北海道大学市民公開講座

野依良治先生特別講演会を開催  

 

 日本化学会北海道支部は北海道大学と共催して12月13日(土)午後2時より、市民公開講座「ノーベル賞受賞の軌跡と科学教育」を札幌コンベンションセンターで開催しました。
この講座は主に高校生と科学教育に焦点をあて、高大連携企画による魅力ある科学教育の推進と実施における諸問題を広く市民も含めて討議する目的から、高校生、高校教諭、市民、大学生を対象にした公開講座として実施されました。
参加者は1,100名を超え、特に中学生・高校生はその半数を占めました。


写真1:中村総長による開会の挨拶

 中村総長の開会の挨拶の後、2001年ノーベル化学賞を受賞された野依良治先生(独立法人理化学研究所理事長)により「憧れと感動、そして志」と題する講演が行われました。
講演では、自然科学の道に進んだ動機、自然科学の魅力・感動、そしてノーベル賞受賞研究が内外の多くの師、友人の影響・協力により達成されたことなどが紹介された後、受験勉強に終始することなく豊かな感性、理性を育んで人類社会に貢献して欲しいと、若い世代への夢と期待とが熱く語られました。

 


写真2:分子モデルを手に講演する野依良治先生


 その後、佐々木陽一先生(北海道大学理学研究科)の司会でパネル討論「高大連携に期待する科学への夢」が開かれ、パネラーである野依良治先生、有本建男氏(文科省大臣官房審議官・生涯学習政策局)、黒田正一氏(北海道新聞社論説委員)、山岸みどり先生(高等教育機能開発総合センター)、片岡正光先生(北海道支部化学教育協議会議長)、三品純一先生(札幌北高等学校教諭)、後藤祐里さん(理学部化学系1年生)、鏡 太介(札幌北高等学校1年生)から、高大連携に対する文部科学省や北海道大学の取り組み、札幌北高等学校におけるスーパーサイエンス授業の紹介などを中心に討議されました。

 
写真3:パネル討論「高大連携に期待する科学への夢」