裏町の聖者 流[亡民]醫生 Mack the Knife

☆☆☆   マック先生、しぶい。優しい気持ちになる映画。(98.10.18)


監督:リー・チーガイ(1995)

出演:トニー・レオン、アンディ・ホイ、アレックス・トウ、
クリスティ・チョン、ラウ・チンワン

まえまえからファンの間で評判が高かった作品。「つきせぬ想い」「月夜の願い」「君さえいれば 金枝玉葉」などを制作した映画製作会社UFOの絶頂期に作られた作品だけあって、映画自体が「のっている」感じがします。日本のコミック「Dr.くまひげ」が原作。

マック(トニー・レオン)は、下町で娼婦やホームレスなどの診療を行う町医者。大病院に勤める若い医者ソー(アンディ・ホイ)、医者の娘でお嬢様のメー(ジジ・リョン)は、マックの診療姿勢に感服して彼の診療所でお手伝いをすることに(でも、きっと無報酬なんだろう)。マック先生は、事情あって香港の大学で勉強を続けられなくなり、海外で医師免許を取り、開業医になったのですが、大学時代のライバル・ロジャー(アレックス・トウ)は、卒業後エリート街道まっしぐらで、美人の彼女(クリスティ・チョン)と大学病院での偉い地位を同時に確保しつつあります。そんな2人が、眉毛の太い警官(ラウ・チンワン)が犯人をピストルで撃ってしまったことで再会。内心ではいまだに相手の腕をうらやんでいるロジャー。そして、ロジャーの彼女が気になるマック……。

マック先生は、やさぐれていて女好きで貧乏で、腕は超一流。帽子をかぶって、くわえタバコで、オルガンを弾くトニー・レオンは最高にかっこいいです。本作がデビューのジジ・リョンと向かい合わせになるとき、トニーが一瞬は彼女の足下を見て、負けないぞって感じで背伸びするんですが、このシーン、すごく微笑ましくて、いいんです。ジジは、モデルもやっているくらいの、すっごく背の高い女優なんですが、彼女の身長をストレートに利用しているんですよね。うまいなあ。(98.10.18)


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