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監督:レオス・カラックス(1999)
フランスの地方で裕福な暮らしをしていた青年ピエールの元に、1人のジプシーの身なりをした女が現れる。「わたしを信じて。わたしはあなたの姉」という彼女に引き込まれ、ピエールは家も財産も恋人もなげうって彼女と生活を共にするようになる。覆面作家として小説を発表していたピエールは、新たな何かを見つけたような気がしていた。
自分探しの映画、なのかなあ。探していない人には感情移入しにくいテーマだと思うけど、悩みが多い人には残りすぎて重い。痛い話でした。お金持ちとか、名声がある、といった世間的な評価と、自分になることとは必ずしも一致しなくて、ピエールは自分を追求した結果、精神を病んでいく。覆面作家としては成功したけれど、お金のために顔をさらしたときには観客の求めるものを与えられずにブーイング。「姉」が本当に姉なのか、彼女の言葉を信じたピエールは満足しているのか、「自分の人生は後悔ばかり」のどこまでが真実なのか、すべてに映画の中での回答はなくて、映画を見た人にゆだねられています。まあ真実はどっちだっていいんですが、そこにたゆたう感触を味わうのがこの映画の堪能の仕方。(2000.02.13)
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B5判 36+4p 表紙含む8pのみ、のこりは1c 700円 | ||
| 監督インタビュー | あり | シナリオ採録 | なし |
| 監督フィルモグラフィ | あり | 役者プロフィール | G・ドパルデュー、K・ゴルベワ、C・ドヌーブのみ、各インタビューあり |
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