もとから「元気いっぱい」の人や「ひ弱」な人がいるのは、もって生まれた素質(先天的な要素)もあるけど、だからって「虚弱体質だから仕方が無い」と気弱になることはありません。 生まれ落ちてからは、受け継いだ先天的なものを、食べ物と呼吸によって絶えず維持し、さらに強化していくことができます。 また逆に、養生せず疲労がたまったり、老化によって「気」は消耗してゆきます。 1)「気」が足りないと(気虚) ◆新陳代謝が低い 動きが緩慢、疲れやすい、なまあくび、息切れ ◆体が温められない 手足が冷える、寒がり、顔が青白い、排泄物がさらさらと薄い ◆バリアが弱い 風邪を引きやすい、 熱の上がり始めなどにすぐ汗がじわっと出てゾクゾク寒気がする ◆保持する力が弱く、漏れやすい すぐ腹をくだす、胃下垂、内臓下垂、脱肛、 尿がもれる、少し動くだけでじわっと汗をかく、生理出血がだらだら続くなど慢性出血 ◆水分コントロールができない 前記とは逆にスムーズに汗をかけない、尿がでない、むくむ ◆栄養が行き渡らない やせる、疲れやすい、持久力がない 眠い 2)気虚(ききょ)の生活法 ◆前かがみにならないよう心がけよう。 気虚の人は猫背の人が多い。 「気」を強化する胃腸と肺の動きを妨げないこと。 正しい姿勢で食事をよく噛んで食べ、肺を開く姿勢を維持して鼻から腹式呼吸をする癖をつけよう。 ◆朝は陽気が増す時間。 朝早く起き、昇る朝日の中を散歩して、深呼吸すれば、「気」は倍増。1日の活力が養われる。 これを実行するには決心が必要だが、やればそのよさがわかる。 ◆ついでに朝風呂 気虚の人は体温がなかなか上がってこないので、朝の動きが悪い。 散歩から帰ってきたら、その勢いで湯船に入り体を温めてみよう。熱めのお湯で短時間。長湯は禁物。 ◆疲れたら昼寝を15分 気虚の人はエネルギー切れしやすい。 無理しても効率は悪くなる一方なので、思い切ってうたた寝をしてしまおう。かえってすっきりする。ただし短時間。 ◆温かいものを食べる 冷たいものはたしなむ程度にし、温かいものを良く噛んで食べる。 大食いできるタイプではないので、1日4〜5回に分けて少しづつ食事をとり、しっかり消化し、確実にエネルギーを取り込むようにしよう。 3)気虚の月経過多または不正出血 上記の気虚の症状があって、血をとどめる力が低下すると、女性の生理に変化をきたす事があります。 早め早めに出血がはじまり、長々と続く。 出血の色はやや淡く、少量ずつ何日も続くことが多い。 くよくよと思い悩んだり、疲労がたまったり、偏ったダイエットなどでしっかり栄養補給されなかったりすると起こりやすい。 顔色蒼白、精神疲労、息切れしものうく、少食、あるいは動悸しやすかったり、腹に力が入らないなどの症状を伴うことが多い。 補中益気湯や帰脾湯などを用い、止血に田七人参を加えたりします。 田七人参 不正出血、月経過多 月経過多が続くとやがて貧血となり、生理出血の量は極端に少なくなります。 血虚 ここに紹介する情報はごく一部です。お近くに漢方相談をしてくれる薬局や医院があれば、是非じっくり相談して自分のタイプを判定してから用いる漢方薬を決めてください |
「気」が足りない(気虚)![]() vol.061(2003/12/11) 【目次】 1)「気」が足りないと(気虚) 2) 気虚(ききょ)の生活法 3) 気虚の月経過多または不正出血 漢方対策 漢方目次 お問い合わせ メールマガジンお申し込み ![]() 参照)漢方検索 体質関連 ◎体質チェック表 ◎舌で体質チェック ◎エネルギー不足 (気虚) ◎潤い不足 (陰虚) ◎血不足(血虚) (血虚) ◎老化度合い 成長・老化・生殖系(腎虚) ◎熱源不足 (腎陽虚) ◎無駄な水や脂肪の停滞 (痰湿) ◎無駄な熱の停滞 (血熱) ◎気の流れの停滞1(気滞) ◎気の流れの停滞2 (気滞) 女性の生理と漢方 |