山梨県
 ここにきて甲府駅あたりで地酒(もちろん日本酒のほう)を熱心に売るようになった。ただし扱い銘柄は「太冠」「春鶯囀」「七賢」「谷桜」あたりで、他の酒(とくにレギュラー酒)を見つけるには蔵元の地元を当たらなくてはならなそうだ。山梨県は日本酒の蔵元の数は少ないが地味な小メーカーも存在するので、それらにもちょっと興味がある。

谷櫻 チェリーカップ&櫻守
 山梨県には「オギノ」という、県下あまねくネットワークを広げるスーパーマーケットがある。そこで昨年あたりから、県内のカップ酒4ブランド、「春鶯囀」「太冠」「七賢」そして「谷櫻」を常時扱うようになった。他の3銘柄は以前から入手が比較的容易だったが、「谷櫻」のカップはこれまで甲府あたりではあまりお目にかかれなかったので、とりあえず有難い。
 「谷櫻」は全量特定名称、したがってカップ酒も本醸造である。レギュラー酒の「チェリーカップ」のほかに生もと仕込みの「櫻守」カップ(30円くらい高い)もあり、こちらは販売店が多少限定されるようで甲府では駅前の山交デパートで扱っていた。
 「チェリーカップ」も結構濃醇タイプだが「櫻守」も生もとらしい出来、ただしアルコール度数を14〜15°に調整しているためか、案外冷やでもすっきり飲めた。もちろん燗上がりする。
 なお、蔵元サイトを拝見していたところ、2006年2月からは「チェリーカップ」が生もと造りとなり、従来の「チェリーカップ」は販売終了した由。そうなるとこのピンクラベルの「櫻守」カップはデッドストックになる?駆け込みでゲットできてラッキーだったかも。(2006.2.26記)



春鶯囀
 日本酒を飲んでいると漢字に強くなる。「春鶯囀」を「しゅんのうてん」と読むなんて、いまどき学校でも教えてくれないだろう。とにかく与謝野晶子に感謝である。
 もとより甲斐の銘酒として名をとどろかせている銘柄だが、蔵元のある増穂町(青柳)あたりは酒屋も少なく、カップ酒の存在はまったく気付かなかった。それが昨年(2003年)、↓の「太冠」を紹介したときに掲示板で地元の方より「甲府駅ビル内の酒屋で売ってる」との情報をいただき、へぇあの酒屋何度か行ったことあるのに気付かなかったよ、まさしく大正デモクラシー・・・と思ったもので、それから1年、ようやく現地に足を運び、たしかに売ってるのを確認、買ってまいりました。214円(213円だったかも)、「七賢」のカップ酒と共に常温・冷蔵双方の状態で売られているので、当然冷蔵庫の中のをチョイス。
 この蔵元の品の良さはカップのデザインに表れている。富嶽三十六景、甲州石班沢の図。浮世絵をあしらったカップ酒といえば「正雪」の東海道五十三次のやつがおなじみだが、これはそれに勝るとも劣らぬクールなデザインである。銘柄を表面に表示しない(カップの裏側に書かれている)のは蔵元のこだわりなのだろう。
 そして味。これ、ものすごく旨いです。雑味なく綺麗、でも適度の甘味があってぐいぐい飲めてしまう。後口も非常に良好である。やはり冷蔵庫内で売られていたというのも大きいのではないか。
 「春鶯囀」のレギュラー酒自体は甲府駅改札内の売店で300ml瓶(昔ながらの茶色の小瓶)が売られていてそれもなかなか味わい深いが、もし改札出る機会があるなら是非駅ビルでカップ酒買ってみてください。(2004.9.26記)
※最近全国のスーパーでよく見かけるようになりました。



春鶯囀 純米酣酣
 長野県・山梨県のセブン‐イレブンでは2005年末頃より県内のいくつかの蔵元と提携してオリジナルのカップ酒を販売している。季節ごとに商品を見直しているようで、この(2006年)6月に長野市の店舗で「あじわいすっきり冷酒」とフタにシールの貼られた商品がいつくか置いてあった。この「春鶯囀」のほか、長野の蔵元では「寒竹」「神渡」、ほかにも1〜2アイテムあったと思う。
 長野へ行ったのだから地元の蔵元のものを・・・とも思ったのだが、ラベルに惹かれた「春鶯囀 純米酣酣酒」を購入。既に4合壜等で販売されていた同商品を、カップ酒にも投入したようだ(270円)。
 
辞書で「酣」を引くとたけなわとある。あの、宴たけなわ≠ヘ、この字が当てられるのか。昔の人は盃を重ねることによって酒の味が甘く感じると解釈したのだろう。私の場合、鯨飲したときの酒の味は、苦酸っぱく感じるな・・・それは胃液か。
 さて、この酒が、まさに、甘いのだ。ときどき純米酒でこういう甘口の名品と出会うことがあるが、これはクリーンヒットである。これなら値段も高いとは全然思わない。フタのあじわいすっきり≠ノは当てはまらぬ気はするが。
 ラベルのセンスは流石、春鶯囀のかもさるる蔵である。酒の内容をラベルがこれだけ如実に表すケースは、そう滅多にない。(2006.6.25記)



太冠
 甲府市内に蔵を構えるこの酒については以前より気にはなっていたのだが、ことカップ酒についてはなかなか目にする機会がなかった。そこで、甲府郊外の一大観光地・昇仙峡に行けばあるかなぁと思い立ち、暑い中を行ってまいりました。
 結果、あった。ロープウェー乗り場の売店によく冷やして売られていた。値段が観光地価格の320円(税込)なのはやむを得ないところか。
 しかしまあ、土産物屋というのはボロい商売だとつくづく思う。昇仙峡の某土産店にもこのカップ酒売っていたのだが(常温で)、400円、しかも税抜きだと。
 ま、それはともかくカップ酒買ってロープウェー乗って展望台で一献というのも楽しそうだ。
 こちらは持ち帰って家で飲む。
 冷やして飲むと少し苦味を感じるが、後口は非常にすっきりしている。苦味もアクセントとしてちょうどいい感じで、これは冷やして飲むのがいちばんよさそうだ。(2003.8.31記)
 なおこの「太冠」カップ、最近(2003年頃から?)甲府駅キオスクで大々的に扱われるようになった。








七賢
 どこぞやのHPでこのカップ酒を絶賛している人がいたなあ。自分が飲んだ感想は、まあ旨いとは思うが劇的に素晴らしいとは思わなかったなあ(税抜き204円)。
 甲府なら駅ビル内の酒屋、あと甲府以西のキオスクとかでも結構売ってます。(2003.8.31記)

















笹一 武田二十四将
 武田二十四将がひたすら書かれている謎のラベル。笹一といえば県東部を手中に置く大メーカーだが、味は実にしっかりしている。ことカップ酒に関していえば「七賢」よりこっちの方が好きだな。(2003.8.31記)











甲斐の開運

 開運といえば静岡のやつが超有名なので、こちら山梨県の開運は「甲斐の」と付けて区別しているわけだが、゛カイ"の音が韻を踏んでいて覚えてもらえやすい。蔵元が河口湖のほど近くにあるので土産物屋には必ず置いてある。
 最近は鑑評会でも入賞してるみたいだが、普通酒に関してはまだまだか。においがちょっと良くない。本家(ってわけじゃないが)「開運」に追いつくよう頑張ってもらいたいものだ。(2003.8.31記)








ハラモワイン&ひょいとワイン

 さすが山梨、カップワインを売っている。ただ、どこでも手に入るというものでもなさそうなのでいろいろ探してみよう。前者は甲府駅前の山交デパート、後者は甲府駅ビル内のワイン屋で購入した。
 僕あワインはよくわからんので味についてもコメントできる立場にないんだが、日本酒が酒だけでも飲めるのに比べてワインは何かつまみながらでないと飲めないことがよくわかる。まあ少し冷やして電車の中で飲むのなんかには良いんじゃなかろうか。(2003.8.31記)



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