このページの掲載基準とマニアの日本酒に対する
基本的考え方
(注:本ページは2000年1月にアップしたものであり、その後、特に三増酒を造ってる蔵元≠フ扱いについてマニアの心は揺れ動いている。
詳しくは地酒の真実のページを。
ここでは日本全国で発売されているカップ酒を写真入りで紹介して行きます。
まず、カップ酒の定義ですが、「基本的に180ml入りガラスまたは紙の容器に入った飲み切りタイプの清酒」てところでしょうか。ここでさっそく問題となるのが容量の問題で、実際200mlのものや180mlを切るサイズのものも多く売られています。まず200mlに関してはレギュラーサイズのものより量を増やした分必ずアルコール分を下げています。量を増やして薄めて売るという、量り売り時代の悪の手法を思わせるので好きじゃありません。それ以前に、普通酒の適正アルコール分は15度以上16度未満であるという信念を個人的に持っているので、200mlサイズのものは積極的には手を出しません。それからミニサイズのもの、最近では某ナショナルブランドが数アイテム一挙に発売しましたが、あれは売り方次第で新規顧客層を開拓できる可能性を秘めていると思います。120mlくらいの大吟醸酒を少し洒落たガラスに入れてコンビニで売り出せば結構一人暮らしのOLとかが買って行きそうな気がするのですが。いずれにしても現状では特殊なサイズであり、よほど心を動かされない限り買いません。
さて問題の中身ですが、ここで紹介するのは本醸造か普通酒が大半を占めることになります。まれに吟醸・純米の品も売られていますが、やはりカップ酒といえば本醸造と普通酒、値段でいうと200〜250円くらいのものになります。
ここで大変重要なことを書きますが、糖類・酸味料を添加した酒、すなわち三増酒は一切紹介しません。さらにいうと、三増酒を造っている蔵元のカップ酒はそのものが三増酒でなくても無視するし、糖類入りにごり酒を造っている蔵元も同様の扱いとします。
間違いなく戦後における日本酒の最大の悲劇は三増酒の蔓延であり、日本酒の質が劇的に向上した現代をもっても清酒といえない清酒が堂々まかりとおっているのは不幸なことです。このことを書き出すと長くなるので別項を設けたいと思いますが、三増酒を作りつづけているところは僕の価値観の中では「真面目に造っていない蔵元」であり、飲みたくもない酒を紹介する必要性も感じないので省略させていただきます。
実はこの時点で日本中のカップ酒のうちの半数は脱落して行きます。これは全国の半数以上の蔵元でいまだ三増酒を造っていることをほぼ意味します。日本酒界の現状なんてそんなものです。しかしそれでも残り半数の「真面目な」蔵元の酒を見てみると、日本一の出荷量の大ナショナルブランドから聞いたこともないような小さな蔵元のものまで、実に多種多彩です。ラベルやキャップを眺めているだけで楽しくなります。
ここで、ラベルやキャップの話を少々。カップ酒をコレクション面から次の3パターンに分類してみました。
(1)容器に銘柄等が印刷されたラベルが貼られているタイプ
一升ビンや四合ビンはほとんどこのタイプ。ラベルを剥がして収集できる利点はあるが、意外にラベル剥
がしが難しいこともある。
(2)ガラス容器に銘柄等が直接刷り込まれているタイプ
コレクションするには容器ごと残しておかなければならないが、部屋のインテリアとしては最高(ホントか
よ)。
(3)容器には花とか動物とかが刷り込まれているだけで銘柄はキャップを見ないとわからないタイプ
銘柄を入れるとコストがかかるということなのだろうが、かといって同じデザインの容器を複数の蔵元で使っ
ている場面に出会った記憶がない、というのも不思議な話だ。
ここで紹介しているカップ酒がどのタイプかは、写真をご覧いただけばおわかりかと思います。
最後にそれぞれの酒の味や香りについて。あくまでも飲んだその時の主観的な印象は紹介していますが、僕は1回飲んだくらいでその酒の本質を評価できるほど味覚嗅覚は肥えていませんし、そういうのはその時の体調や何を食べながら飲んだとか、それ以前にどのような売られ方(出荷後の管理状態)をしていたかによって大きく左右されるはずです。ですのでここであまり良い書き方をされていないものでも、ぜひ一度自分の鼻と喉と舌で試してみてください。このページでは味・香りそのものよりも、それぞれの酒がどんな風土の元で造られ、売られているかに主眼を置いて紹介して行くつもりです。
写真の掲載について
やはりこういうページは写真入りでないとつまらないと思いますので、日本酒のラベル・キャップや蔵元の看板等の写真を掲載しています(すべてマニア自身が撮影、他所からの転載は一切ありません)。ただし、当該蔵元の承諾は一切得ずに掲載させていただいております。ネットにおけるいわゆる商標権や肖像権の解釈については現在のところ各サイトの良心のゆだねるところによるというのが実情と思います。当ページで写真を紹介している蔵元の中には『勝手に載せやがって』とご立腹のところもあろうかと推察します。
ただ、当ページの掲載基準が『三増蔵でないところ』、すなわち真面目に日本酒造りに取り組んでいるところに原則として限定しているわけで、ここで紹介している蔵元についてはページ作者が敬意を払っているところであると理解していただけたらと思います。
もちろん異論反論多種あろうかと思います。もし本当に掲載されることが迷惑という蔵元があれば連絡いただければその時は考えます。
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