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クラシック音楽CDの雑談

ふと思ったことなどを寝言みたいに書いてます・・・


ベルチャ弦楽四重奏団のシューベルトの四重奏曲と五重奏曲

 1994年にロンドン王立音楽院に在学していた4人によって結成されたベルチャ弦楽四重奏団は,2001年に英EMIを専属録音契約を締結し,これまでコンスタントにCDリリースしてきたところですが,最新盤としてシューベルトの録音を収録した2枚組が発売になりました。

 収録されているのはアルバン・ベルク弦楽四重奏団のチェロ奏者だったヴァレンティン・エルベンとの弦楽四重奏曲と,弦楽四重奏曲第15番,そして第14番「死の乙女」という豪華盤です。いずれも個人的に大好きな作品ですが,近年,なかなか満足できる録音に出会えないので,この録音は期待大ですね。
  • シューベルト
    • 弦楽五重奏曲 <2009.6.22-24>
    • 弦楽四重奏曲第15番
    • 弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」 <以上,2009.5.5-10>
      • ベルチャ弦楽四重奏団,ヴァレンティン・エルベン(チェロ:五重奏曲)
      • 英EMI 9 67025 2 (2CD)


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2009.11.7


アンヌ・ガスティネルとパブロ・マルケスの「イベリカ」

 仏ナイーヴ・レーベルから数多くのCDをリリースし,真摯な演奏を聴かせてきたフランスの女流チェリスト,アンヌ・ガスティネル(Anne Gastinel, 1971- )の新譜として,スペインの作品を演奏した「イベリカ」と題したCDが発売になりました。

 この録音でのガスティネルはピアノ伴奏ではなく,バブロ・マルケスの弾くギター伴奏によって演奏しており,チェロのソロ,ギターのソロで演奏される作品も収録されています。解説書にはガスティネル自身によるスペインに対する熱い思いを綴った文章が掲載されており,かなりの意欲を持って取り組んだ演奏のようですし,チェロとギターでどのようなデュオの演奏が聴けるのか楽しみです。
  • ファリャ(ジャンドロン編)
    • 歌劇「はかなき人生」〜スペイン舞曲第1番
  • ファリャ(マレシャル&リョベート編))
    • 7つのスペイン民謡
  • ガスパール・カサド
    • カタロニアの伝説(ギター・ソロ)
    • カタラネスカ(ギターソロ)
    • レオナルドの歌(ギター・ソロ)
  • ファリャ
    • バレエ「三角帽子」〜粉屋の女房の踊り
    • バレエ「恋は魔術師」〜狐火の踊り
  • グラナドス
    • 歌劇「ゴイェスカス」〜間奏曲
  • ファリャ
    • バレエ「三角帽子」〜粉屋の踊り
  • ガスパール・カサド
    • 無伴奏チェロのための組曲
  • グラナドス
    • 昔風のスペイン歌曲集〜マハの流し目
    • スペイン舞曲集〜アンダルーサ
    • 昔風のスペイン歌曲集〜
      • トラ・ラ・ラ・とギターのつまびき
      • 愛と憎しみ
      • 人気をなくしたマホ
      • 控えめなマホ
      • 悲しむマハ
      • 内気なマホ
      • ゴヤのマハ
  • ファリャ
    • 歌劇「はかなき人生」〜漁師の物語(ギター・ソロ)
      • アンヌ・ガスティネル(チェロ),パブロ・マルケス(ギター) <2009.4>
        編曲:パブロ・マルケス&アンヌ・ガスティネル
      • 仏NAIVE V 5182


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2009.11.6


VOXヴィンテージコレクションのクレンペラーのメンデルスゾーン

 コロムビアミュージックエンターテイメントでは,今年になって米VOXのオリジナル音源からマスタリングしたVOXヴィンテージ・コレクションとしてリリースを開始しているところで,先月,第2回新譜が発売されたのでしたが,その中にクレンペラーがウィーン交響楽団を指揮したメンデルスゾーンの交響曲第3番「スコットランド」と交響曲第4番「イタリア」がありました。

 この録音中,「スコットランド」の第3,4楽章はクレンペラーの指揮ではないと言われているのですが,この件についてのVOXからの正式なアナウンスは現在に至るまで行われていないようです。にもかかわらず,今回のCDケース裏面には「交響曲第3番の第3,4楽章は代理の指揮者による録音であるという可能性があります。予めご承知おきください。」との記載がされているのです。

 解説書で平林直哉氏がこの録音について書いているのですが,それによると,1986年にクレンペラーの評伝の著者でもあるピーター・ヘイワースがVOXの設立者であるジョージ・メンデルスゾーンに問い合わせたところ,「後半の2つの楽章はクレンペラー立ち会いのもとでヘルベルト・ヘフナーが指揮をし,クレンペラーの了解を得た。」との回答を得ているのだそうです。

 その一方で,ヘイワースは自身の著書で,他人の指揮した演奏が含まれる録音がクレンペラー指揮としてリリースされたことがクレンペラーを激怒させ,VOXとの録音契約の破棄につながったとも述べており,このことは上述のジョージ・メンデルスゾーンの回答と符合しませんし,常識的に考えてもクレンペラーが他人の指揮した録音を自分の指揮として発売することを了解するとは思えないのですが,今となっては当時の生き証人は存命しておらず,これ以上の真実は藪の中ということになるのでしょうか。

 この録音は,本家VOXが発売していたCD(CD6X 3605)を所蔵していますが,このシリーズは比較的良好な音質となっているように思っているところですので,改めて問題の演奏を聴いてみたいと思っています。
  • メンデルスゾーン
    • 交響曲第3番「スコットランド」
    • 交響曲第4番「イタリア」
      • クレンペラー指揮,ウィーン響 <1951頃>
      • VOX COCQ-84703


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2009.11.5


ブレンデルのラスト・コンサート・ライヴ

 現代最高のピアニストの1人であるブレンデルは,かねてより絶頂期に引退することを考えており,また引退コンサートも行いたくないということで,2008年12月18日の演奏会を最後に,その後は演奏会のスケジュールを入れず,予定された演奏会を全て終えたところで引退しました。今後は指導者となることを希望しているとのことです。

 その最後の演奏会のライヴ録音が発売になりました。これはムジークフェラインザールでのマッケラス指揮のウィーンフィルの楽友協会演奏会で,プログラムはモーツァルトの交響曲第40番とピアノ協奏曲第9番,シューベルトの交響曲第4番でしたが,ブレンデルがソロを弾いた協奏曲のみが収録されています。

 カップリングは最後のソロ・リサイタルとなった同月14日のハノーファーでの演奏会のライヴ録音ですが,個人的にも最も好きなピアニストに属するブレンデルが,余力を残して引退するのは残念でなりませんが,まずはこの録音を聴きながら,長年に亘って名演奏を聴かせてくれたことに感謝しようと思います。
  • モーツァルト
    • ピアノ協奏曲第9番「ジュノーム」
      • ブレンデル(ピアノ),マッケラス指揮,ウィーンフィル <2008.12.18>
  • ハイドン
    • 変奏曲 ヘ短調 Hob.XVII:6
  • モーツァルト
    • ピアノ・ソナタ第18番
  • ベートーヴェン
    • ピアノ・ソナタ第13番
  • シューベルト
    • ピアノ・ソナタ第21番
  • ベートーヴェン
    • バガテル イ長調 作品33の4
  • シューベルト
    • 即興曲 変ト長調 作品90の3,D899の3
  • バッハ(ブゾーニ編)
    • コラール前奏曲「いざ来たれ,異教徒の救い主よ」BWV659
      • ブレンデル(ピアノ) <2008.12.14>
      • 英DECCA 478 2116 (2CD)


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2009.11.4


ヴェルビエ音楽祭のアルゲリッチのDVD

 スイスのスキーリゾート地のヴェルビエで毎年夏に開催されているヴェルビエ音楽祭は,旬のアーチストが多数登場することで,世界的に注目されている音楽祭の1つになっているのではないかと思いますが。この音楽祭の常連の1人であるアルゲリッチの演奏を収録したDVDが発売になりました。

 収録されているのは2007年と2008年の音楽祭からで,最初にソロの演奏であるバッハのパルティータ第2番が演奏され,その後はピアノデュオやソナタや五重奏曲が演奏されています。アルゲリッチが参加する音楽祭のライヴは近年,数多くリリースされているところですが,これだけアルゲリッチの演奏をフューチャーしたDVDというのは珍しく,これは貴重なリリーではないかと思いますし,視聴するのが楽しみです。
  • バッハ
    • パルティータ第2番 BWV826 <2008.7.22>
      • アルゲリッチ(ピアノ)
  • モーツァルト
    • 4手のピアノのためのアンダンテと5つの変奏曲 K501 <2008.7.22>
      • アルゲリッチ&スティーヴン・コヴァセヴィチ(ピアノ)
  • グリーグ
    • チェロ・ソナタ <2008.7.29>
      • マイスキー(チェロ),アルゲリッチ(ピアノ)
  • バルトーク
    • ヴァイオリン・ソナタ第1番 <2007.7.27>
      • ルノー・カプソン(ヴァイオリン),アルゲリッチ(ピアノ)
  • ルトスワフスキ
    • 2台のピアノのためのパガニーニの主題による変奏曲 <2007.7.27>
      • アルゲリッチ&ガブリエラ・モンテーロ(ピアノ)
  • ショスタコーヴィチ
    • ピアノ五重奏曲 <2008.7.22>
      • アルゲリッチ(ピアノ),ジョシュア・ベル(ヴァイオリン),ヘニング・クラッゲルード(ヴァイオリン),
        ユーリ・バシュメト(ヴィオラ),マイスキー(チェロ)
      • Meidci arts 3078928 (DVD)


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2009.11.3


マリインスキー・レーベルのチャイコフスキーの管弦楽曲集

 ゲルギエフが芸術監督権総裁を務めているマリインスキー劇場も,今年に入って自主制作レーベルを立ち上げており,最新の新譜として,ゲルギエフがマリインスキー劇場管(キーロフ管)を指揮してのチャイコフスキーの管弦楽曲集ほかを収録したSACDハイブリッド盤が発売になりました。

 ゲルギエフのチャイコフスキーの管弦楽曲というと,「1812年」とスラヴ行進曲があっただけで,それ以外は初録音になります。今回収録されている5曲はいずれも帝政ロシアの国歌が引用されており,ソヴィエト時代にはオリジナルの演奏ができなかったという曰く付きの作品で,これらをどのような演奏で聴かせてくれるのか,非常に楽しみです。
  • チャイコフスキー
    • 序曲「1812年」
    • カンタータ「モスクワ」
    • スラヴ行進曲
    • 戴冠式祝典行進曲
    • デンマーク国歌による祝典序曲
      • ゲルギエフ指揮,キーロフ管&合唱団,
        リューボフ・ソコロワ(メゾ・ソプラノ),アレクセイ・マルコフ(バリトン)
        <2009.2.15-20>
      • 露MARIINSKY MAR 0503 (SACD Hybrid)


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2009.11.2


ケンペ指揮,ドレスデン・シュターツカペレのライヴ録音

 独PROFILレーベルでは,ドレスデン・シュターツカペレのライヴ録音のシリーズをリリースしてきているところですが,その第28弾として,ケンペの指揮による1974年3月15日のライヴ録音が発売になりました。

 収録内容も注目で,1972年にこのオーケストラとレコーディングを行っているR・シュトラウスの「英雄の生涯」と,ドビュッシーの牧神の午後への前奏曲と,マルコム・フレイジャーとのシューマンのピアノ協奏曲です。

 ケンプは1950〜53年にドレスデン・シュターツカペレの首席指揮者を務めていたことがあるのですが,ライヴ録音は希少ですし,今回は独国営放送アルヒーフのオリジナル音源からのCD化ということで音質面でも期待大ですし,ライヴ録音でのケンプは,スタジオ録音の時以上に濃密で圧倒的な表現を聴かせることがあるので,いったいどんな演奏が聴けるのか大変楽しみです。
  • R・シュトラウス
    • 交響詩「英雄の生涯」
  • ドビュッシー
    • 牧神の午後への前奏曲
  • シューマン
    • ピアノ協奏曲
      • ケンペ指揮,ドレスデン・シュターツカペレ,
        マルコム・フレイジャー(ピアノ:シューマン) <1974.3.15>
      • 独Profil PH 08053 (2CD)


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2009.11.1


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