青森県
 北東北各県に共通していえることだが、まだほとんどの蔵元が普通酒に糖類添加している。青森県に関しては1999年12月に旧南部地域を、2002年6月に津軽地方を調査したが、カップ酒で紹介できるのは「駒泉」のみである。
 概して青森県は大手(「六花」=「じょっぱり」「桃川」、八戸酒類の各工場のものなど)のシェアが高くて小さな蔵元の酒はこと普通酒に関しては地元でささやかに売られているケースが多く、三増チェックも結構困難ではある。最近評価の高い「豊盃」「安東水軍」でも糖類添加をしてるのだろうか?まだ確認できていない。

駒泉
 12月の雪の降りしきる中、八戸市内でチェックをおこなったが惨敗。有名な八戸酒類(第一〜第五工場まであるやつ)は全部三増酒あり。名前は似ているが八戸酒造という蔵元があるが、こちらは三増酒造っていないもよう。ただしカップ酒は発見できず(2005年3月、無糖加カップ酒を発見。ところが同じ日に三増紙パックも発見。残念)。こうなったら「駒泉」のお膝元、七戸まで行くしかないと決意。三増酒を造っていない、かつ近年評価がうなぎ上りの蔵元である。マニアも先日山廃純米吟醸酒を飲んだが、激旨だった。
 さて翌日、JRで八戸から上北町へ、そこからバスで七戸町に乗り込む。前の晩相当雪が降ったようで20センチほどの積雪、それが融け始めて足元グチャグチャ。地獄の雪中行軍―そういえばここ、八甲田山がほど近いなあ―とあいなった。
 町の中心部の商店街の酒屋をチェックしたがカップ酒は発見できず。これで収穫なかったら泣きたくなるところだったが、天は我を見放さなかった。市街をちょっと外れたところにジャスコがあり、そこの酒売り場にありました。上撰と佳撰、それぞれにカップ酒がある。もちろん佳撰も糖類無添加である。それにしても、こういうことがあるんでカップ酒探しにスーパーや郊外型ショッピングセンターは外せないんである。
 さて味。実は同じ時に岩手県の「七福神・ふなしぼり」つう、いわゆるしぼりたてを飲み、これがまた旨いもんでぐいぐい飲んでしまい、「駒泉」のカップを開ける時分はすっかりできあがってしまっていたのだが…ちゃんと味がわかりました。旨かったっす。しぼりたての強烈な味の後でもしっかり自己主張していた。半分くらい飲んだところでダウンしてしまったが。

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