唐津の祭り

 唐津くんち
 ● 唐津市には、数多くのまつりがあります。ここでは、代表的な唐津くんちを紹介します。

 唐津といえば、唐津くんち。11月2日から4日までの待望の日が近づくと、唐津は町も人も「くんち」も一色に塗りつぶされます。唐津くんちの曳山行事は、通称「からつくんち」と呼ばれる唐津神社の秋季例大祭です。唐津神社は、唐津初代藩主寺沢志摩守が唐津城築城の折り、城内三の丸の現在地に移してきたもので、藩政時代には、藩の祈願所となっていたものです。氏子の人たちは、自由には参拝できませんでしたが、旧暦九月二十九日のくんちには、曳山を奉納して、城内の神社への通行が許されていました。祭りの日程は、その後変わりましたが、藩政時代の唐津町民文化の証として、今でも全国から訪れる観光客を楽しませています。 唐津くんちの曳山行事の最大の特色は、全国的にも例をみない超大型の漆の一閑張り(木組の上に和紙をあつくはり、そのうえに漆を塗ってかたちをつくったもの)という技法で作られた十四台の芸術品・曳山を各町の曳子たちが、江戸の町火消しの装束で勇壮華麗に曳き回すところにあります。開幕は、2日の宵山。そろいの肉襦袢をまとった曳子たちが、勇壮華麗な曳山を曳き回して、夜の唐津の町に繰り出します。翌3日は「御旅所神幸」へむけて大いに気勢を上げます。これがくんち最大のハイライト。全十四台の曳山が西の浜に集結し、砂に足を取られながら、力一杯曳く様子は、この上なく見る人に感動をあたえます。そして、4日の「町廻り」では、力強く町中を駆けぬけ、やがて曳山たちは唐津神社となりの曳山展示場へ。このフィナーレとともに、唐津の町は、また来年のくんちへの準備に入ります。

● これは、刀町の木彫師・石崎嘉兵衛が、お伊勢参りの帰りに京都の祇園山笠をみて、それをヒントに町の人たちと一緒に赤獅子を作り、唐津神社に奉納したのが、現在の唐津くんちの曳山の始まりです。

1番曳山 刀町の「赤獅子」

2番曳山 中町の「青獅子」

製作:1819年(文政2)
幅 :3m
高さ:5.4m
重さ:1.8t
製作:1824年(文政7) 
幅 :2.5m
高さ:4.8m
重さ:1.8t

3番曳山 材木町の「亀と浦島太郎」

4番曳山 呉服町の「源義経の兜」
製作:1841年(天保12)
幅 :2.6m
高さ:5.3m
重さ:2.5t  
製作:1844年(天保15)
幅 :2.8m
高さ:6.1m
重さ:1.8t
5番曳山 魚屋町の「鯛」 6番曳山 大石町の「鳳凰丸」
製作:1845年(弘化2)      
幅 :2.2m
高さ:6.7m
重さ:2.5t
製作:1846年(弘化3)
幅 :2.05m
高さ:4.4m
重さ:4t
7番曳山 新町の「飛龍」

8番曳山 本町の「金獅子」

製作:1846年(弘化3)
幅 :2.2m
高さ:6.8m
重さ:1.75t
製作:1847年(弘化4)
幅 :3.1m
高さ:5.5m
重さ:1.8t
9番曳山 木綿町の「武田信玄の兜」 10番曳山 平野町の「上杉謙信の兜」
製作:1864年(元治元年)
幅 :3.7m
高さ:6.2m
重さ:1.8t
製作:1869年(明治2)
幅 :2.4m
高さ:6.7m
重さ:1.8t
11番曳山 米屋町の「酒呑童子と源頼光の兜」 12番曳山 京町の「珠取獅子」
製作:1869年(明治2)
幅 :3m
高さ:6.2m
重さ:1.8t
製作:1875年(明治8)
幅:2.6m
高さ:5.2m
重さ:1.8t
13番曳山 水主町の「鯱」

14番曳山 江川町の「七宝丸」

製作:1876年(明治9)
幅 :2.5m
高さ:5.9m
重さ:1.5t
製作:1876年(明治9)
幅 :2m
高さ:6.3m
重さ:3t

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このページの最終更新日は 2005年11月05日 です。