大分県
ひとくちに大分といっても結構広く、各地域で日本酒に縄張りがありそうなので一概にはいえないのだが、日本酒市場はいくつかの大手銘柄の寡占状態にある印象を受けた。とくに「西の関」、かつて地酒ブームの牽引役を果たしたことに対しての貢献度合いに異議はないが、地元ではスーパーだろうがコンビニだろうが至るところで売られており、佳撰はおろか上撰クラスにも糖類が入っている。まだまだ本州では「西の関」イコール大分を代表する銘酒というイメージが強く残っているだけに残念である。
しかしまあ探せばあるものはある。とりあえずどんな小さな町でも蔵元のある場所へは足延ばした方が良さそうだ。
ちなみにペット容器入り焼酎カップは多数あり。メルシャンの勢力強大。
和香牡丹
かのメガ焼酎「いいちこ」の製造元、三和酒類(株)が創っている日本酒。なんだがこれが結構レアで、大分・別府あたりでは全然見かけない。県産酒の品揃えでは日本酒・焼酎共に相当しっかりしている大分市のトキハデパートにも置いてなかった。
なら地元まで行ってみようという事で、宇佐市の中心部、四日市まで行ってきました。で、たしか「和香牡丹」はあった。コンビニとかにも置いてあった。嬉しいことに、カップ酒もあった。ただしカップ酒については置いてある店極少。
もともとここの日本酒は特定名称酒オンリーのはずなのだが、最新版の『日本の名酒事典』にはそうでない酒、つまり普通酒の存在を示唆する記述があったような記憶が。でも地元では普通酒みかけなかったなあ。ということで、ここではとりあえず本醸造が最低価格帯の商品という前提で話す。
もちろんカップ酒も本醸造(税抜き214円)。九州ではこの価格で糖類入っているカップ酒がざらにあるので、極めて良心的といえる。ラベルのデザインは以前からずっと使われてきた伝統的なもの。
さて、味であるが九州酒の特徴である濃醇でかつ辛口といったところかな。正直なところすごく旨いとは感じなかったが、たぶん地元の嗜好に合った味なんじゃないだろうか。今度は燗つけてもう一度飲んでみたい。
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