季節の話題
漢方の知恵袋バックナンバー
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「この世に頭痛がなければ、私の人生どんなに爽やかなことか!」と、真
剣に思うほど、頭痛持ちの悩みは深い・・・
「私の頭痛は、母親に似たせいよ!」と恨んでみても、その悩みは解決さ
れるわけではありません。(遺伝するかどうかは残念ながら不明)
ここは冷静に、頭痛のタイプとそれを少しでも軽減する対策法をやってみ
ては、いかがでしょう。
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頭痛持ちの人の多くは、顔色が良くないように見えます。
顔色が悪いということは、体内の「気血」が充実していないことの現われ
です。「気血」が充実せず、しかもその流れが良くないと、「清陽不昇」といって、
体の一番てっぺんである頭部まで、十分なエネルギーを持ち上げることが
できなくなります。すると、頭部は、外の環境の変化(例えば、寒さ、暑さ、湿気、風など)か
ら守るバリアの力が弱まって、めまいや頭痛などを起こしやすくなるので
す。もちろん、疲れたり、ストレスがたまったり、生理で出血した後など、体の
内側の要因が大きくなれば、これも頭痛の引き金となります。また、鎮痛剤をしょっちゅう服用するような頭痛持ちの場合、鎮痛剤が血
液の消耗を助長し、さらに頭痛を起こしやすくする、という悪循環に陥って
いるケースも多いようです。●頭痛が現われたとき(応急処置)●
○あまりズキズキするときは、とりあえず冷やしてみる。
○寒気を伴うとき、または冷房などの冷気にあたり過ぎた場合は、温める。
入浴で温めても良いが、頭痛持ちの人は、体力を消耗するとひどくなるこ
とが多いので、長風呂は禁物。
(漢方薬:川キュウ茶調散など)○寝る。
横になるほうが諸々の緊張もほぐれるし、疲れが解消されると、頭痛も和
らぎやすい。○朝からモヤモヤと頭痛がはじまるときは、軽い運動でからだのウォーミン
グアップを行い、体内の流れをよくする。
(漢方薬:釣藤散など)○ひどい頭痛持ちの場合は、早めに鎮痛剤を服用して、必要以上に神経
を緊張させないようにする。そして鎮痛剤の服用回数を減らすために、コツ
コツ体質改善を続ける。●週末偏頭痛症●
平日の疲れがたまっていたり、緊張する毎日を過ごしている人に多い。
待ちかねた週末に気を抜いたとたん、しつこい頭痛があらわれる。週末も、平日と同じ時間に起床し、リラックスしながらも、家事や趣味など
をこなして体を動かす。だら〜っと過ごさないこと。
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●予防と体質改善●●普段の養生
○冷え性の人は、冷たい食べ物の食べ過ぎや、冷房のあたりすぎに注意。
○梅雨時など湿度が高いと、朝からモヤモヤとした頭重や偏頭痛に悩ま
されるという人は、水分や生ものの摂りすぎに注意すること。
運動などで気持ちよく汗をかいて、無駄な水を体から発散させるのも良
い。
○血流が悪い人の頭痛は、痛むところが固定していて、キリキリ、ズキ
ズキと痛むという特徴がある。そして舌の色が、健康な人と比べて紫が
かった部分があったりする。
女性では、生理前日や生理初日などに必ずひどくなる傾向がある。
よく運動し、血流を改善すること。 また筋肉を鍛えると、新陳代謝がア
ップし「気」も高まる。○感情の抑うつ、ストレスなどが引き金になって、偏頭痛を起こすことも
ある。急に起こり、同時に耳鳴りを伴ったりもする。
ストレスを感じやすい性格は変えられないが、ハーブティーやストレッチ
体操などで「気」の流れを滑らかにし、穏やかに過ごす工夫を。
体質面で「気血」が不足している事が多い。 体力的に落ちてくる更年
期にもこの頭痛が起こりやすい。●「気血」の充実 大雑把に言えば体力アップだが、これが体質改善の基本
○エネルギーの源である食事を、規則正しく、栄養バランスよく、胃腸の
消化吸収を促すためにもしっかり噛んで、がっちり食べること。
ダイエットなどで、偏った食事をすることは、もってのほか。○運動を続けること
むくみやすい人、すぐ疲れる人は、軽い運動から初めて継続し、少しず
つ筋力をアップすること。●漢方薬で手助け
食べたいが食べるともたれる、下痢をする
(補中益気湯など)モヤモヤした頭痛が起こりやすく、食べ過ぎると、顔がむくんだり鼻のと
おりが悪くなったりする
(半夏白ジュツ天麻湯など)貧血気味で、激しい運動後や生理後に頭痛がし、なかなか食事だけで
は追いつかない
(婦宝当帰膠 十全大補湯など)そろそろ更年期で体力低下を実感している、イライラしやすい、ほてりや
すい
(杞菊地黄丸など)●最近漢方治療した人の話題●
月に何回か、激しい偏頭痛に襲われるという20代女性
ほっそりした体型、生理痛もある。偏頭痛はいつ現われるか良く分らな
いが、仕事上のストレスもある生活。冷え性で疲れやすい。
婦宝当帰膠で「補血」し、生理前などは「逍遥丸」を適宜、噛んでたべて
もらうようにしました。
1ヵ月後、まだ頭痛は起こるが、なんとなく体調が良いとのこと。数ヶ月
続けるうちに、少しずつ激しい頭痛の発生回数が減ってきました。最近、男女問わず、太ることを恐れて、食べ方が少ないまたは偏ってい
る人が多いようです。この女性も、食事面でミネラル不足があるのでは
ないかと思われます。
漢方薬は、様々な動植物のエキスが集約されていて、実はミネラルバラ
ンスがとてもよいのです。=========================================================
ここに紹介する情報はごく一部です。お近くに漢方相談をしてくれる薬局
や医院があれば、是非じっくり相談して自分のタイプを判定してから用い
る漢方薬を決めてください。