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出演:カトリーヌ・ドヌーブ、エマニュエル・セニエ、
ジャック・デュトロン、
若い頃は宝石ディーラーとしてならし、今は有名宝石商の夫人として何不自由のない暮らしを送っているマリアンヌは、身体と心を病んでいた。ある日、素晴らしいダイヤを家で見せたばかりの夫が交通事故で急死し、夫の経営する宝石商は火の車であることを知る。正気を取り戻した彼女は、店を売ろうとする義弟に反対し、夫の持ち帰ったダイヤを自らの手で売ろうと試みるうちに、昔の男に出会う……。
こう書くと、ミステリー要素満載のサスペンスっぽいんですが、実はすごくすごく淡々と描かれている映画です。立ち直ったマリアンヌ(カトリーヌ・ドヌーブ)は、夫の浮気を知り、宝石と夫の死のナゾをあかされ、昔の男と対決するのですが、どこも抑揚がありません。マリアンヌは「君は危険だ。狙われている」と言われるけど、危険を感じるシーンなんて全然なくて、どうもその設定が嘘くさく見えてしまう。
でもまあ、ドヌーブはさすがによかった。序盤でみせるアル中ちっくな焦点の定まらない顔つきから、後半のスーツ姿の変貌ぶりは、この映画の唯一の見所です。98年ベルリン映画祭で、ドヌーブはこの映画で主演女優賞を受賞しているようですが、いわゆる「大人」の女性のおさえた演技が良かったってことなんでしょうね。(99.10.03)
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