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夏の思い出(輸入車のエアコン) 2001.7.13 ディドリ

 長年古い輸入車に乗っておりますと、夏というのは例年エアコンの修理の季節です。実際、ここ10年ほどは毎年エアコンの修理を行い、その費用総額は100万円近くになります。エアコンの故障は、またか、という感じで苦笑いしながら半ば諦めの境地です。ところがE46 318iはエアコンの故障がまったくないので、私にしてみれば奇跡のような感動の境地です。

 最近では95年に買ったC200ですが、昨年に続きエアコンが故障し、今度はコンプレッサー交換で40万円かかりました。確か昨年も20万円ほどかかっています。ちなみにコンプレッサーは日本電装の海外工場製だそうです。これほど壊れるならばエアコン関係のパーツをすべて一新したらどうかと思ってYANASEの人に聞いてみたら100万円以上かかるとのことでした。それでも完璧に治るとは限らず、また翌年壊れた500SLの人がいたそうです。

 E30の時代も夏は毎年エアコン修理をしていました。エキスパンションバルブは3回、リザーブタンクは2回、コンプレッサーは1回交換しています。その他、エバポレーターのセンサーも交換しています。最近はどうか知りませんが、毎年夏の初めはエアコンの修理で輸入車ディーラーのサービス工場は一番忙しくなりました。並行輸入のE30はエアコンはオプションで40万円位したそうです。値段が高いのはエアコンを買うと、コンプレッサーやコンデンサー、配管の他に拡大ラジエーターまでついてきたからで、本国使用のE30が元々エアコンをつける前提になっていないことの証明です。(さすがにオプションとしてつけることは設計上は考慮されていたようです。ただし、その前のE21初代3シリーズだとそれすらないと思います。だから初代3シリーズは真夏に高速道路をエアコンをつけて走ると、渋滞しなくともオーバーヒートになったそうです。これは当時実際のオーナーから聞きました。)

ところがE46 318iのエアコンはもうすぐ3年になるというのに、まだ一度も壊れたことがありません。余り冷えない、結露が溜まりやすいのか夏場にかび臭くなる、といった問題はありますが、とりあえずは順調に動いています。かび臭い対策にはカー用品店で売られている燻蒸タイプの消臭剤を年に1回使います。

 かつて乗っていたイタリア車のエアコンは大変な代物で、夏場に壊れても直す気が起きない程でした。クーラーというよりは除湿機、という感じで雨の日に窓の曇りを取るのが目的という感じです。真夏はほとんど冷えず、夜になって涼しくなったと思いきや、窓を開けると外はもっと涼しいという感じでした。前のオーナーが黒いウインドフィルムを張っていたのもうなずけました。(私は入手して直ぐにはがしてしまいましたが)

 アイドルアップ機構というのがありませんでしたから、夏場に渋滞でコンプレッサーを回しても電源供給が不足しないように、ということを考えるとアイドリングは1,500rpm位に設定しておく必要がありました。レースカーでもない普通の車がアイドリング1,500とはちょっと信じられないと思います。それをしないと、エアコンをかけた状態でアイドリングが600以下に下がってしまい、30分もしないうちに電力不足からエンジンが止まってしまいます。

 80年代始めまでは輸入車にはエアコンはつけられないものがありました。VWの初代PoloやBMW2002などがそうだっと聞きます。2002などはその後、つくようになったと思います。ラテン系の車ではエアコンはつけられるけども壊れるし意味がないとしてエアコンをつけないオーナーも沢山いました。またパワーは食うし思いから、といってわざわざはずす人もいました。当時は日本車ではエアコンはオプションが普通でしたからまだ贅沢品という感じでした。今にしてみれば考えられないですね。

 2001.7.13 ディドリ書き下ろし

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