●宇宙じゃなくても、強力なバリアが必要● 体の表面近く(皮膚やそのすぐ下の筋肉など)は、いわば外界と体内を隔てる高性能バリアです。 外界の変化に左右されることなく、体内がいつも安定した環境を保つために、様々な調節機能が働いています。 これが弱いと、アレルギー体質と呼ばれたり、季節の変わり目に体調を崩しやすかったり、なにかと虚弱な体質となります。 ●汗をかきすぎる人●運動をしたわけでもないのに、いつも手のひらや足裏、わきの下などがジトッとするのは、バリアの弱さの指標です。 そしてそんな人が運動をすると、汗がダラダラと出続けてなかなか止まらず、体のエネルギーをより多く消耗するので、バテやすく、そのまま体調を崩してしまったりすることがあります。 ●「バリア強度」チェック● 鼻炎の人は、汗をかく季節になると体表からの水分代謝が活発になるので、その分、鼻粘膜のむくみが改善され、一時的に症状が軽くなることがあります。 鼻の詰まった人が、お風呂に入って汗をかくと鼻が楽になるのと同じ原理。「症状が軽くなったから治った。」と勘違いしてはいけません。 アレルギー体質の人は体表のバリアが弱く、だらだらと汗をかきすぎて、あっという間に体力を消耗してしまいます。 すると、おしっこの出も悪くなり、結局、皮下に水分が過剰に停滞してまた、むくみやすくなります。 さらに、夜間に冷食冷飲や冷房で冷えたりすると、その翌日はてきめんで、朝起きるとまた鼻炎が再発したりします。それにしても、汗の季節は鼻の負担が少ないのは確か。
衛益顆粒(玉屏風散)、防已黄耆湯など「黄耆(おうぎ)」を含む漢方薬を利用する場合が多い。 衛益顆粒(玉屏風散)は、玉のようにすばらしい屏風(びょうぶ)を体の周りに立ててくれるという意味の、まさにバリアを強化する処方。 ●最近の漢方利用例(アレルギー性鼻炎&蕁麻疹)
症状が落ち着いて体調も良くなったので、(それでも冷えると一時的に鼻水が出る)夏は体質強化を図ろうと、衛益顆粒(玉屏風散)を服用することに。 ここに紹介する情報はごく一部です。お近くに漢方相談をしてくれる薬局や医院があれば、是非じっくり相談して自分のタイプを判定してから用いる漢方薬を決めてください |
黄耆(おうぎ)で体表バリアの強化![]() vol. 032(2002/07/11) 【目次】 ★宇宙じゃなくてもバリアが必要 ★汗をかきすぎる人 ★「バリア強度」チェック ★アレルギー性鼻炎の人は ★バリア強度をアップする漢方 漢方目次 お問い合わせ メールマガジンお申し込み ![]() 参照)漢方検索 参照)サプリメント一覧 花粉症・鼻炎関連記事 * *体力に差がつく体表バリア強度 *TV花粉症番組の脅威シジュウムなど *果物の皮に抗アレルギー効果(沙棘) *花粉症はスギが悪いか? *花粉症(暖かさで悪化するタイプ) *花粉症(寒さで悪化するタイプ) *秋冬のかゆみ *秋の鼻炎 ![]() |