耳鳴りが気になって・・・、近頃あっちのほうがめっきり・・・ 中年以降になるとよく交わされる会話です。実はこれ『腎虚』の『しるし』みたいなものです。 中医学的に五臓のそれぞれの症状は、体の穴を通じて外に現れるといわれています。 ┏━★━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃1 ┃耳と二陰 ┗━┛ 『腎は、上は耳に開竅し、下は二陰に開竅する』といわれます。 竅(きょう)とは、体にあいている穴をいい、開竅(かいきょう)とはその穴に開通するというような意味です。 二陰(にいん)とは、前陰と後陰の二つの穴で、生殖器、尿道外口、肛門などを含みます。 腎気が充実していれば、聴覚は鋭敏で、排尿、生殖系もしっかりコントロールできます。 腎虚になると、耳と二陰に顕著に症状が現れます。 耳鳴りや難聴、聴力減退、 1回の排尿量が少ない、排尿に時間がかかる、夜間尿、尿失禁、 慢性の下痢、大便失禁 インポテンツ、早漏、生理不順 などです。 腎は骨や脳との関係が深いので、 足腰が弱ってきたかなとか、もしかたら物忘れがひどくなったのかなと思うと同時に、排尿やセックスの問題、耳の聞こえに支障が現れたり、白髪が増えていたりすることがよくあります。 ┏━★━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃2 ┃髪 ┗━┛ 『腎の華は髪にある』といわれます。 頭髪の潤い、成長、脱落などは、腎の精気の現れで、髪が抜けるのは、腎の精気が衰えたことを示しています。 また、『髪は血の余たり』ともいわれ、血の栄養が不足すると白髪になります。 ┏━★━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃3 ┃『補腎』で若さの維持 ┗━┛ これらの症状が目立ち始めたら、積極的に補腎を始めるときといえるでしょう。 昨今サプリメントは多々あれど、1成分ずつ補充していたのではきりがない。それなら何千年もの治験を経て、ブレンドされ工夫を重ねられてきた漢方薬を服用してみるのもいいのでは。 そもそも漢方薬の歴史は、不老不死、抗老防衰を追求した歴史でもあり、補腎は究極の予防医学といえます。 ここに紹介する情報はごく一部です。お近くに漢方相談をしてくれる薬局や医院があれば、是非じっくり相談して自分のタイプを判定してから用いる漢方薬を決めてください。 |
体の穴に現れる『腎虚』の証 <腎その5> vol.092 (2005/06/23)【目次】 1)耳と二陰 2)髪 3)『補腎』で若さの維持 漢方目次 お問い合わせ メールマガジンお申し込み ![]() 参照)腎精 参照)補腎剤の発想は「若返り法」かも 参照)老化度チェック 足腰・精力・老化 関連ページ *不妊症(女・男 ) *腰痛体質改善・慢性腰痛 *腰痛対策ぎっくり腰 *精がつく生薬 *成長・老化・生殖系 *骨・髄・脳(発育不良と老化) *強靭な足腰は若さの象徴 |