続オーディオ遍歴

 32才の時に福岡大学で仕事上必要な資格試験を受験した帰り道に見つけたのが今もお世話になっているオーディオショップの「サウンドマック」です。スピーカーは、まだしつこくLS-202を使っていて、これが割に大きかったので小型のKEFなんかのスピーカーに買い換えたいなぁ、なんて考えながら入ったんですけど、ご主人の大黒さんが「それならばLINNのKANが良いでしょう、宜しければ貸し出しますから、どうぞご自宅で視聴して下さい」と言われたので早速借りて帰ることにしました。ふらっと入ってきた人に貸すってんだから大黒さんも結構良い度胸の人ですね。
 貸して貰ったKANは良い音でした。清冽で澄み渡った音がします。今でも忘れないのですが、クリュイタンスが指揮したフォーレの「レクイエム」の朗唱で一旦歌い終わったフィッシャー・ディースカウがまた歌い出すときの声の美しさがこの曲を偏愛していた友人が聴いたらどんなに喜ぶだろうと涙が出そうになりました。

トップページへ

 それからしばらくはオーディオにもですが、レコードを買い集めるのにお小遣いを殆ど注ぎ込んでおりました。もう既にCDがレコードに取って代わっていたのですが、まだレコードプレーヤーの方がCDプレーヤーよりも音が良かったですね。そうそう、レコードプレーヤーは有名なLP-12をその頃に買い求め今でも愛用しております。当時でもレコードと言うのは品薄で、中古レコードなんか見た瞬間に買っておかないと棚に戻したら次に来た人が買って行ってしまったなんて事はざらにありました。それで「あれかこれか」で悩むくらいなら「あれもこれも」買ってしまうわけです。最近はCDプレーヤーも良くなりまして、往年の名盤(例えばフルトヴェングラーのバイロイトの第9とか)も良い録音のCDが出ておりますので、オリジナルのLPを探し求める必要もないでしょうが、当時はまだそんな状況ですから1枚が1万円を超すようなLPは安い方、みたいなオリジナル盤コレクターが一杯いましたね。これはちょっとあんまりだな、と思ったのはヨハンナ・マルツィの無伴奏バイオリンソナタが20万の値が付いたときでした。レコード1枚に20万は払えません。
 この頃は特にクラシック系のレコードは買わなくなりました。CDで十分なのともう一生かかってもこれだけ全部を聴きこなせるかどうかわかんなくなったからですね。(笑)

 最後に今使っている装置を紹介しておきましょう。上の写真が今使っているスピーカーのAV-5140です。
 スピーカー  : AV-5140×2
 パワーアンプ : LK-100×2、LK-140×1(マルチアンプ)
 プリアンプ  : KAIRN
 CDプレーヤー : IKEMI
 LPプレーヤー : LP-12+LINGO(パワーサプライ)
 フォノアンプ : LINTO
 カートリッジ : ARKIV
 トーンアーム : EKOS
 チューナー  : KUDOS
 
 今のところ満足はしているのですが、スーパーウーハーなんかも追加してみたいんです。でもねぇ、今年は子供がもう一人産まれて来るんでさすがに躊躇しているところです。

トップページへ