先日、自転車を買いました。
「産業の空洞化はイカンのちゃうかいなぁ」という思いもあって、
ネットで自転車部品の本場、大阪は堺の国産自転車メーカーのサイト
から見つけた六段変速の街乗り自転車を馴染みの自転車商会で
取り寄せてもらい、購入しました。オプションで荷台を付けて18,500円也…へぇ?
なんでこんなに安いん?と。
シンプルで走りもよく気に入っていたのですが、よく見ると、どうも
フレームの作り、塗装が雑な感じがしたので、「もしや?」な気分に。
で、フレームの底を見ると「Made
in China」の文字が…
「???」と、タイヤ、ブレーキレバー等の部品に記されたメーカー名や
ブランド名をGoogleにかけてみたところ、ことごとく中国、台湾製。
ランプ一体型発電機はサンヨーだから日本製だろと思っていましたが、
製品の底に「Made in China」の文字。
まぁ、それでもシマノのブレーキとチェンジやからええわいと
思ってましたが、これまたよぉく見たら「SHIMANO
china」の文字。
ま、そういうわけで完全中国車だったわけで、もう日本は
自転車なんぞ作って儲けれる時代ではないということを知ったわけです。
で、
お酒の世界でも本社が「灘」「伏見」にあるけれども、中国やベトナム、米国、オーストラリアなどで造ったお酒を「○鶴」「△正宗」「松竹■」として普通に売られる時代が来るのでしょうかねぇ?
豪州産「白雪」って最近見ない気がしますが…どうなんでしょうかね?
奈良の「朝香」の中国産は時折見かけますが…
|
652.残念ながら・・・ |
| 名前:しっぺい太郎 日付:11月26日(金) 17時55分 |
おばはんさん、こんにちは。
輸入清酒について、輸入清酒には関税がかかっているはずですが、昨今のFTA(自由貿易協定)交渉のニュースで清酒が関税引き下げあるいは撤廃の対象から外れるという話はぜんぜん聞こえてきませんので、将来輸入清酒の価格がもっと安くなる可能性は高いと思います。
また、ニュアンスの違う話かもしれませんが、前述のFTA交渉のなかで、コメまでが関税引き下げの俎上に上がってきています。カリフォルニア米のように先進国で生産されるコメでさえも日本産と比べれば安価ですから、中国や東南アジア産であればもっと安価でしょう。コメの輸入が自由化されたら、「国産酒」でも原料米は外国産という酒も増えるかもしれません。というか、大手メーカーはもとより地方の地酒蔵でも普通酒・本醸造酒は輸入米を使うところが増える可能性が高いと思います。 |
|
654.直接酒ネタではないんですが… |
| 名前:おばはん 日付:11月26日(金) 21時50分 |
しっぺい太郎さん こんにちは。
レスおおきにです。
確かに現在売られている醤油や味噌等の原材料の産地を考えれば、
まぁ、おのずとおっしゃられているような展開になっていく可能性「大」
なのかもしれませんね。
ま、何となく「お米」ってのは、他の穀物と違って、まだまだ“聖域”な
感じもあるんで、まだまだ紆余曲折はあるかもしれませんけれどもねぇ。
ワインに対しては「チリ産」であろうとまったく気にしませんのですが、
何となく、やっぱり日本酒に関しては「日本産じゃないと嫌やなぁ」
な思いは…消えない気がしています。 |
|
655.Re: 直接酒ネタではないんですが… |
| 名前:純米酒大好き 日付:11月26日(金) 22時38分 |
すでに輸入清酒のブレンドは行われているそうですね。
そういう酒を買わないかと営業を受けた蔵元から聞きました。
輸入米作るより、酒を輸入したほうが安いということですね。
日本酒は、おらが村の自慢であってほしいです。 |
|
656.Re: 直接酒ネタではないんですが… |
| 名前:鮭野 夢造 日付:11月26日(金) 23時47分 |
輸入米の問題は難しいので棚上げにしておくことにして、輸入清酒の問題です
が、飲み手が何を求めるかですね。地酒としての地域性を求めるならば、他の
県の米を使うことがどうかという問題もありますし、それ以前に海外に原料を
求めるアルコールの問題もあります。
下手な本醸造を飲むよりも(管理が比較的まともな)「朝香」の純米吟醸を
飲む方が、はるかに価格以上の満足感を得られます。販路などの現状を見る
限り、将来的にはかなり国産の中小の地酒蔵が駆逐されそうですが、それは
中小の蔵の多くが、一番大事にすべき地元の飲み手を啓蒙せずに、粗悪な三
増酒を提供していたことによると、将来歴史家に語られそうです。
造り手サイドには、今からでは遅いのですが、やれるだけのことはやって欲
しいものです。 |
|
657.Re: 直接酒ネタではないんですが… |
| 名前:Yawata 日付:11月28日(日) 2時41分 |
もう10年前にジャスコでカリフォルニア米清酒を見つけて買い、「酒も外国産時代かね」と、しげしげと眺めた記憶があります。
その後全然米国産は見かけないので「日本酒なんぞ販路が日本に限られるから、世界進出のうまみが無いのかな?」などと思っておりました。
よく考えたら糖添アルコールだけ向こうで作って日本で三造酒に大量投下! っていう手があるのですよね。自前で怪しいブランド作るより、いろいろな蔵元(に限らず食品製造業)に味付け前の原料だけ卸していた方がブツも捌けるし販路も広がる。すでにやっているとしても「ああ、やっぱり」と納得してしまうところに今の日本の製造業があるような気がします。
ちなみに昔買った米産清酒は「加州吟醸 清酒 新大陸」でした。味はいまいちでしたが名前が好きなのであったらまた買ってしまいそうです。 |
|
658.Re: 直接酒ネタではないんですが… |
| 名前:しっぺい太郎 日付:11月28日(日) 12時16分 |
>おばはんさま・純米酒大好きさま・鮭野さま
ご意見有難うございます。
各蔵の置かれた状況や戦略もありますから、必ずしも全ての蔵が輸入酒のOEM(と書くと「桶買い」よりカッコイイかな?)や輸入米に手を出すとは限りませんが、「外圧」の影響はどの蔵も大なり小なり受けることになると思います。
地酒が「おらが村の自慢」であってほしいというご意見でしたが、ここ数年で注目を集めた蔵には地元での生き残りに苦戦し、東京など大都市圏の地酒専門店(=業務用市場)に活路を見出したところが多いですよね。その陰でそれまで地元の人たちから支持されていた銘柄は、地元市場の衰退とともに苦戦しているケースが結構多いです。
そんな中ですが、宮城県の、地元の米、特に「ひとめぼれ」などの食米を使った純米酒に注力した取り組みにも注目しています。昨今の焼酎ブームのせいか今年は伸び悩んでいるようですが、去年までの宮城県の純米酒の出荷量の伸びは目覚しいものでした。隣の山形県が吟醸酒を軸にした酒質向上、PRを行い効果を挙げていますが、吟醸酒は単価が高くなりがちですし、どうしても酒造好適米、特に山田錦に頼りがちです。より地元に密着した食米を使った質の高い純米酒をPRすれば、より地元意識に結びつきやすく、効果がより広がる可能性があります。宮城県の取り組みは将来山形県に続いて脚光を浴びるかもしれません。
醸造アルコールに関して言えば、ウチもサトウキビ原料の輸入アルコールです。しかし、米アルコールの使用は考えていません。アル添の意義(増量と香味の調整)を考えれば、いかに不純物や異味異臭の無い純粋なエチルアルコールであるかが求められるからです。実際米アルコールのサンプルを入手して少量テストしてみたことはありますが、ウチでは有意差が出ませんでした。
そんな品質上の寄与が不明確なものの使用を、さも品質向上のために使っているかのようなPRをして、アルコール代の増嵩分を価格に転嫁するメーカーがあるとしたら、私には欺瞞としか思えません。「国産米原料のアルコールのみ使用し、少しでも国産米の消費に寄与している」という話ならともかく。それならば、いかに純米酒を売るかに注力するほうが有意義だと思います。しかし、前年比2桁減が当然のように続く昨今の不振下では、「アル添だろうが純米あろうが何でもいいから売れてくれ」というのが正直な心情です。
ずいぶん泣き言がましい書き込みになりましたが、ご容赦いただけましたら幸いです。 |
|
659.Re: 直接酒ネタではないんですが… |
| 名前:くらぴと 日付:11月29日(月) 20時10分 |
ヤブタが不調で一苦労・・
今年一本目の上槽なのですが先が思いやられます
----------------------------
「地元販路の衰退〜首都圏専門店路線」というのは確かに典型的なひとつのパターンですよね
かく言う私の地元も「そっち路線」に進まざるを得ない典型的な田舎町ですが残念ながら「そっち路線」の販路は今のところほぼ皆無です(苦笑
--------------------------
輸入米はいくら安いと言ってもやはり使いたくないですよね
牛肉(動物)とは違って直接その土地の影響を受けてしまう農作物(植物)なので根本的な品質の次元で問題があるような気がします
米代を削らないとやっていけない低次元の価格競争に巻き込まれないだけの体力をつけない限り、地方の零細蔵は確実に衰退して行きますよね
----------------------
米アルコールに成分的な優位性が無いとしても「それはそれで構わない」と思っています
「純米酒しか認めないが米アル添なら許せる」という方に対しては蔵のイメージアップに繋がるでしょうし、舌と同時に脳で楽しむ飲み方も「有り」だと思います
(・・と言っても実際に使う予定は全くないのですが)
モーツァルトを聞かせる音楽醸造蔵などと言うのもありますがあれに「有意差」はあるのでしょうか(笑 |
|
660.直接酒ネタではないんですが… |
| 名前:おばはん 日付:11月29日(月) 22時50分 |
くらびとさん、新酒の出来はどないでしたか?
もうそんな時期なんですね。
>>モーツァルトを聞かせる音楽醸造蔵などと言うのもありますがあれに「有意差」はあるのでしょうか(笑
近畿圏某県に“モーツァルト”って名の酒を出す蔵元がありますが、
ここは…自家醸造していないのです。
…「はぁ?」ですよね。
蔵元の言い分としては「モーツァルトを聞かせて熟成させている」とのこと。
ま、事実なんでしょうけど、そういう付加価値の付け方って、
釈然としないんですけど、どない思いはります?皆さん。
その蔵の近くには吟醸系以外は酵母添加をしない山廃酒母で仕込んで
いる蔵がありますが、それをウリにすることなく地道に地元の愛飲家相手に…
色々な蔵元がそれぞれな哲学をもって家業を営んではるんですね。
勿論私は後者贔屓ですが… |
|
661.Re: 直接酒ネタではないんですが… |
| 名前:しっぺい太郎 日付:11月30日(火) 22時16分 |
改めて自分の書いた文を読んでみると・・・。「欺瞞」という言葉はちょっと強すぎたかなと反省しています。たしかに、有意差の証明ができないこととその蔵の売りになる、ならないとは違いますし、優位さの証明ができないことを売りにすることが、そのまま欺瞞であるというわけではありません。
ただ、モーツァルトと米アルコールの間には大分距離があると思うのです。うまく言葉にならないのですが。
なんだか、おばはんさんが提起した問題からずいぶん脱線させてしまったようです。すいません。
最後に弁解じみてしまいますが、私だって輸入酒を未納税で採ったり、輸入米に頼った酒造りをしたいとは思いません。杜氏や蔵のスタッフはほとんど農家の方ですし、そういう人たちを前にして米蔵に輸入米を山積みにしたいとは思いません。どこの蔵だってそうだと思います。どこまでつっぱり通せるか、がんばっていきたいと思います。 |
|
662.Re: 直接酒ネタではないんですが… |
| 名前:鮭野 夢造 日付:12月1日(水) 1時4分 |
米アルコールについて、私もHPで触れたので、一応私見を。
蒸留技術が高くなり、米アルコールのアルコールとしての純度が糖蜜アルコールと遜色ないほど純度が高まったのは事実のようで、結構前に、東北のある蔵が依頼して同位体測定をした所、全く違いがなかったという話を聞いたことがあります。
ただ、それでも米アルコールを使用した方が、微妙に米の味が乗りやすいと
いう見方をする蔵は多く、直接耳にした話では、長野の真澄は、出品規格の
夢殿は醸造アルコールで、他は米アルコールで、という使い分けをされたりしております。他のある蔵では、米の味が熟成すると余計にでてしまうから、あえて醸造アルコールを使用するという事例もあります。ただ、味で違いが出るというのは、吟醸レベル(あるいは、アル添が必然と思わせるレベルの本醸造)以上で、普通酒〜本醸造では、四段で調整する関係上、官能ではまずわかりませんね。
宝の米米辛口は、宝酒造の戦略もある(添加するアルコールについて啓蒙することで、米アルコールの販路及び販売量を広げたい)といううがった見方をしておりますが、他の場合は、文化的要因で、(同根原料を理由に)最低綱領を守りたい、という意図が主なようです。米アルコールにこだわるレベルの消費者ならば、普通純米に走りますから。
香味の調整、という意味では、官能評価で、ほとんどの場合、米アルコールを使用することはむしろマイナスに働くと思われます。それを承知で使用する蔵の姿勢は、高く評価しております。官能評価で高く評価されるためのよけいな努力を、それだけしていると考えられ、実際にそこの酒をきき酒すると、うむとうならされることが多いからです。 |
|
|