになると非常に快適に操作できるようになる。
 これに加えて車の動きがリアルなので、慣れれば非常に素晴らしい操作性を感じることができる。
バランス
6
 やはり操作が難解な点が泣きどころ。しかしメインのバトルモードの難易度は低めに設定されているので、途中何回か壁にぶつかっても勝てるようになっている。
 またストーリーモードも、レースゲームというよりはアトラクション的な要素が多くなっている(ロボットを体当たりで破壊しろ!とか)ので楽しんでいる内にテクニックが向上するようになっているのは上手い。
 それでも操作が厳しい人は、教習所モードでみっちり鍛えてもらえるのもいい。
難易度設定
2
 真面目にやろうとすると、操作が滅茶苦茶難しいです。一番最初のコースを一回も壁にぶつからずに走ろうとするだけで、かなりの時間のやり込みを要します。この点ではかなり硬派にレースゲームをしたい人以外には辛いでしょう。
 しかしこの壁を超えた所に爽快感が待っているので、諦めずに頑張って貰いたい。
シナリオ
5
 なぜかレースゲームなのにストーリーモード完備。しかもストーリー展開がかなり無茶。トロッコで山道をくだったり、ピザの配達をやったり、戦車で夜の高速道路を疾走したり。
 本物志向のゲームで、こういう展開をもってくるセンスは侮れません。
画像
3
 GTとかのビッグタイトルに比べると、やっぱり画像の荒さが目立ちます。シュミレーターはリアルさが重要な要素となってくるので、見かけが悪いのが減点要素となるのはしかたがない所でしょう。
音楽
4
 各車によって全てエンジン音が異なっているのが素晴らしい。実際プレイ中はBGMよりもエンジン音を聞いている(だいたいの回転数を把握するため)ので、ここのこだわりは大正解といえます。
 しかしもうちょっと印象的なBGMがあってもよかったかも。
独創性
6
 リッジレーサーやGTなどの有名所に対して、峠を走るというマイナーな所を持ってきたのは上手いです。頭文字Dがブレイクしたということからも、上手く時代を読んでいたと言える。
 またレースゲームに、レースで勝ち残っていくのでないストーリーを持ってきたのも新しい所。まさに意表をつく内容な上に、ひと味違った楽しみ方を提供しているのも素晴らしい。
 もう一つ新しい要素として、教習所モードを付けたのもポイント。難しい操作を基礎から学べるのは、このゲームを攻略していく上で非常に重要です。ドリフトの仕組みや、駆動方式による走行特性の違いをきちんと説明してくれるレースゲームなんて、他にはありません。
お薦め度
6
 リアルなドライビングシュミレーターを求めている人には絶対にお薦めです。また頭文字D(峠を舞台にしたレース漫画)にはまっている人なんかも、楽しめるでしょう。車種が50種類以上(戦車やロボットなども含む)あるのも魅力。お気に入りの車が決まっている人も楽しめます。
 ただレースゲームが苦手な人や、手軽に爽快感を味わいたい人には辛めの難易度設定です。R4みたいなゲームを想像していると手痛い目にあうかもしれません。
総合
59
 このゲーム、ホントに難しいです。私は初めのコースを衝突無しで走りきれるようになるのに、2ヶ月ぐらいかかりました。
 そこら辺のフォローの為に教習所モードも付いているのですが、これもまた厳しくて。実際の自動車教習所なみに時間がかかったりします。(苦笑)
 しかし操作に慣れて気軽にドリフトできるようになると、病み付きになってしまう程の面白さが感じられます。下りの連続ヘアピンを上手くすり抜けた時の感覚は、サーキットを走るゲームでは味わえません。ただ一度これにはまると、ドリフトじゃないとコーナーを曲がった気になれなくなったりします。この後に他のレースゲームもやる人は、この点要注意かも。(笑)

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