知っていればこんなに差がつく漢方の知恵。  随時更新してゆきますので時々お立ち寄りください。
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休息が大切 静能生水 安静にしていると陰を守り養うことができる。

反対にイライラしたり悩んだり緊張したりが続くと陰を消耗し傷つける。
消耗してるなと思ったら、急がず騒がず緊張せず睡眠を充分とり、特に午後から夜にかけては面倒なことはせず気落ちを静かにしゆっくり呼吸するとよい


育てる親が知っておかなければなりません 三才看到老 3歳までの成長を見ればその子の将来がわかる

(3歳までにどんな育ち方をするか、それは将来の体の元気度から性格までに大きく影響を与えるそうです。健康な生活とあふれるほどの親の愛情としっかりとしたしつけはこの時期に。)
痛風やリウマチの痛みをたとえて 白虎歴節
(びゃっこれきせつ)
痛風やリウマチの痛みはとんでもなく痛い。これをたとえて
「虎に噛まれたような痛み」というそうな。

(いまや絶滅の危機にある虎。これに噛まれた経験を持つ人にはちょっとやそっとじゃお目にかかれそうもないけど、想像するだけでもかなり痛そう。)

「調食」(食べ方について)
「医心方」より
「食飲は、小を養い長に至るも、甚だ難し。逆午して変を致すこ と甚だし。豈に慎まざる可けんや、と」


「飲食一日も廃すべからず。まさに時に益すべく、亦、交々患を 為し、亦切すべし」

飲食というものは、生まれてから死ぬまでの命を養い続けるものであるが、大変難しいもので、食べ方を間違うと、生長の方向を逆にさせたり、いじけさせてしまうものであるから、慎重でなければならない。

飲食というものは、人の一生涯、一日も廃止することができないものであるから栄養となって利益することもあれば、いろいろな病気を発生させてしまうこともある

(飽食の時代とも言われる現代。食べ物が命を紡ぐ大切な作業だと認識して食事をとっている人がどれくらいいるでしょうか。
食べ方しだいで人生が決まる?!)


「食は過飽を欲せず、故に飢るに先んじて食すなり。
 飲むに過多を欲せず、故に渇くに先んじて飲むなり。」

満腹するまで食べてはいけない、故に空腹になる前に食べる。
飲みすぎてはいけない、故に咽喉が渇きすぎる前に飲む。

(腹が過ぎると勢いで食べ過ぎる、だから小腹がすいたくらいで食事を取る、とのですが、しょっちゅう食べてると結局食べ過ぎて太ることがあるので、つまりは、規則正しい時間に食事をするのがよいということになるのでしょう。)

「食すでに終われば、起ちて行くこと数百歩の中なれば、人を益 すること多きなり。
 暮れに食終われば、歩み行くこと五里にして、すなわち臥せば、 すなわち百病無し」
食事が終われば、数百歩以内の軽い歩行なら、体によい場合が多い
日の暮れに食事が終われば、五里の歩行をしてから床に就くようにするならば、いろいろな病気をしないで済むであろう

(中国でいう五里は3km強の距離です。日中の食後は数百歩でよいのですが、日が暮れてから食べた場合は、小一時間歩かなければなりませんね。
夜は、腹に物を溜め込んだまま寝ると体によくない。そのためにも、あまり夜遅くに食べないことが大切。)


酒に酔ったら
「医心方」より
「酒なる者は五穀の華味(かみ)の至りなり。故に能く人を益し、また能く人を損なう。その分剤を節して之れを飲めば、宜しく百脈を和し、邪を消し、冷を却くるべきなり。・・・物の効験酒に過ぐるものなきなり。宜しく慎みて、節度を失うことなかれ、と」 酒は五穀の精でつくったものであるから、人に有益なことが多いが、人を損傷することも多い。適量をわきまえて飲めば、脈を和らげ、邪毒を消し、体の冷えを除くことができる。
・・・酒ほど効験あらたかなものはないのだから、謹んで、度を失わないようにしなけらばならない」

(「五穀の華味(かみ)の至りなり」っていう表現が、すでに効験あらたかって感じがしますね。この表現を考えた人はきっと酒好き?)

「酒を飲み大いに酔わば、臥して上す可からず。当に数揺り動かして転側せしむべし」
大酔したときは、じっと寝たままではいけない。時々揺り動かすようにして寝返りをうたせてやるのがよい。

(酒で火照った体は、やさしく揺り動かして、その熱を緩やかに発散させるのが体にやさしい冷まし方。じっとしていると胃や腸が炎症を起こしやすい)
「酒に酔いて、風に当たる可からず。風に当たれば、人をしてイン(おし)を発せしめ、言うこと能わざらしむ、と」 酒によって、風に当たってはならない。もし風に当たると、オシになって、言葉がでなくなることがある。

(酒の火照りを外部から急に冷まそうとしてはならない)
「酒に酔いて、熱未だ解せざるに、冷水を以って面を洗う勿れ。瘡を発し、軽き者はサホウす、と」 酒によって、体内の熱がまだ冷めないうちに、冷たい水で顔を洗ってはならない。皮膚に化膿性の炎症を起こす。軽い場合でもニキビができる。

(酒を飲みすぎるとニキビができるという方、せめてぬるま湯で顔を洗うようにしてみましょう)

食べ過ぎの禁
「医心方」より
「食、過飽すれば、膀胱を傷り、百脈閉じて通ぜず。」
食べ過ぎると膀胱を痛め、すべての脈は閉じて通じなくなる。

(実際食べ過ぎ飲みすぎの後、妙におしっこが近くなることがあります)
「飽食して夜覆を失えば、霍乱を為す。」 食べ過ぎて夜寝具で覆わずに寝ると、霍乱を起こすことがある。

(霍乱とは、激しく吐き下すこと。食べて飲んでうっかりゴロ寝すると後でひどい目にあうことに。特に夏場はありがちなので、覚えておきましょう)
「養性の道、飲食して便ち臥し及び終日久しく座るを欲せず。皆寿 を損ず。」 養生の道は、飲食してすぐに寝ないこと。そして一日中座っているようではいけない。皆寿命を縮めることになる。

(夜食とデスクワークのし過ぎは要注意)
「飽食して坐し、乃ち以って行歩、及び作務する所有ざれば、但に益无きのみにあらずして、乃ち人をして積聚不消の病、及び手足の痺厥、面目梨干を得しめ、年寿を損賊するなり。
腹いっぱい食べて、座っってばかりで歩かず、仕事をしなかったりすると、いいことが無いばかりでなく、腹中の塊や、不消化の病気、手足のしびれなどの病気が起こったり、顔にシミがでやすくなり、寿命を縮める。

(思いっきり食べて飲んで、ぐうたらな生活をしちゃ健康によくないって事ですね。「腹中の塊」は胃腸の痞えだけでなく腫瘍なども含まれると思われます。)
若し常に為す所有るを得ず、又た食終わりて行くこと能わざる者は、但家中大に小に流述し、手をば博くし舞い、戯るの状の如きを止どむ可し。身中をして少しく汗せ使むれば、乃ち粉を傳けて止どめよ。延年の要なり、と。」 ふだんあまりからだを動かすことのなく、食事後も歩行することのできない人は、家族全員で、家の中を歩き回り、手を広げて舞い、遊ぶようにし、汗が出たら、天花粉をふって汗を止めなさい。長寿の秘訣である。

(楽しげでいいです。家族で楽しく過すことも長寿の秘訣だよ。ってとこでしょうか。)

夜食の禁
「医心方」より
「夜食に生菜を食らうを用いず。人を利せず」
夜食に生野菜を食べるのは利益がない。

(「人を利せず」って書かれてしまうと、その理由が判らずじまいだけど、想像すると、夜間は、体外からの有害物に対する免疫力が低下する時間帯。当時の生野菜は、湧き水と同じに虫の卵がついていただろうと思われるので、夜食べればろくなことはないということになるのでしょう。また、生ものは身体を冷やしやすいので、抵抗力の低下に拍車をかけることになるのかも。生ものは明るいうちに食べるのが無難。)
「夜食に諸獣に肉を用いず。人をして口臭からしむ」 夜食に獣類の肉を食べると口が臭くなる。

( 「獣類は口が臭くなる」とは妙にインパクトがありますね。脂っこいものを食べると消化不良を起こしやすいということでしょう。また陰陽で考えると、胃腸は陽、夜は陰。夜は胃腸の働く時間帯ではないのです。)
「夜食に新汲水を飲むなかれ。龍子を呑む被り、腸脹の病を生ず」
夜食に湧き水を飲まないほうがよい。虫の卵を呑む恐れがあり腸の張る病気になりやすい。
「夜食は恒に、飽満せずんば、人をして無病ならしむ。」

「夜食、夜酔すれば皆百病生ず。」

「夜食飽に至らば、脾につくを用いず眠り転ぜず、食消せず、人をして百病成さしむ」

夜の食事はいつでも満腹しないようにすれば、病気にならない。

夜食べる、夜酔う。これはあらゆる病気を起こすもと。

夜食をして満腹になったときは、すぐ眠ってはならない。食べ物が消化せず、病気になりやすい。
「夜に食すれば傷飽し、夜に飲めば大酔す。夏日に酔し飽して、流汗いまだ晞かざるに冷水をもって洗い、漬かり、特り扇にて風を引きて当たり、風露に臥して、因って酔えば、精をひく・・・」
夜に食べると胃腸を壊し、夜に酒を飲めば大酔する。

暑い夏の夜、大酒を飲んで汗が出てきた。汗はいやだからとさっさと水風呂に入ったり、冷房に当ったりして、無理に汗を引っ込めようとしちゃいけない。そんなことしちゃ、夏バテになることまちがいなし。

(夜に飲食して汗をかくときは、急に冷やしたりせず、しっかり汗を出し切ったほうが良いようです。
中医学では、飽食して、風に当たりながら寝入ったりすると、中風発作を起こしやすいといわれています。特に中高年の人は、覚えておきましょう。


咳の予防 防寒保暖、
飲食不宜甘肥、辛辣及過鹹、
戒煙酒、体育鍛錬
季節の変化に注意し保温に心がけ、甘いもの、脂っこいもの、辛すぎるもの、塩っぱいものの食べ過ぎに注意する。タバコ酒を慎む。体を鍛えて体力を高める。
季節の過ごし方 春三月此謂発陳 春の三ヶ月を発陳という。
芽を出し活動が始まる季節。静と動のメリハリをしっかり。日の入りに眠り日の出とともに起きて活動する。
夏三月此謂蕃秀 夏の三ヶ月は草木が生茂り、花が咲く時期。活動が盛んな時期で、日中が長いが怠けてはいけない。適度に体を動かし1日1回は発汗し気分もすっきりさせておく。
秋三月此謂容平 秋の三ヶ月は実を結ぶ時期。気分を平らかにし、欲張りすぎてイライラしないこと
※秋の養生を行わないと、肺を弱め風邪を引きやすくなったり、冬に下痢をしやすくなる
冬三月此謂閉蔵 冬の三ヶ月はじっくり蓄える時期。無理に激しい運動をして発汗したりすると冷えて腎を悪くする。
※冬に無理して動くと、動くべき春に手足がだるくて動けなかったり、鼻血が出やすくなる


1日を季節に当てはめる 四時の気 1年に四季があるように1日も気の変化がある
朝は春、昼は夏、日の入りは秋、夜半は冬
春は気が動き出し、夏はこれが盛んになり、秋は気を収め、冬はこれを蔵す
睡眠 夜臥早起 日の入りとともに寝て、日の出とともに起きる
※健康の秘訣は季節に逆らわないこと
不眠 胃不和即臥不安 飲食不摂生が続くと、眠れなくなる
※食べすぎ飲みすぎに注意して、深夜に食べないこと


じっとしていると 久坐久臥 即傷肺脾

動かないでいると肺経や胃腸系が弱る
※新陳代謝が低下してエネルギーを取り込む部分の機能が衰えるまた、動かないと筋肉が衰えて肺や胃腸を動かす力が低下する
久立傷腎 じっと立っていると「腎」を傷める
※「腎」とは腎臓だけでなく骨も含み、足腰などの衰えに通じる
久視傷肝 長時間目を使いすぎると「肝」を傷める
※肝は血液を蓄えているところ。血虚症状が現れる

気虚(エネルギー不足体質)の便秘 虚坐無便 便後即疲
初硬後溏
なかなか便が出ず、やっと出たもののその後ぐったり疲れてしまう
便の出始めは硬いがすぐにべとっとした状態になる。

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