僕のバラ色の人生 Ma vie en rose

☆☆☆ 普通と違うのはいけないことではないはずなのに。(98.12.20)


監督:アラン・ベルリネール(1997)
出演:ジョルジュ・デュ・フレネ、ジャン=フィリップ・エコフェ
今はたまたま男の子だけれど、本当は女の子なんだと信じる小学生の男の子と、彼が巻き起こす騒動で大変な目にあう家族のお話。おかっぱ頭が似合い、女の子用のドレスがハマる彼は、どこからみても女の子なのですが、性別は男。同級生の男の子に恋をして「女の子になったら結婚しようね」とほほえむ姿が本当にかわいい。

女の子ちっくな遊びを男の子がするのは世間的にはよろしくないのか、主人公の少年は、女装したり好きな男の子に迫ったりしているうちに、「彼の行動は風紀を乱すから転校させるべきだ」という嘆願書が父兄から出されることになります。少年が好きになった男の子が、少年の父親の上司の息子であったため、父親は仕事を失ってしまいます。

後半になると、自分が家族の生活を崩壊に追いやっていることに気づいた少年は、自分を変えようと努力します。その姿はすごく痛々しく描かれています。フランスは、個が優先する国だと思ってきたけれど、それは都市部だけのことなのかもしれません。自分は自分だと言い切れない年齢で、他人と違う好みを持ってしまった少年に、すごく感情移入して観てしまいました。(98.12.20)


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