千葉・犬吠埼、満願寺

 国内旅行編では久しぶりの東日本である。

 仕事の関係で千葉県の銚子市近郊へ行ったのだが、少し時間ができたので犬吠埼周辺を歩いてみた。
 銚子駅から銚子電鉄に乗り、犬吠駅で下車。銚子電鉄は、ローカルで雰囲気のいい鉄道なのだが、犬吠駅だけは場違いなくらいにファンタジックな作りになっている。犬吠駅から歩いてすぐのところに、犬吠埼灯台がある。



犬吠埼灯台

犬吠埼灯台
 犬吠埼といえば、灯台が有名。灯台内部に螺旋階段があり、上まで登ることができる。
 なお、螺旋階段を登っていると「あと何段」という表示が定期的に現れるのだが、この表示がゼロになってもまだ少し階段が続いていて、このフェイントにはかなりうけた。
 上に登ると、風上に向かっては歩くのが困難なほどの強風であった。ここで水平線を見ながらしばらく休憩。もう10年ほど前になるが、海王丸で遠洋航海に出航したとき、レーダーに映った最後の日本の陸地が犬吠埼だった。それを考えると感慨深い。

 灯台の近くには、「犬吠埼灯台・ロカ岬友好記念碑」がある。ポルトガルのロカ岬といえば、「ここで陸が終わり海が始まる "Where the land ends and the sea begins" 」と刻まれたユーラシア大陸最西端碑が有名。いつかぜひ訪れてみたい場所のひとつである。ちなみに、犬吠埼の記念碑には「ここで海が終わり陸が始まる "Where the sea ends and the land begins"」と刻まれている。



満願寺

 犬吠埼灯台から、満願寺という金色の派手な寺院が見える。面白そうなので行ってみた。
 満願寺へ向かう途中、まず驚かされるのが道路脇にある「駐車禁止」「めいわく駐車お断り」の表示板。これらが等間隔に満願寺の前まで続く。そんなに迷惑しているんでしょうかね。

満願寺への道路

 満願寺前には、大きく「仁王門建立地」と書かれているので、いずれは立派な門ができるのだろう。ちなみに、その横には「平成十三年度祈願・ただいま本堂で申込受付中」とあるのだが、そこには「勝運招福」「厄除」「方災消除」「家内安全」「身体健全」「商売繁盛」「社運繁栄」「入学成就」「学業成就」「試験合格」「良縁成就」「子宝」「安産成就」「病気平癒」「交通安全」「心願成就」などなど、まあ驚くほど多彩な祈願内容が書かれている。ここはずいぶん守備範囲の広い寺のようである。

満願寺

 境内は、中央の塔を回廊が囲むような形になっている。回廊部分には、閻魔大王やら日本各地の巡礼寺院のミニチュア本尊(だと思う)などがあるのだが、その一画に巡礼受付のコーナーがあり、巡礼さんの人形が立っていた。一人はなかなかの美人。

巡礼さん

 回廊の途中から、「さざえ堂形式」と書かれている塔に入ることができる。

 (注) さざえ堂とは、回廊がDNAのような二重螺旋構造になっている建物のこと。つまり、同じ通路を二度通らずに、上へ登って降りてくることができる。この形式の建物としては、福島県会津若松のさざえ堂が有名。

 というわけで二重螺旋構造を期待したのだが、実際は単なる一重螺旋階段であった。ではなぜここがさざえ堂と称しているかというと、階段の中央に手すりがあり、上りと下りを分けているためらしい。気持ちはわかるが、これでさざえ堂と言ってしまっていいのか? ちょっと過大広告。
 ただ、螺旋階段の途中には金色の骨壷(だと思う)が大量に並んでいて迫力があった。

 境内には日本最東端のお水とり場というものもあったが、根室や釧路はもちろん、盛岡や仙台も銚子より東にある。ちゃんと調べたのだろうか。



中山競馬場(有馬記念)

テイエムオペラオーとイブキガバメント
 出張から帰る途中、千葉県船橋市にある中山競馬場に寄ってみた。この日はJRAにとって最大のイベント、有馬記念が行われる日である。昼過ぎに武蔵野線船橋法典駅に着いたのだが、大変な混雑ぶりであった。
 TVでGIレースを観戦していると、スタンド前が人で埋まっていて「あんなところにいてレースが見えるのかよ」と思うものである。というわけで確かめるためにスタンド前に行ってみたのだが、通勤ラッシュ時の列車内のような感じで、身動きできない状況であった。前の人の頭の間から一瞬馬が見えるという感じで、とてもレースどころではない。やはり、GIレースはTVで観戦したほうがよさそうだ。
 もっとも、レース前のパドックにはそこまで人はいなかったので、左のような写真を何枚か撮ることができた。12番がテイエムオペラオー。
 さて、レース結果はというと、ご存知の通り大荒れで4万馬券での決着となった。私の予想では、テイエムオペラオーもメイショウドトウも来ない、本命はマンハッタンカフェというところまではよかったのだが、相手を読みきれずに外してしまった。トウカイオーザやイブキガバメントあたりは穴馬として考えていたのだが、まさかアメリカンボスとはねえ。これなら総流ししておけばよかった。
 なお、今でも印象に残っているのは、レース後に「ああ〜!オペラオー!!」と言いながらうずくまっていた人。おそらく、相当な額を注ぎこんでいたんでしょうね。

(2001.12.22)