愛媛県
 いやあ、四国4県の中で愛媛だけはとてつもないカップ酒文化が育っている。理由はわからんのだが、多くの蔵元の前には自販機が備え付けてあり、そのほとんどで自前のカップ酒を販売しているのである(ただし、南予地区ではこの限りではない)。県産酒のいわゆる佳撰クラスで「媛」という統一銘柄が設定されており、カップ酒もこの銘を使ったものが多い。ただし糖添率は高い。
 それにしても、人通りもまばらなところに突如出現するカップ酒の自販機、けだし見ものではある。
※2004・2005年の再調査の結果。相変わらず稼動している自販機も多いものの、ぼちぼち寿命を終えたものも散見される。今後数年中に稼動数はさらに減少するのではないかと思う。

山丹正宗
 以前拙サイトの掲示板でも話題になっていた今治の「山丹正宗」。レギュラー普通酒も糖類添加はないもよう。
 私がカップ酒を発見したのは新居浜市の酒屋の自販機。展示サンプルのラベルには「糖類・酸味料」の文字が躍っていたが(アルコール分15〜16°)、購入して出てきた商品のラベルには糖・酸の文字はなし。その代わりアルコール分14〜15°になっていた。あるメーカーが糖類添加廃止を志す場合、極力コストアップを抑えるためには度数を下げるのが最も現実的な手段といえよう。
 これ、甘い。愛媛の酒の特徴がどのようなものかが不明なのでこれが地元スタンダードなのかはわからぬが、舌を酒に浸していると甘味をじんわりと感じる。ただし、べたついた嫌な甘さではない。ままかり酢にもよく合った。(2005.10.24自棄記)










仁喜多津
 道後温泉に隣接して蔵を構える老舗だが、最近では地ビールでその名をとどろかせている。それにしてもなあ、どうして「道後ビール」はばら売りしてくれないんだろう(3本セットでしか買えない)。なんかボロい商売をしてるような悪い印象抱くぞ。
 で、最近影の薄い日本酒の方なんだが、蔵元の前に自販機があります。カップの絵もグッド。味もなかなか。(2000.1.7自棄記)
※自販機、2004年の時点では撤去されていた。














日本心 媛
 東予市(合併で西条市に)に蔵を構えるが、道後温泉の土産物屋でも見かけたのでシェアはかなり広いとみた。「媛」銘だが三増ではない。200円。
 まあ、値段相応といおうか、味も香りも平均的かな。特別感動もしないがけなすところも何らない。(2000.1.7自棄記)









左の自販機が「日本心」(右は灘の三増)




金雀※廃業
 新居浜市の、国道から1本脇に入った旧道沿いにある小さな蔵元。キャップには「清酒一級」とあった。田舎の小さな蔵元のカップ酒では時折、級別時代の遺物がいまだに使われている(出荷量が少ないので当時のものがペイし切れてない)ケースがあって楽しい。旧二級クラスが三増かどうかは不明。
 飲んでみたところ、ちょっと香りが独特だなと感じた(決して悪くない)。(2000.1.7自棄記)







「林屋」という屋号らしい。





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