ふと思ったことなどを寝言みたいに書いてます・・・
| 1994年にロンドン王立音楽院に在学していた4人によって結成されたベルチャ弦楽四重奏団は,2001年に英EMIを専属録音契約を締結し,これまでコンスタントにCDリリースしてきたところですが,最新盤としてシューベルトの録音を収録した2枚組が発売になりました。 収録されているのはアルバン・ベルク弦楽四重奏団のチェロ奏者だったヴァレンティン・エルベンとの弦楽四重奏曲と,弦楽四重奏曲第15番,そして第14番「死の乙女」という豪華盤です。いずれも個人的に大好きな作品ですが,近年,なかなか満足できる録音に出会えないので,この録音は期待大ですね。
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2009.11.7
| 仏ナイーヴ・レーベルから数多くのCDをリリースし,真摯な演奏を聴かせてきたフランスの女流チェリスト,アンヌ・ガスティネル(Anne Gastinel,
1971- )の新譜として,スペインの作品を演奏した「イベリカ」と題したCDが発売になりました。 この録音でのガスティネルはピアノ伴奏ではなく,バブロ・マルケスの弾くギター伴奏によって演奏しており,チェロのソロ,ギターのソロで演奏される作品も収録されています。解説書にはガスティネル自身によるスペインに対する熱い思いを綴った文章が掲載されており,かなりの意欲を持って取り組んだ演奏のようですし,チェロとギターでどのようなデュオの演奏が聴けるのか楽しみです。
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2009.11.6
| コロムビアミュージックエンターテイメントでは,今年になって米VOXのオリジナル音源からマスタリングしたVOXヴィンテージ・コレクションとしてリリースを開始しているところで,先月,第2回新譜が発売されたのでしたが,その中にクレンペラーがウィーン交響楽団を指揮したメンデルスゾーンの交響曲第3番「スコットランド」と交響曲第4番「イタリア」がありました。 この録音中,「スコットランド」の第3,4楽章はクレンペラーの指揮ではないと言われているのですが,この件についてのVOXからの正式なアナウンスは現在に至るまで行われていないようです。にもかかわらず,今回のCDケース裏面には「交響曲第3番の第3,4楽章は代理の指揮者による録音であるという可能性があります。予めご承知おきください。」との記載がされているのです。 解説書で平林直哉氏がこの録音について書いているのですが,それによると,1986年にクレンペラーの評伝の著者でもあるピーター・ヘイワースがVOXの設立者であるジョージ・メンデルスゾーンに問い合わせたところ,「後半の2つの楽章はクレンペラー立ち会いのもとでヘルベルト・ヘフナーが指揮をし,クレンペラーの了解を得た。」との回答を得ているのだそうです。 その一方で,ヘイワースは自身の著書で,他人の指揮した演奏が含まれる録音がクレンペラー指揮としてリリースされたことがクレンペラーを激怒させ,VOXとの録音契約の破棄につながったとも述べており,このことは上述のジョージ・メンデルスゾーンの回答と符合しませんし,常識的に考えてもクレンペラーが他人の指揮した録音を自分の指揮として発売することを了解するとは思えないのですが,今となっては当時の生き証人は存命しておらず,これ以上の真実は藪の中ということになるのでしょうか。 この録音は,本家VOXが発売していたCD(CD6X 3605)を所蔵していますが,このシリーズは比較的良好な音質となっているように思っているところですので,改めて問題の演奏を聴いてみたいと思っています。
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2009.11.5
| 現代最高のピアニストの1人であるブレンデルは,かねてより絶頂期に引退することを考えており,また引退コンサートも行いたくないということで,2008年12月18日の演奏会を最後に,その後は演奏会のスケジュールを入れず,予定された演奏会を全て終えたところで引退しました。今後は指導者となることを希望しているとのことです。 その最後の演奏会のライヴ録音が発売になりました。これはムジークフェラインザールでのマッケラス指揮のウィーンフィルの楽友協会演奏会で,プログラムはモーツァルトの交響曲第40番とピアノ協奏曲第9番,シューベルトの交響曲第4番でしたが,ブレンデルがソロを弾いた協奏曲のみが収録されています。 カップリングは最後のソロ・リサイタルとなった同月14日のハノーファーでの演奏会のライヴ録音ですが,個人的にも最も好きなピアニストに属するブレンデルが,余力を残して引退するのは残念でなりませんが,まずはこの録音を聴きながら,長年に亘って名演奏を聴かせてくれたことに感謝しようと思います。
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2009.11.4
| スイスのスキーリゾート地のヴェルビエで毎年夏に開催されているヴェルビエ音楽祭は,旬のアーチストが多数登場することで,世界的に注目されている音楽祭の1つになっているのではないかと思いますが。この音楽祭の常連の1人であるアルゲリッチの演奏を収録したDVDが発売になりました。 収録されているのは2007年と2008年の音楽祭からで,最初にソロの演奏であるバッハのパルティータ第2番が演奏され,その後はピアノデュオやソナタや五重奏曲が演奏されています。アルゲリッチが参加する音楽祭のライヴは近年,数多くリリースされているところですが,これだけアルゲリッチの演奏をフューチャーしたDVDというのは珍しく,これは貴重なリリーではないかと思いますし,視聴するのが楽しみです。
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2009.11.3
| ゲルギエフが芸術監督権総裁を務めているマリインスキー劇場も,今年に入って自主制作レーベルを立ち上げており,最新の新譜として,ゲルギエフがマリインスキー劇場管(キーロフ管)を指揮してのチャイコフスキーの管弦楽曲集ほかを収録したSACDハイブリッド盤が発売になりました。 ゲルギエフのチャイコフスキーの管弦楽曲というと,「1812年」とスラヴ行進曲があっただけで,それ以外は初録音になります。今回収録されている5曲はいずれも帝政ロシアの国歌が引用されており,ソヴィエト時代にはオリジナルの演奏ができなかったという曰く付きの作品で,これらをどのような演奏で聴かせてくれるのか,非常に楽しみです。
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2009.11.2
| 独PROFILレーベルでは,ドレスデン・シュターツカペレのライヴ録音のシリーズをリリースしてきているところですが,その第28弾として,ケンペの指揮による1974年3月15日のライヴ録音が発売になりました。 収録内容も注目で,1972年にこのオーケストラとレコーディングを行っているR・シュトラウスの「英雄の生涯」と,ドビュッシーの牧神の午後への前奏曲と,マルコム・フレイジャーとのシューマンのピアノ協奏曲です。 ケンプは1950〜53年にドレスデン・シュターツカペレの首席指揮者を務めていたことがあるのですが,ライヴ録音は希少ですし,今回は独国営放送アルヒーフのオリジナル音源からのCD化ということで音質面でも期待大ですし,ライヴ録音でのケンプは,スタジオ録音の時以上に濃密で圧倒的な表現を聴かせることがあるので,いったいどんな演奏が聴けるのか大変楽しみです。
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2009.11.1