日本の中の小さなロシア
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 私たちの暮らしの中で見つけた身近な、でもちょっと不思議な「ロシア」をご紹介しましょう。

ロシアケーキ (亀屋万年堂)

なんとあの日本の大手お菓子メーカー「亀屋萬年堂」さんが”ロシアケーキ”という焼き菓子を販売しています。はじめて見たときとても不思議な感じがしました。「いったいどこがロシアなのだろう!?」って。
そこで、物事はっきりしないと気が済まない私としては、早速亀屋万年堂さんに電話で問い合わせたのでした。「昔ロシアにこのような焼き菓子があって、それを日本風にアレンジした・・・らしいです。」という明解な!?答えが戻ってきました。
これはロシアをよく知る友人に聞いたのですが、確かに「ペチェーニエ」と言う真ん中にくぼみがあるクッキーがあって、それに家でジャムや蜂蜜などを塗って食べていたそうです。おそらくこの「ロシアケーキ」もそれをお手本にして日本風アレンジを加えたのではないでしょうか・・・ちなみに、ロシア人の友人はおいしい!と言って食べてましたが、ちょっと複雑な気持ちだったそうです。皆様も是非ロシア風に紅茶と一緒に召し上がれ!


ロシアンティーブレッド(木村屋聰本店)

東京銀座4丁目にふらっと買い物に行った帰りに”あんぱん”がとっても美味しい木村屋さんにパンを買いに寄ったときのことです。なんと、ここにも「ロシア」がありました! その名も”ロシアンティーブレッド”。ふむ、これはどこにロシアが隠されているのだろうか・・と迷いましたが、思わず買ってしまいました。食べてみて、「うん、甘くておいしい!」とは思いましたが、でも何故?は解決しなかったのです。そこでまたまた「聞きたーい!」虫がうずうずしてきて、木村屋さんに電話してしまいました。答えは、「”ロシアンティー”をイメージして紅茶の葉とラズベリージャムをおりまぜたパンに仕上げました」とのこと。なるほど。 ロシアにはないロシアンブレッドですね。ちなみに、ロシアの代表的なパンと言えば「黒パン」です。ライ麦の入った酸味がある、ちょっとパサッとした感じのパンです。かなり癖があるので、好みは両極端に分かれます。でも、現地で買うと一斤15円くらいなんですよ。安いでしょう!それにつられて、私の最近はまっているお土産はこの黒パンです。

アナスタシア「パプリカ」

最近、赤や黄色の色鮮やかなパプリカが野菜売り場に並んでますよね。実は左の写真の黄緑色のパプリカは、ロシアの「アナスタシア」といわれる品種のパプリカで、現在ピーマン生産量日本一の宮崎県で生産されています。ロシアから種を買い付けこの宮崎で育てたのが数年前からで、八百屋さんやスーパーなどで売り出したのも一年ほど前からだそうです。 ピーマンよりも水気が多いのでだいたい生で食べるのが一般的とのこと。苦みが少なくてさっぱりした美味しいパプリカですよ。未だ食べたことのない人は、いつものサラダにちょっと一品加えてみては・・・
「アナスタシア」はロシアのロマノフ王朝最後の皇帝ニコライ2世の四女の名前で、数年前アニメ映画にもなりましたよね。


スパシーボ (和菓子香月堂)

スパシーボ(バ)とはロシア語で「ありがとう」という意味ですが、なんとこのネーミングの和菓子が新潟の和菓子屋さんにありました。新潟はロシアの極東都市、ハバロフスクへの飛行機が飛んでいるところということもあり、ロシアとの交流は盛んな街です。この街だからこそ生まれた和菓子なのでしょうね。木の実がいっぱい入った餡を薄い生地で包みロシア名産のひまわりを散りばめたお菓子です。あんこはちょっと中国の月餅と似た味です。このお菓子は新潟市推奨土産品コンクールで市長賞を受賞したそうです。新潟に行ったら是非おひとつどうぞ。


シベリヤ 「生菓子」  07/3/2008更新

このお菓子は、いつ頃からあるかご存じですか?また、何故「シベリヤ」という名前になったか知ってますか? このお菓子自体はみなさん必ず一度は目にされているのではないでしょうか。実は、このお菓子、今60代や70代前半くらいの方が子供の時代からあったのです。ネーミングに関しては3つの説があります。
1.お菓子が作られたのが大正8年で、この年がシベリア出兵の年であったのでそれを記念してこの名前がつけられた。
2.シベリアの凍土を模してつくられたから。あんこの黒い部分が土で、カステラ部分が雪・氷というイメージらしいです。
3.大正時代銀座にあった「シベリア」と言う名前のミルクホールで初めて出されたお菓子がこれであったので、その店の名前をとって。
いづれにしても、その時代から、味も形もほとんど変わらず作られ続けていると言うことがすごいですよね。こんなロングランのお菓子ほかにありましたっけ?

横浜の桜木町に大正5年!からこのシベリヤを作り続けていらっしゃるパン屋さんを発見!
そのお店のHPにもこのお菓子についての由来が書かれています。なんとこれは明治末期からあったとか☆
興味がある方は是非HPやお店を訪ねてみては?
横浜桜木町シベリアのコテイベーカリー
http://www.geocities.jp/coty_bakery/


ロシアチョコレート(新潟産)
お店:マツヤ

そうなんです、何でもある日本ではロシアのチョコレートまで買えるんです。
あるお客様から紹介していただき、さっそくそのお店よりロシアチョコを取り寄せてみました。お店はロシアとつながりの深い新潟にあります。
1930年頃ロシア人職人より伝授されたそのレシピは今日まで親子3代にわたって受け継がれてきました。
味はもう「本物のロシアのチョコレート!」。いったいロシアのチョコってどんな味なの?と思う方、ロシアに行かずして手に入りますヨ!
詳細をお知りになりたい方、当店リンクページにて紹介しています。要チェック!


ロシアパンサンド(ジャム) (山崎パン) 07/3/2008 更新

ちまたの噂でロシアパンなるものが存在している事は聞いていましたが、ついに発見してしまいました。近くのスーパーのパンコーナーで見つけました。その名もずばり「ロシアパンサンド」!その下にちょっと小さく「大きくてソフトなロシアパン生地にジューシーなジャムをサンドしました。」と書かれています。山崎パンさんには大変失礼ですが、このロシアパン生地ってコッペパンと何処が違うの?って感じです。私的な見解ですが、どうも大きさや、ジャムを挟んでいると言うことで「ロシアのイメージ」を出しているとしか思えません。ちなみにこのパンは普通のコッペパンより2周りは大きいでしょうか・・・それでたったの100円なのでお得感はあるかも♪でもロシアって言葉がこんなに身近に出回ってくれるとちょっと嬉しいのは私だけかしら・・・

2006年現在、このロシアパンは進化しているのをご存じでしょうか!上の写真が4−5年前の物、下の写真の物が2006年7月現在です☆でも・・・今はジャムの代わりにシュガーマーガリン入りです(@@)
シュガーマーガリンってロシアでは聞いたこと無いなぁ。

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008年、まだまだロシアパンはバージョンアップ!?このシリーズがこんなに続いているとは思いませんでした。。。しかも!!今回のパッケージには、なぜこれがロシアパンなのか、という説明まで書かれているではありませんか!! きゃーうれしっ♪
実物をご覧になれない方に説明しますと、「もともとロシアをはじめ東欧圏ではグルテンを含まないライ麦などを原料に使っていたため、ふんわりとした食パンタイプのパンが出来ずに楕円形のパンが一般的でした。そのパンが戦前に日本に入ってきて楕円形の大きなパンを「ロシアパン」と名付けたという説が有力です。現在では小麦で作っているので形と大きさのみの名前ですが生地はふんわりソフトで、とても美味しくなりました。」ということだそうです。
こんな説明書きをわざわざ記載するなんて、「なんでこれがロシアパン?」という質問が多かったのでしょうか?
それともご担当者のどなたかがこのコラムをご覧になっていたのでしょうか・・・(^^)v

それにしても今後このパンがどんな進化を遂げていくのか楽しみです♪
次はこの中にケフィアでも入れてみては・・・? なんて〜☆

東京ボルシチ(Soup Stock Tokyo) 

最近大改装をした東京のJR上野駅構内にスープ専門店スープストックがオープン。その中にありました。ロシアを代表するスープ「ボルシチ」。でもそこはあえて「東京ボルシチ」となっているように、味は本場のボルシチとは全く違う、美味しいビーフシチューという感じでした。レモンが添えられているところなどもロシアとはちょっと違います。
ボルシチ独特の酸味はまったく無く、ホントにビーツも使われているのかしらと首を傾げましたが、でもスープとしてはとても美味しく、ごろごろと入っているジャガイモやニンジンも食べ応えがあって、女性の軽い昼食などには最高です。上野に行ったら是非どうぞ!
ちなみにスープはMとLの2サイズから選べ、Mは¥580とお手頃価格でした♪ (場所は中央改札を出てすぐ左奥)
ミルクワンタン    

どーしてワンタンがロシアなの?とお思いでしょう。
これは有楽町のガード下にある、知る人ぞ知る、でも有名なあるお店のメニューなのですが、この料理の原点がロシアのペリメニ(水餃子)にあるのです。
昔ここのマスターのお爺さまがシベリアに抑留されていた時代、ロシア人からそのレシピを習い、その後彼なりのアレンジを加えてこの料理が出来ました。
ワンタンをミルクで煮込んでいるのですが、実はそれだけではなく、もう一つこの中にロシア料理が隠れていました。なんとそれはボルシチ!写真の器の上の方にオレンジ色のニンジンが見えますよね。その周りの茶色っぽい物、これはボルシチからビーツとトマトを抜いた(というこはただの煮込み?)もの。
このワンタンスープにボルシチをヒントに作られたジャガイモ・ニンジン・肉などの煮込みが添えられています。いったいどんな味?と興味をそそられるでしょ?美味しいんです、これが。あまりミルク臭くなく、マイルドで、冬の寒いときに食べたら最高!って感じです。女性ならこれだけで結構おなかが満足かな。 ちなみに他のメニューもすごく美味!
電話番号:03−3215−1939

ロシアチョコレート(田園調布産)
お店:ローザー

新潟に続き、もう一つロシアチョコを売っているお店がありました。
お客様から情報をいただき、早速取り寄せてみました。
このお店もお爺さまがシベリア抑留時代にロシア人よりレシピを習って作られたのが始まりとか。フレーバーとしてはお店オリジナルですが、種類も多く洗練された味わいです。特に写真のパイナップルフレーバーは人気商品で、すぐに売り切れてしまうそうですよ。プルーンフレーバーも個人的にはお勧めの味でした。
パッケージも原色使いの華やかなマツヤさんに比べ、白をベースに果物の絵柄が落ち着いた雰囲気になってます。
tel:03−3721−2662

ロシアケーキ (千葉県館山の中村屋)  new ! 6/2007

お客様から超穴場情報をゲット!早速お取り寄せしてみました〜♪
そう、千葉県の館山市にある中村屋さんのロシアケーキ!
このケーキは昭和初期に新宿中村屋が帝政ロシア時代の皇室付製菓技師であったスタンレー・オホッキー氏を招聘してレシピを習い、発売されたもの。今では館山の中村屋さんがそれを伝承し、現代風にアレンジして販売していらっしゃいます。
これはケーキというより、クッキー生地にチョコや果物、ジャムなどをトッピングしたタイプのものです。
確かにこの手のお菓子はロシアでは昔ながらのケーキ屋さんで良く見かけます。お砂糖もたっぷりかかった甘く味わい深いお菓子。おばあちゃん達の井戸端会議には欠かせないお茶の共。
撮影しながら甘い香りの誘惑に駆られ、写すそばから食べてしまった私(><)
ダイエットを忘れ、美味しくて幸せな気分に浸っていたのでした・・・♪
tel: 0470-23-2133
http://www.rakuten.co.jp/nakamuraya/

  皆様が日本の中で見つけた身近でちょっと変わったロシアのこと、是非お聞かせください。
  このコラムの欄でご紹介させていただきたいと思います。

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