平行物で「型式不明」であることをいい事に、この夏から秋にかけて MT化とエンジン載せ替えを行いました。ここでは記念に経緯を書き留めておきます。 まずはじめに、パーツを提供して下さったKさん、忙しいのに作業して下さったAPRの 皆様方、そして応援して下さったAPR常連の皆様方に感謝致します。
おもむろに「エンジン買いませんか?」と話し掛けられた(この辺かなり 脚色あり)。声の主は、ぷじょを買って以来、 メイリングリストや カート分科会でお世話になっているKさんで ある。
S) 「うー、確かに今のエンジンとろいんすよねー」「せめてMTだったらいいんですけど」というわけで、某国で耐乏生活を続けて多少成金に (だってフラン安いんだもん)なっていた私にとって、 この話はまさにツボにはまりました。
K) 「MTもあるよ。」
S) 「え、MTあるんですか?」
K) 「あるある、S16のエンジン付きっすよ?」
S) 「ほえー、150馬力っすか(情報が古い)」
O) 「お、またはじまったな」
S) 「いいなー、でも、高いんすよねぇ。工賃とか、全部でいくらくらい見とけば良いんですか?」(既に乗り気)
O) 「うーん、ミッションとエンジン込みで、とっぱずしたオートマが売れるとして、 3、かな」
S) 「30万ですか?まじっすか?」(かなり乗り気)
メカのH氏は「やめようよー、とろいオートマが雰囲気あって良いのに」といってたし O氏も「エーほんとにやるの?まぁうちは良いんですけどね。本気なの?」と おっしゃってましたが、その場で「ぜひぜひお願いします」と言ってしまいました。
そんなに大変じゃないだろうという、素人の勝手な思い込みがそうさせたのか、 あるいはそろそろトルコンのモヤ−っとした加速に愛想が尽きたのか、良く わからないのですがともかくお願いしてしまいました。はじめてしまったが最後、 もう後戻りはきかないというのに...
XU7エンジンは回して乗るエンジンではないのですが、トルクバンドの2000−3000 に対応する速度域が下に降りてくると、トルクが盛り下がってつまらない3000回転 以上の領域を多用することになりそうだと思いました。エンジン音もうるさいかも 知れないし、回りたがらないものを回すのも精神衛生によくありません。そこで
「やっぱ重くなりそうだし、MTだけもらって、ファイナルだけ換えるってのはどうっすかね」とO氏に聞いてみると、
(ファイナルってのは、最終減速比を決めるギアのことです。)
「ファイナルかえるの大変だよ。いったんばらさなきゃいけないもん。 一緒のほうが安いって」とのお答え。さらに
「昔405のテンハチMTに変えたことあるけど、ありゃ遅かったな」と、とどめの一撃。エンジンと一体で交換するほうが 工賃的な点から安い、しかも今よりずっと速くなると来ては、もはや 迷う必要はなさそうです。ちょっと不安はありましたが、
「うーん、それじゃ、やっぱまるごと行っちゃって下さい」つー事で走り出しました。さぁどうなることやら...とりあえず財形貯蓄 崩しておこうっと。
しかし、S16のエンジンを載せられたスタイルと同じ足回りは 一目見てわかるほど、明らかに車高が落ちていました。しかも フル加速すると足元から「ごごご」と音が出る...「ドラシャがヤバいかもっす」 ...うーむ。元が事故車なだけにちと不安。
「こりゃ恐い車になっちゃいましたよー」との言葉どおり、加速はするが なんとも珍妙な乗り心地。「FBM終ったらまともにするからね」 「なんとか車山で会おうね」との言葉を背に帰ってきました。
さてFBM。前日遅くまで起きていたせいで、東京を出たのは昼頃。道は 空いていたけれど、バネがスタイルなまま、かつ死にかかったショックで 高速を走るのはかなりふわふわで頼りないものでした。 しかもちょっとトルクをかけると足元からごとごと音がするので、せっかくの ツインカムを全く生かせず、ストレスがたまります。
会場到着は午後3時まえ。受付はもう終っていました。さっそくAPRブースに 行くと「トン汁50円でいかがですかー」との声。はい、今年のFBM、最後の 一杯を頂いたのはこの私です。
テントでO氏を見つけたのでご挨拶。T氏は土手でお休み中でした。
O) 「おー、何とかたどり着いたか」
S) 「いやー、回すと音がするからきついっす」
O) 「やっぱドラシャかなぁ」
S) 「あと、すげーふにゃふにゃですよ、あれ」
O) 「バネ換えてショック新しくすれば収まると思うっすよ」
S) 「それと、4000巡航でKランプつくっす。」
O) 「あーあれ、バルブ壊れてましたよね。直さないと。」
S) 「ともあれ、また宜しくお願いします〜」
Xsi/S16用のバネはまたK氏に提供していただき(ありがとうございます)、 ショックはザックスをF,Rとも新品を入れました。この結果
「バネかえたら良い感じっす」「こりゃはえっす」ということになったわけです。いやー、ようやく安心しましたよ。
名称 数量 単価 ノート XU10J4/D エンジン(中古) 1 ひみつ 初期のS16のもの 5MTミッション(中古) 1 ひみつ 初期のS16のもの RECYCLIN UNION 1 7,100 ? Control Cable 1 9,200 クラッチケーブル Air Resonator 1 4,000 エアクリーナ回り Filter Air Hose 1 3,400 結構高いですね Air Intake Pipe 1 19,000 これは高い! Control Cable 1 11,000 アクセルワイヤかな。 Electro-Valve 1 12,300 慣性加給の切り替えバルブ。壊れてたので新品を充当。これも結構高い。 Sachs F 2 20,000 どの道換えようとは思ってましたが... Sachs R 2 13,000 結構な出費でした。
得たものの中でもっとも大きいのは、やはりMTの操作性です。ややスナッチは 大きめですが、加速も減速もダイレクトで、燃費も良いし言うことなしですね。次に大きいのは、DOHCのエンジンですね。重さと引き換えに手に入れた伸び。 前のエンジンでは、4000回転なんて滅多に回すもんじゃなかったですが、4000から 6000オーバーまでシャンと回るのはさすがツインカムです。全開だとタイヤが負け ますけど、なかなか速いです。これでようやくカローラに勝てるかな。
反対に失ったものの筆頭は、柔らかでフラットな乗り心地ですね。エンジンパワーが なくてもこれまでそれほど不満なく乗ってこられたのは、ひとえにこの乗り心地の おかげでした。多少の覚悟はありましたが、予想以上に変わってしまったのは ちょっと残念。何とか少しでも回復させたいなぁ。もう一つ失ったのは、鼻の軽さでしょうか。
スタビがスタイルと同じ物だからかどうかは不明ですが、高速走行時に 腰砕けの印象が残っています。まえはもっとビシッとしていたので、なんとか したいですね。→なんとかなりました。走りはビシッと、でもボディはミシッと(汗)
- 高速巡航のスタビリティ向上[済]
- 高速走行時のブレーキ能力向上
もひとつ、重くなったせいか今ひとつブレーキ能力に疑問符がついています。 低速域ではタイヤのロックが先に来るのですが高速域ではいまひとつしっくり きません。
やっぱりホイールは15インチに変えないと駄目なんだろうか。 というわけで、この話はまだ終ったわけではなく、当分試行錯誤が続きそうです。