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出演:ラジニーカーント、ミーナ、サラットバーブ
6月から東京で大ヒットしているインド娯楽映画。文句なしに面白いです。2時間46分のうち、1時間半は笑ってます。いわゆる昔の冒険活劇って、こういう感じなのかな。
大地主ラージャーの家で御者として働くムトゥは、旦那様ラージャーと大奥様のお気に入り。演劇好きのラージャーは、ムトゥをお供に夜な夜な芝居を見に出かけます。独身のラージャーは、叔父から叔父の娘との結婚を迫られますが、まだ早いと言い逃れをして、芝居三昧の毎日です。ある日、偶然に入った芝居小屋で、ラージャーは美しい主演女優・ランガに一目惚れ。ついたての先にランガがいるのを見つけたラージャーはプロポーズ。「芝居が終わって家に来てくれたら、結婚を承諾してくれたものと思う」。しかしランガは、ラージャーが話しかける前に別の場所に行ってしまっていたので、ラージャーの気持ちには気がつきませんでした。ムトゥも旦那様の気持ちなど知りません。
ある日、ラージャーが芝居の練習の段階から見物に行くと、おりしもランガが悪人にさらわれようとしています。ムトゥと2人で悪人集団をやっつけようとしますが、相手の数が多く、倒し切れません。ラージャーは、ムトゥに彼女を連れて先に逃げさせ、自分は残って残党をやっつけようとします。
逃げる2人を追う悪党ども。ムトゥは神業のような馬車さばき(こんな日本語ないか)でやつらから逃げ切ります。しかし、無我夢中で逃げているうち、道に迷ってしまいます。ようやく人に会っても、言葉が全然通じないと思ったら、なんととなりの県まで来ていたのです。なんとか2人がラージャーの屋敷に着いた頃には、ランガとムトゥはすっかり恋仲になっていました。
ランガが家に来てくれたことで、ラージャーはプロポーズを受けてくれたものだと誤解してしまいます。ムトゥは、旦那様が結婚するまでは自分は結婚などできないし、2人の関係も話せないと考えていたため、事態はどんどんややこしいことに……。
これは、ホントにスクリーンで見ることをお薦めします。大画面のほうが迫力があるのはもちろんですが、全然知らない周りの人と一緒に大笑いするってことも、この映画の楽しみのひとつだと思います。面白かったら、遠慮なく笑いましょう。
ムトゥ役のラジニーカーントは、インドでは大人気のスーパースター。見た目は、本当にただのおじさんなんですけど、活劇シーンになるとマジにかっこいい。存在感があって、スクリーン映えする人です。この映画を観て、本当に役者って顔だけじゃないんだなあと実感。本国インドでは、映画が始まる前にスタッフロールで彼の名前が出るだけで大喝采と聞きましたが、映画を見ると納得します。東京ファンタスティック映画祭でも予告編が流れると、拍手をするファンがたくさんいました。(98.11.14)
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