季節の話題     漢方の知恵袋バックナンバー  腰痛対策その2 慢性腰痛・腰痛体質の改善


『腰痛持ち』は、腰痛発作が起こらないよう、漢方で体質強化し、体操で筋肉を鍛え、ふだんの動作に注意をしましょう。


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┃漢方で体質強化
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曲げることができても伸ばすことができない場合は筋に病があり伸ばすことができても曲げることができない場合は骨に病がある。
『能屈而不能伸者、病在筋、能伸而不能屈者、病在骨』(霊枢)
筋は肝がつかさどり、骨は腎がつかさどる。
『肝主筋、腎主骨』
『腰は腎の府』

というわけで、なんといっても患う部位が腰にあるという点で、肝腎虚証の改善が必要です。
代表的な処方は『独活寄生湯(独歩丸)』(どっかつきせいとう・どっぽがん)
産後の慢性腰痛などにもとてもよい。

もともと胃腸が弱く、すぐに疲れ、筋肉が痩せているタイプは『十全大補湯』(じゅうぜんだいほとう)や『婦宝当帰膠』(ふほうとうきこう)などでこれを補う。

むくみやすい、風邪をひきやすい、汗をかきやすいなど、身体のバリア力が低く、寒さや湿気の影響を受けやすい体質の場合は、『防己黄耆湯』(ぼういおうぎとう)を一緒に用いる

足腰に力が入らない、足がふらつく、老化年齢にある、慢性疲労、病気を長く患った、手術をしたなどで体力が低下しているという場合は、『金匱腎気丸』(きんきじんきがん)などの地黄丸類や『海馬補腎丸』(かいまほじんがん)、『参茸補血丸』(さんじょうほけつがん)など体質に合った補腎剤で体力強化をはかる。

さらに壮年高年代は、大豆イソフラボンやカルシウム剤を補給して骨粗しょう症対策をおこなっておきましょう。
特に更年期からの女性は、骨粗しょう症が急速に進むそうですから要注意。

いずれもコツコツ続けて養うことが必要。

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┃生活養生と腰痛体操
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★食事をするときは、両方の奥歯を均等に使って噛む
★デスクワークのときは、足を組むと腰への負担が減る。しばしば足を組みかえる 
 1時間ごとにイスを立って、腰を伸ばすストレッチを行う

★同じ姿勢で長時間立つ場合は、10〜15cmくらいの高さの足置きを用意して、片足をその上に置くと腰の負担が減る

★重い荷物を持つときは、必ずきちんと膝を曲げ腰を下ろしてから、重さを確かめるように持ち上げる。

★ハイヒールは3cmくらい

★寝床は、薄めのふとん2枚を重ねた程度の硬さが最適
 うつ伏せ寝は厳禁。

★体重コントロール:肥満解消

★正しい姿勢で毎日ウォーキング

★毎日朝晩、腰痛体操を行い、腹筋と背筋のバランスを整える

(後記)自分の腰痛はほとんど回復しました。
情けない話ですが、腰痛初期に無理をしたため、今回ほど回復が長引いたことはありませんでした。おかげで漢方薬の効き具合をしっかり確かめることができ、いまや腰痛のプロ(?)かな。

『腰は腎の府』やっぱり肝腎を強化する処方ときちんと腰をいたわるのが回復の早道そして予防の鉄則のようです。そして腰痛体操、実行しています。

死ぬまで足腰と脳は元気で、人生を楽しみたいですね。

ここに紹介する情報はごく一部です。お近くに漢方相談をしてくれる薬局や医院があれば、是非じっくり相談して自分のタイプを判定してから用いる漢方薬を決めてください。

腰痛体質の改善
(腰痛対策その2)
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vol.096 (2005/09/23)



【目次】
 1)漢方で体質強化
 2)腰痛体操と生活養生(動画でもご覧いただけます)



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 参照)漢方検索




 参照)独活寄生湯(独歩丸) 

 参照)強靭な足腰は若さの象徴

 参照)腰痛対策その1 

 参照)イソフラボン 






  参照)萬有製薬ビデオ図書館
動画で腰痛を予防する体操や生活養生がごらんいただけます。
痛 腰痛を解消するために
東京都リハビリテーション病院 整形外科医長 吉田耕志郎 
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