季節の話題 漢方の知恵袋バックナンバー
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春は、なにかと決断を迫られる季節です。
なのになぜかイライラしたり、そわそわ、くよくよしたりとちっとも気持ち
が安定しない。
「キモが座る」「キモっ玉が大きい」「キモをつぶす」などという言葉は、
「肝」や「胆」という漢字を当てますが、中医学では「肝胆(かんたん)」
は神経系にも関与して表裏の関係にあり、肝気が伸びやかであれば
精神活動が活発になり、胆気が充実していれば決断を下せると考え
らています。
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☆ 。* 。☆ 【目次】 ☆ 。* 。☆
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1)臆病で優柔不断
2)さらに気になるこんな症状
3)ひどい花粉症かと思ったら(漢方体験)
4)冷やした胆(きも)を温める
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┃1 ┃臆病で優柔不断
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中医学で、胆(たん)の機能を胆気といい、これが弱ると、ちょ
っとした物音に怯えやすくなったり、ため息をついて考えてばか
りで心が決まらないといわれます。
なんとなく気持ちがスッキリしない、落ちつかない、体が重だる
いなどが思い当たるようなら要注意。
悩み事が多かったり、食事が不摂生で、夜食や外食が続いて脂っ
こいものを食べ過ぎたり、無駄に水分を取りすぎたりすると起こ
りやすくなります。
こんなとき舌の状態は、ぼってりして、舌の苔が厚めについて白
〜やや黄色みがかっていることが多いようです。ふだんより舌の
色が赤くなっていることもあります。
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┃2 ┃さらに気になるこんな症状
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気持ちの鬱滞が続くと、さまざまな症状を伴ってきます。
頭痛
頭がスッキリせず塞がる感じ
目がかすむ
耳が塞がる感じで聞こえが悪い
やたら夢を見る
口が苦い(特に朝起きたとき)
苦い水がこみ上げてくる
体が寒くなったり暑くなったりする
食べたものが痞えるようで腹がはる
めまい
不眠
驚きやすい
ため息
てんかん発作
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┃3 ┃ひどい花粉症かと思ったら(漢方体験)
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食事の後になると、鼻が塞がって頭痛がし体が重だるくなり、変
な花粉症だという。
花粉症なのに雨の日のほうが具合がよくないこともある
外に出て冷たい空気に当たったほうが、塞がってのぼせたような
状態が解消する
このところ気持ちが落ち着かない、季節が変わってきたせいか夜
眠りが浅い、日中急に眠くなる
食後に「星火温胆湯」という漢方薬を服用していただき、鼻づま
りや頭痛があっさり解消。気分も軽くなったそうです。
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┃4 ┃湿熱を取り胆気を落ち着かせる漢方処方
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「温胆湯(うんたんとう)」という処方があります。
驚きやすい状態を「胆(きも)を冷やす」ということから、これ
を落ち着かせるので逆に「胆を温める」と名づけられた処方です。
実際には、胃腸の働きを整えながら、無駄な湿熱を冷ましてすっ
きりさせる働きがあります。
イライラ感やのぼせ感、口の苦味があるときは、熱を冷ます働き
を強化した「黄連温胆湯」不眠があれば、気持ちを安らかにする
酸棗仁を加えた処方(商品名「星火温胆湯」)などアレンジされ
ています。
春の養生法
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ここに紹介する情報はごく一部です。お近くに漢方相談をしてくれる薬局
や医院があれば、是非じっくり相談して自分のタイプを判定してから用い
る漢方薬を決めてください。