ふと思ったことなどを寝言みたいに書いてます・・・
| ロバート・キング率いるキングス・コンソートは,1980年に結成され,バロックから古典派の作品を中心に演奏しており,英ハイペリオンに数多くの録音を行ってきているところでしたが,主催者のロバート・キングは2007年6月に強制猥褻(indecent
assault)の罪で懲役3年9月の判決を受けていたのだそうです。 そのため,チェンバロ奏者のマシュー・ホールホールが団体のディレクターを務めていたのですが,団体のボードの決定によって,今年の5月1日から団体の名称がレトロスペクト・アンサンブルと変更されました。 そのレトロスペクト・アンサンブルのメンバーによるトリオが演奏したということで,レトロスペクト・トリオとクレジットされた録音が英LINN RECORDSから発売になりました。収録されているのはパーセルの全10曲の4声のソナタです。 このレーベルはSACDのリリースに積極的なのが嬉しいですし,主要メンバーによるトリオの演奏も大変楽しみですが,キングス・コンソートは大変なことになっていたようですね。
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2009.7.9
| 初出ないしは非常にレアなライヴ録音を良好な音質のCDでリリースしているカナダの West Hill Radio Archives から,今度はリヒテルのライヴ録音が発売になりました。 収録されているのは,1958年2月8日のブダペストでの演奏会の全曲目です。この日の演奏会の録音が1枚のCDに収録されるのは初めてですし,ラフマニノフはおそらく初出です。 今回のマスタリングは Algorithmix system という修復技術を使用しているのだそうですが,私自身はデジタルマスタリング技術に懐疑的な方なので,音質向上よりは,元の録音の響きや音色のニュアンスが失われていないことを祈りたい気持です。
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2009.7.8
| カナダ出身の女流ヴァイオリニスト,ララ・セント・ジョン(Lara St. John, 1971- )については,2007年12月7日のこの欄にも書き込んでいたところですが,現在はアメリカのANCALAGONレーベルから録音をリリースしているところで,待望の新譜が発売になりました。 収録されているのはヴィヴァルディの「四季」と,ピアソラの「ブエノス・アイレスの四季」で,今回も嬉しいことにSACDハイブリッド盤です。 ララ・セント・ジョンは,これまでビジュアル系のプロモーションがされた時期もあったのですが,当人としてはあくまで演奏本位の姿勢であったのだろうと思いますし,今回の録音においても,どのような味わいの演奏を聴かせてくれるのか,非常に楽しみです。
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2009.7.7
| ポーランド国立ショパン協会では,ショパンが生きた時代の楽器を使用した新たなショパン録音のプロジェクトを進行中で,昨年まで6枚のCDが発売されており,今年の初めにはさらに2点のCDの輸入発売が予告されていたのですが,入荷量が限られていたこともあって,私も最近になってようやく入手することができました。 2点のCDのうち,1つは1970年の第8回ショパンコンクールで第6位入賞し,現在は同コンクールの審査員も務めるポーランドのピアニスト,ヤヌシュ・オレイニチャクの演奏を収録したもので,1849年のエラールを弾いています。もう1つは1990年の第12回ショパンコンクールで第1位無しの第2位となったアメリカのピアニスト,ケヴィン・ケナーの演奏を収録したもので,1848年のプレイエルを弾いています。 実は先月末にはさらに2点のCDが発売されたはずなのですが,こちらはまだ入手できていません。まずは今回の2点のCDをじっくり楽しませてもらおうと思っています。
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2009.7.6
| 昨年7月28日のこの欄に,フルトヴェングラー協会が関係者の総力を結集して従来盤よりも高音質のCDを制作するグレード・アップ・シリーズのことを書き込んでいたところですが,シリーズ第3弾となるCDを入手しました。 今回の収録内容は,1つはシューマンの交響曲第4番のドイツ・グラモフォン録音で,ドイツ盤の初出LP(16063)からの復刻,もう1つはフランクの交響曲の大戦末期のライヴ録音のVOX盤LP(PL7230)からの復刻です。フランクのVOX盤LPは第2楽章冒頭で複数箇所の欠落があるのですが,当盤では放送局音源を使用して欠落部分を修復しているとのことです。 これらのLPからの復刻CDやCD−R盤は既に存在しますが,今回の復刻においては,再生イコライザーを吟味するとともに,大きなノイズは修復ししており,CDマスタリングに当たってはシナノケンシの高性能ドライヴのPLEXMASTERのロゴが記されています。 肝心の音質はというと,シューマンは厚みとリアリティのある,聴き応えのある音質ですし,フランクも自然な音場感とリアリティのある好ましい音質で,少なくとも,現在入手容易なCDの中では最も音質良好なCDといえるのではないかと思います。 このシリーズは,日本フルトヴェングラー協会での頒布後に一般のCDショップでも販売されているので,今回のCDも近日中に国内ショップで販売されるかもしれません。
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2009.7.5
| 日本フルトヴェングラー協会の頒布CDが届きました。今回はラヴェルの録音を集めており,ボーナストラックとしてドビュッシーの夜想曲(雲と祭り)とトスカニーニ指揮のボレロが収録されています。 これらのラヴェルの録音のうち,同協会が制作したことがあるのは「ダフニスとクロエ」第2組曲のLP(JPL-1201)だけですが,今回のCDの音源については,CDの解説書にも会報にも一切記載がなく,トスカニーニの「ボレロ」だけは日本ワルター協会のテープからのCD化だと明記されています。 以前は日本フルトヴェングラー協会の頒布CDというと,放送局提供の音源ならではの高音質で聴くことができたのですが,近年の頒布品は音源についての説明も十分ではなく,肝心の音質もさほど優秀とも思えないことが多く,これでは会員の期待に応えられてないのではないかという気もしますし,先行きがちょっと心配ですね。
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2009.7.4
| フルトヴェングラーのライヴ録音を精力的にリリースしているレーベルの1つであるデルタ・クラシックから,フルトヴェングラー指揮,ウィーンィルによる,1952年11月のベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」のEMI録音の復刻CDがが発売になりました。 これは独エレクトローラ盤LP(WALP-1060)からの復刻で,解説書の記載によると,やや抑制の効いた,重厚なバランスを味わうことができるということです。 この録音は,フルトヴェングラーの全録音中でも最もポピュラーなものの1つであり,複数のCDが常時入手可能な状態にありますので,その存在意義は音質の善し悪しに依存することになるのですが,さっそく聴いてみたところ,落ち着きのある,リアリティを感じる音質ではあるのですが,メリハリとコントラストを若干加えることで聴き映えのする音質にしているようにも思えますし,音色の質感やニュアンスについても,わずかに無機的になっている印象であることも否めませんでした。 それでも,この録音の数多いCDの中にあっても特に優れた音質といえるのではないかと思いました。 私自身は,この録音の音質評価を掲載していないのですが,正直なところ,いまひとつ決定打がないのではないかと思っているところです。これもできれば早々に音質評価を掲載したいと思っているところです。
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2009.7.3
| 財団法人ローム ミュージック ファンデーションは,音楽活動に対する助成や音楽学校の学生に奨学金援助等を行うことを目的とした公益法人ですが,「音楽文化活動の一環として,日本における西洋音楽との関わり,その作曲や演奏の歴史をSPレコードから振り返るべく」,日本人作曲家,演奏家のほか日本にゆかりのある外国人作曲家,演奏家のSP期の録音を復刻したCD選集を制作しています。 第1弾は2004年,第2弾は2006年,第3弾は2007年に発行されましたが,このほど第4弾が発売になりました。今回が完結編とのことです。 このCDセットの収録内容は別ページにしましたので,そちらをご覧ください。 今回の選集も前回までと同様に,日本語版4000セット,英語版200セットが制作され,このうち日本語版3000セットと英語版100セットは音楽学校及び図書館,ライブラリーセンター等の公共機関等に寄贈されるということなので,一般に販売されるのは日本語版1000セット,英語版100セットのみになります。このセットは資料的価値が高いだけでなく,録音内容も充実したもので,さらには嬉しいことに復刻の音質が大変優秀なので,興味がおありでしたら急いで入手された方がいいでしょうね。 |
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2009.7.2
| ダーリントン指揮,デュースブルクフィルは,近年はドイツのACOUSENCE レーベルからCDをリリースしており,このレーベルは192kHz/24bitの高音質PCM録音が特徴でもあるのですが,その最新録音として,シェーンベルクとフォーレの「ペレアスとメリザンド」のライヴ録音が発売になりました。 このシリーズのCDでは,マーラーの交響曲第6番の感想を書き込んだばかりですが,非常に鮮烈で高水準な演奏であり,音質でしたので,今回のライヴ録音においても,どんな演奏,音質がきけるのか大変楽しみです。
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2009.7.1