岩手県
2002年6月、県内一斉調査。結果。「関山」「世嬉の一」「浜千鳥」「國華」「南部関」「宝峰」「廣喜」「堀の井」「吾妻嶺」「南部美人」「玉の春」・・・ぜーんぶ普通酒は糖類入り。以前確認した銘柄も含めると、ほとんど壊滅状態である。逆にいえば、↓で紹介した2蔵元が素晴らし過ぎるわけで。
月の輪
こちらも最近人気急上昇中の銘柄。自ら造りを行っている蔵元の横沢氏はここのとこカリスマ蔵元%I存在になりつつある。
盛岡市からバスで45分ほどの紫波町にある蔵元だが、ここの特定名称酒は盛岡市内でもかなり出回っている(盛岡駅コンコース内の売店ではかなりレアな品も置いてあった)。しかし、普通酒となると盛岡ではほとんどみかけない。元々普通酒はあまり造ってないみたいだし…ということで、地元紫波町まで行ってきました。
ちょうど12月の日が短い時期だったもんで、バスに乗っている途中で日がとっぷりと暮れてしまった。おまけにこの日の午前中は青森県内で悪戦苦闘したもんで(「駒泉」の項参照)その疲れが出て車中で爆睡。目が醒めてほどなく、「月の輪」と大書された酒屋の看板を発見。慌てて降りる。 そしたら、ありましたよ。酒屋の自販機に「月の輪」のカップ酒が売られていた。値段はなんと190円。これは一般的には三増酒に付く値段である。少し嫌な予感がしたがとにかく購入。出てきたカップをチェックしたところ糖類無添加。やったあ。
それにしても190円ですよ。大吟醸が評判だからといってふんぞり返って、いつになっても三増酒造りをやめない蔵元が多いのにこの謙虚さ。見上げたもんである。
で、「駒泉」のとこにも書いたんだが、これを飲んだ晩は「七福神」のしぼりたてが旨くてぐびぐびやってしまい、このカップ酒を開ける頃にはすっかり酔っ払っていた。それでも味が識別できたのだから旨かったんだろう。「駒泉」のカップ酒ともども半分飲んだところでいつの間にか眠りに落ち,気がついたら明け方3時だった。
ところで…「駒泉」と「月の輪」、この2つのカップ酒はどうやら同じ会社がカップを供給しているようである。だってカップの形状も裏のクレジットの表記方も全く同じだもの。つまり天才は天才を知る、ってことか。
菊の司
「菊の司」のカップ酒が盛岡駅の在来線ホームの立ち食い蕎麦屋兼売店で売られているのは以前『はつかり』への乗り換え時に発見していたのだが、発車時刻が迫っていたために買う時間がなく残念な思いをしていた。しかしこのたびようやく購入に成功。上撰で230円。駅売りゆえ少し値段上増ししてるかも。
上にも書いたとおり、「菊の司」(その高級商品路線が「七福神」)といえば準大手でありながら品質重視の酒造りを古くから行っており、糖類添加もずいぶん前にやめている。盛岡市内では「あさ開」と「岩手川」と共にシェアを3分している感があるが、あとの2つの最低価格帯の商品はいまだ糖類入りである。ちなみにカップ酒はその「あさ開」「岩手川」のものはどこでも見つかるが(紙カップ)、「菊の司」については今のところ盛岡駅在来線ホーム以外で見かけたことない。
さて、これを買ったのが7月末、製造月が5月、かなり日が経っている。酒にも結構色がついているようだ。これはきっと・・・と覚悟の上飲んでみたが、やはり予想通り老ねてしまっていた。ホーム売りゆえ直射日光が当たることもあったのだろう。しかしそういう状態になった酒は往々にして飲めたものではないことが多いのだけれど、この商品に関しては飲めないことはない。元の造りがしっかりしているからではないだろうか。今度は出荷したてのものを飲んでみたい。
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