壮年(?)も、荒野をめざす。
明日から3月だし、そろそろ書いておかなきゃならんだろうなと思い。
突然ではありますが、私こと自棄酒マン、3月いっぱいで15年にわたるサラリーマン生活に別れを告げ、晴れて自由(というか無職)の世界に身を投じることとなりました。
既に昨年の時点で意志を固めており、本年1月には退職手続きを完了していたのですが、あまり早くにオープンにしてしまうと諸々混乱を招く恐れもあるかと危惧し、今まで黙っておりました。
このような決断に至った理由については2つの要素に大別できるのですが、そのうちの1つについては書くべきでないし書く必要もないことなので、ここでは触れません。
もう1点、主に私が拙サイトで展開してきた活動に関連したところについて、この場を借り現在の心境を説明させていただく勝手をお許しください。
拙サイト「カップ酒マニア」(のちに「自棄酒マン、ときどきカップ酒マニア」)を開設してはや4年と2か月、この間多くの方の暖かい言葉に励まされ、おかげさまをもって今ではGoogleでカップ酒∞自棄酒≠フキーワードでトップでヒットするようになりました。紙メディアや他サイトで紹介していただく機会もあり、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
それでは、この4年間における皆様の気持ち≠無下にすることなく私自身がどれだけサイトに反映させることができているかと考えるたび、なんとも物足りないものを感じておりました。
カップ酒ギャラリーの掲載数は遅々として増えず、その他のコンテンツについても古い情報・誤った情報の垂れ流し(古い情報を載せること自体は過去を振り返るという点において大いに意義があるとは思うが、現状についてきちんとフォローすることが前提だろう)、それになにより私自身の無知を批判されたこともありました。
誤った情報の指摘に対しては即座に裏付け取材を行いフォロー記事を書くべきなのでしょうが、特にここ1〜2年の自分にはそれをやる体力も、気力もありませんでした。
そのような状況を打開し、諸批判に対するオトシマエをつけるにはどうすればよいか・・・それが、このたびの決断のきっかけであったわけです。
拙サイトがらみではもうひとつ、今まさにこの時機、自分の活動スタンスをもう1ステップでもいいから高いところに置きたい、という気持ちが起きたことにあります。
「dancyu」誌で特集されたこともあり、カップ酒が今までになく世間の注目を集めていることは間違いないと思います。そんな状況下で、過去4年間Web上でカップ酒を追いかけてきた人間にもやるべきことがあるのではないかと考えたわけです。この好機にカップ酒の素晴らしさをもっと多くの人に伝えたい、そのためには現在の活動スタンスを見直さねばなりません。
今後は自身のホームページだけではなく、紙媒体も視野に入れた活動をせねばならないと思っています。前回Webと紙媒体の関係について粘着質的に言及したのも、今後自分が挑戦すべき世界に対しての畏れがそうさせたのかも知れません。
無論、これまで拙サイトでいただいた皆様からの激励は私にとって宝物ですから、今後もホームページをおざなりにするつもりはまったくありません。紙媒体に対しては然るべくスタンスで、拙サイトにおいては(正確さは心掛けるものの)今までどおりののんべんだらりな筆致で・・・と使い分けができればよいかな、と考えております。
世の中にはご自身の本業をしっかりこなしながら同時に紙媒体やWeb上で素晴らしい仕事をされている方がたくさんいます。それに比べて15年勤めた職場を放っぽり出して(とりあえず)無職生活に入ることについて、世間様に対する心苦しさを感じないといえばウソになります。ただ、自分の場合どうしても性格的に2つの仕事を両立することができず、こっちの世界が面白くてたまらなくなった今、あちらの世界をずるずる引きずって迷惑をかけるよりはスパッとけじめをつけようとの結論に至ったわけです(あと、本質的に常に漂って≠「たい人間ゆえ、なかなかそれが叶わぬ今の稼業がしんどくなっていたのも事実)。もちろん決断を下すまでには相当悩みました。なにしろ職場の人たちは拙サイトの存在など知る由もなく(これまで一切教えなかったから)、そういう意味では今でも退職理由について説得力のある説明ができずにいます。職場でお世話になった人たちへは正式に辞めた後で拙サイトのことを知らせようとは思っております。
とりあえず4月からは全国への取材活動をしつつ、並行して紙媒体への取り組みに向けての準備をしたいと計画しています。業界のコネクションは皆無なので、いきなり仕事はできないでしょう。いつかこういう日がくるかもと漠然と考えていたのでいくばくかの蓄えはあり、今後無収入状態が続いてもしばらくは生きていけると思います。どうしても生活が困窮したら、それはその時考えます。
今はとにかく自分の夢を形にしたく、近しい人も含めわがままを言わせていただくことにいたしました。わがままを許してくださった方々へいつか恩返しができるよう、日々努力を怠らない所存です。何卒今後もご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
いいざわ・たつや
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